看護部長ブログ
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Ozawattiの徒然なるままに 1.看護師特定行為実践に同行 2. セコム提携病院外国人介護・看護師合同交流会

2020年11月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀

1.看護師特定行為実践に同行しました

2020年も残り2か月となりました。これからインフルエンザの本格的流行シーズンとなりますので、新型コロナと合わせて、より一層感染対策が求められる緊張した日々を迎えます。今年は職員のインフルエンザワクチン接種は「密を避ける」ため、外来では1日あたりの人数を制限する体制になります。そのため、例年よりも接種期間が長くなり、今年の接種はもう少し後になりそうです。

さて、先日久しぶりに特定行為実践に同行しました。法人施設の一つである老人保健施設・ライフプラザ鶴巻の村松副施設長兼看護長(当院の特定行為実践看護師の一人目!)もチームの一員として参加しています。特定行為を実施する看護師の「手」が優しくあたたかいということはずっと感じていましたが、久しぶりに見学して、実践を積み重ねた人たちの技術は、さらに「技」になっている!と感動!!この感覚をどのように説明したらよいのかいろいろ調べていたら、すとんと落ちた記事を発見しました。

「技神~WAZAGAMI~」https://wazagami.com/に書かれていたことは、「'技術'はそれを持っている人がこのようにやったら誰でもこういう答えが出るという普遍的な再現性を持ち、しかも科学的に確立されたレベルにあるもの。(中略)ところが'技'はそれを持っている人だけが使いきれるものであり、このようにやったらこういう答えがでるという個人的再現性は持っていますが科学的な解明はされていないスキル。(続く)」

まさしくそうそう!!行為としての技術を次世代に教えることはできても、教わった人がその人と同じようにできるのかというとそんなわけにはいかず、「積み重ねる」意義は、「技」を生み出すことにつながると心に落ちました。次はどんな発見があるのかわくわくします。


「何かした?」と思うくらい、スッと行為が終了し、患者さんも安楽、安心。


声かけや観察は基本です。


左から、下田科長、柏木副部長、水谷科長、村松看護長兼副施設長

2.セコム提携病院外国人介護・看護師合同交流会

セコム提携病院や施設には、多くの外国人人材が所属しています。定期的に交流会が原宿本社ビルで開催されますが、今回はリモート交流会となりました。三喜会には、当院に中国人看護師1名、横浜新緑総合病院に中国人看護師2名・介護技能実習生1名が在籍し、活躍しています。今回は、この4名が当院に集まってリモート交流会に参加しました。

セコム医療システム会長挨拶、社長講和から始まり、自己紹介、職種に分かれてディスカッションを行いました。私は、最初と最後だけの参加で、ディスカッションの内容は把握していませんが、漏れ聞こえたことは、「コロナになって友達と会えなくなった。遊びに行く機会がなくなった。」という感想もあれば、「出かけなくなり貯金が増えた。」という明るい(?)感想もありました。

小松社長の講和で「コロナのせいでできない・我慢することもあるけれど、この状況になったから感じた大切なことや感謝することもある。それを大切に、これからも挑戦し続けてほしい。」というエールが送られました。母国を離れて挑戦する皆さんの姿は本当にすばらしいです。ぜひ、目標に向かって進んでいってくださいね。


看護師の3名。ディスカッションは看護職と介護職で分かれるため、
介護職の1名は別室でリモート


小松社長の講和の一説に引用されたアンネフランクの言葉。「太陽の光と雲ひとつない青空があってそれを眺めていられるかぎり、どうして悲しくなれるというの?」どんな環境にあっても希望をもって生きたいという思いです。


Ozawattiの徒然なるままに 1.秋の異動 2. 新しい顔 その5

2020年10月

1.秋の異動

 夏の猛暑が幻だったかのように涼しくなり、気づけば10月になりました。10月1日は、看護部にとっては「秋の異動日」でもあります。異動になる主な対象者は、昨年4月に新卒で入職した職員です。当院は亜急性期~回復期、慢性期、終末期等、多機能の病棟を有しており、そこで求められる知識、技術は当然異なっています。そのため、同時期に入職した職員の学べる機会をできるだけ均等にしたいという願いで、この時期に異動を実施しています。いわゆる「2年目の職員」にとっては初めての異動であり、不安や緊張が伴い、中には「この病棟(機能)でずっと学びたい」という人もいます。それでも、さまざまな機能を学んで成長してほしいという願いは変わりません。

