看護部長ブログ
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Ozawattiの徒然なるままに 1.緊張感の中で新年度スタート 2.患者さんへの手作りマスク

2020年4月

1. 緊張感の中で新年度スタート

 新型コロナウイルス感染症拡大が終わりの見えない中、院内でも多くのイベントや研修等が縮小または中止となる緊張の中で新年度がスタートしています。セコム提携病院神奈川ブロック合同入職式が毎年横浜で執り行われていましたが、今年度は各病院での単独挙行。当院では入職者の距離をとるために、さらに職種を分けて2回挙行としました。看護部では、看護師19名、介護福祉士10名、ディカルアシスタント2名の新人さんを迎えました。

 入職後集中して実施する新人さんたちの集合研修は早々に中止とし、絆が深まる宿泊研修も泣く泣く中止(+.+)。それでも集合研修がなくなって病棟に行く時期が早まった分、現場で実践的に学んでいる姿や、先輩のあとをしっかりちょこちょこついて教わっている姿を見ると、それなりに一人前に見える(!)とホンワカします。患者さんのことをたくさん知って、真の一人前になっていってくださいね。

 そして、新人研修だけではなく、クリニカルラダー研修も6月末まですべて中止を決めています。(4月下旬現在)今年度から内容、システムをリニューアルしたので残念ではありますが、とにかく今は「三密 密閉・密接・密集」(厚労省3月28日発表)を作らないこと、取り除けるリスクは取り除くよう注力していきます。安心して研修が実施できる日が早く来ることを祈ります。


セコム医療システム布施取締役会長からのビデオメッセージ
SSDの伊藤さんの発案で
新入職員へのお祝いメッセージで桜を作りました。
「三密」を避けるために屋上でオリエンテーション
                  

2.患者さんへの手作りマスク

 市販のマスクが手に入りにくい今、患者さんに「マスクを準備してきてください」というお願いはむずかしく、かといって病院からお渡しするほど豊富なわけではなく、リハ等で院内を行き来する患者さんに着用していただくマスクをどうするか?・・行き着いた結論は、「こうなったら作るしかない!」ということで、患者さんへのマスク作りが始まりました。

 全部署に布、ストッキング等の寄付を募り、隙間時間でマスク作りに参加できる人も募り、ミシンやアイロン、アイロン台も持ち寄っていただくことができました。はじめは要領を得なかった作業でしたが、あっという間にこつをつかんで、もはや職人となってました(笑)。

 実際に着用していただいた患者さんからは、「ありがたい」といううれしい感想や、「ちょっと小さい」「通気性が今ひとつ」というご意見もいただき、今後に活かしていきます。手作りマスクには、患者さんを護りたいという職員の思いが込もっています。すべての患者さんを護っていくために、まだまだ作ります!


           
木村リハ部長(左)が参戦!
歯科衛生士さんも参戦!!
最後の仕上げは手縫い。
マスクのゴム部分はストッキングです。
あっぱれ、ストッキング!!

Ozawattiの徒然なるままに 1.新型コロナウイルスへの対応 2.別れ

2020年3月

1. 新型コロナウイルスへの対応

 新型コロナウイルスによる感染症が拡大を続け、緊張感の中で毎日を過ごしています。病院では面会制限、イベント中止、外来開始前のミーティング、職員は出勤時に検温、手指衛生、マスク着用、会議の縮小、換気等々、患者さんを守るために感染が持ち込まれない・自分が感染しない・感染を持ち込まないように、皆で今できることに取り組んでいます。

 たった一人が感染対策を怠ったり、'このくらいなら'という油断が感染を拡げてしまうこと、防護具を外すときが失敗しやすいこと(私自身、過去にこれでノロに感染・・)、不特定多数が触る箇所や共有するのものはリスクが高いこと等を、感染管理認定看護師として活動していたときに痛感しています。

 目に見えないウイルスに対する不安は大きいと思いますが、正しい知識と正しい行動で対峙していくしか予防法がないと考えます。患者さん・自分自身・周囲の仲間や大切は人を守るために、一人ひとりがやるべき対策にこれからも努めて参ります。


院内のイベントはすべて中止。
つるカフェも当面お休み
いつもはご家族でにぎわうサンルームですが、
使用中止として、回復期の面談をここで行っています。
出勤時も検温実施

 ●新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ

                   

2.別れ

 3月は別れの時期です。看護部でもいくつかの別れがあり、当院に長く勤めてくれた外来のA看護師とT看護師、認知症看護認定看護師の榎本係長、臨床心理士のOさん、・・あたたかい仲間が次の道に進んでいきました。

 安心感、信頼感があり、いつもそこにいてくれて当たり前の存在の皆さんだったので、退職の申し出があった時には寂しさが溢れてしまいました。それでも次の道を明確に目指す姿は輝いていて、頑張ってほしいと素直に思いました。残る私たちは、仲間が築いてきたものを引き継ぎながら進化させていくことがエールに変わると思います。あらたに進んでいく皆さんと看護部皆の未来に大いに期待します!!