 異動した場所で経験を積むうちに、「こっちの(機能の)方が自分にあっている」という職員も少なくありません。また、異動することによって職員のつながりが拡がり、院内での知り合いも増えていきます。異動をマイナスにとらえるのではなく、新たな挑戦ととらえて成長していってほしいと思います。


 さて、先日、食堂に'シェフ'がやってきました。イベントメニューのカレーを提供してくださり、おいしくいただきました。いよいよ食欲の秋だ!と気分が高まり、新型コロナの感染は続きますが、患者さん・ご家族、職員にとって少しでも楽しみのある秋になることを願っています。


食堂では定期的にイベントメニューが提供されます。
ゲストが登場されることは貴重!


カレーは辛さはおさえられていてまろやかクリーミー、鶏肉がやわらかーい!
グレープフルーツジェリー(左上)は果肉ざくざくで美味❤


看護部にいる古矢さんのお弁当を突撃訪問。
何の予告がないにも関わらずこのクオリティ。おいしそう!

2.新しい顔 その5

 5年間、地域連携室で活躍してくれた岩川科長が、今年度看護部に戻ってきました。岩川科長は脳卒中リハビリテーション看護認定看護師であり、地域連携室ではその豊富な知識を大いに活用して、他病院や地域とのつながりを構築してくれました。

 看護部に戻った当初は、岩川科長を長く知っている職員は5年ぶりに見る白衣姿に笑い(私も大笑い!)、地域連携室での姿しか知らない職員は「新しい科長さんですか?」といった反応でしたが、周囲をよそに本人はわくわくした様子!それから半年が経過しましたが、患者さん、職員とともに考え、喜び、悩み、ときに叱咤し、病棟で起こる一つ一つのことに真摯に向き合いながら、充実している様子が伝わってきます。本人からは「頑張りまーす!」と元気な言葉をもらっていますので、これからも頑張りを支えていきたいと思います。


チームステーションの奥にある科長デスク。
管理業務に奮闘!


回復期リハ病棟では、日々変化する患者さんに
対するチームでの情報共有は欠かせません。

Ozawattiの徒然なるままに 1.新しい顔 その4 2. 研修が開催できることに感謝!

2020年9月

1.新しい顔 その4

 5月のブログで紹介した「外来・地域連携室・教育担当」に続いて、今回は「介護人事担当係長」を紹介します。

 当院には現在120名強の介護職が在籍していますが、人材確保は欠かすことができません。昨年度までは私も地方の学校回りを行い(今年度はコロナの影響ですべて中止)、目の当たりにしたことは、学生数の減少とそれに伴い閉校が決まった学校が増えているということでした。超高齢社会の現在、介護職の需要は高まる一方で、成り手がいないという問題は深刻です。そこで、当院での介護職確保を強化するために、「介護人事担当」のポジションを今年度立ち上げました。

 売りは、「担当者が介護福祉士であること」です。その役を担ってくれている鈴木 大輔介護係長は、介護教員資格も有しており、現場のこと、学校のことがわかるという強みがあります。最近では介護福祉士養成校の非常勤講師も務め、講義を聞いた学生が、「鈴木先生のような介護福祉士になりたい」と夢を描いて入職してくれたケースもありました。

 鈴木係長からは、「鶴巻温泉病院の介護の魅力を存分に伝えながら、貴重な介護人材の採用につなげられるよう頑張ります!」と頼もしい言葉をもらっています。あらたな役割を創造してくれることを見守っていきます。

鈴木 大輔介護人事担当係長。普段はこう。
外回りや『介護の先生』の時はこう。

2.研修が開催できることに感謝!

 毎年8月に恒例になっている外部講師による「問題解決のためのプレゼンテーション研修」を、今年度も開催することができました。病院や施設でのクラスターのニュースを聞くたびに、同じ医療従事者として心が痛み、当たり前にやっていたことができなくなっている今、研修が開催できることは本当に感謝すべきことなんだと感じています。


ラダーⅡ-1レベルの「問題解決技法・プレゼン力」研修。講師は東京工芸大学の大島武先生。とてもわかりやすい!


4つのテーマを各グループに振り分け、時間内に仕上げます。今年のテーマは「志村けんについて」、「日本の世界遺産について」などでした。


4ラダー選択コースの「段取り力」研修。「チームをまとめ仕事をやり遂げるために段取り力が必要、うんぬんかんぬん・・・」

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