前列真ん中が榎本係長。
認知症ケアの実践・指導・相談に大きく貢献してくれました。
いつも優しくあたたかく職員を支えてくれた
臨床心理士のOさん(真ん中・花束)
お2人のお陰で、外来患者さん・職員が安心して
外来診察を受けることができました。(右:Aさん 左:Tさん)

Ozawattiの徒然なるままに 1.セコム医療フォーラム 2020 2.降臨!「鶴巻神セブン」!?

2020年2月

1. セコム医療フォーラム2020

1月末に、セコム医療システム株式会社が主催する医療フォーラムがセコム原宿本社で開催されました。医療フォーラムは毎年開催され、北は北海道から南は神戸まで、全国のセコム医療グループ施設が出席します。

 今年度は「スポーツの祭典!スポーツからの学び~今、改めて強い組織と人材育成に臨む~」というテーマでした。昨年大いに盛り上がったラグビーワールドカップに続き、今年は東京オリンピック・パラリンピックの開催です。セコム医療グループでは取り組みの一つとして、「チーム医療の強化」を挙げています。

 厳しい戦いの中、勝利を目指して臨むアスリートから、チームワークやリーダーシップ、目標達成に向けたプロセス、モチベーションの維持などを垣間見ることができ、その視点で講演をいただくということで、2011年ワールドカップ日本代表主将を務めた菊谷崇さん、2015年・2019年ラグビーワールドカップ日本代表チームトレーナーの青野淳之介さん、アテネ・北京・ロンドンの3大会連続でパラリンピックに出場された射撃パラリンピアンの田口亜希さんがご登壇されました。

 モチベーションを鼓舞する働きかけ、'従来型'から'変革型'リーダーシップの発揮、思考力への刺激、ワンチームになるのではなくワンチームにする、惜しみない情熱、ハードのバリアフリーが整っても使うのは人・ソフトのバリアフリーに救われる等々、心に響く言葉をたくさんいただきました。

 計り知れない努力、孤独、圧力、犠牲等がありながら、決して表に出すことはないアスリートだからこそ、私たちに真の感動となって伝わってくるんですね。今日の学びはぶれない強い意思として、今後の管理に活かしたいと思います。

セコム医療フォーラム2020
左から、田口亜希さん、地域連携室・岩川室長
青野淳之介さん、小澤。
真ん中が2011年ワールドカップ日本代表主将
を務めた菊谷崇さん。格好いい!

2. 降臨!「鶴巻神セブン」!? 

 神奈川県看護協会が主催する「令和2年 新春のつどい」に行ってきました。その年に何かしらの長期研修を受講したメンバーを中心に、複数人で参加しています。昨年は諸事情で参加できなかったため、昨年ファーストレベルを修了したメンバーも含めて、看護科長4人、看護係長2人、私の7人で参加しました。(これがこの日の「鶴巻神セブン」!?)

 来賓として、黒岩神奈川県知事、神奈川県病院協会会長、日本看護協会勝俣専務理事ほか、高名な多くの方にご出席いただきました。黒岩知事からは、看護学部は増えているが看護師数は人口10万人対比でみると神奈川県は全国2番目に不足していることや、県で積極的に推進している未病への取り組みについて等のお話しをいただきました。

 おいしいお料理とマリンバ演奏、久しぶりに会う他施設の仲間との懇談など、楽しいひとときとなりました。何より一番笑えた出来事は、帰り道にみなとみらいの夜景をバックに7人で写真を撮ろうと仕事帰りのサラリーマンにシャッターをお願いしたところ、そのグループの中のお一人が一緒に写っていただいた(というか、写ってきた?・・)ことです。何だか持ちがほんわかする出来事で、おかげでよい1枚が撮れました!ご協力ありがとうございました❤


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