鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
看護部管理者の「マネジメントラダー」の本格的運用を始めて2年が経過しました。「マネジメントラダー」とは、看護/介護管理を実践するために必要とされる能力を指標として掲げたものです。
看護部の一般職員の教育は「クリニカルラダー」で進みますが、役職者(副主任・係長・科長(科長代理)・副部長)の教育は「マネジメントラダー」に変わります。管理者としての役割を果たすために、自身の経験を振り返り、指標と現状から課題を認識した上で、一歩ずつ目標に向かって進んでいきます。
2年が経過した今回の判定会では、副部長、科長、係長の中から「ラダーⅡ」の認定者が誕生しました。書類の提出に四苦八苦している様子を見ていたので、ほっと一安心です。あらためて、おめでとうございました!日々の努力は必ず実を結びますので、今回認定を逃した方もこれからも頑張ってくださいね。
マネジメントラダー認定証を準備中
認定証の贈呈式!?
副部長2名、科長8名、係長2名が「マネジメントラダーⅡ」の認定を受けました。
こちらは「セカンドレベル」を修了した岩川科長。よく頑張りました!
今年の桜は早く、例年ならば入職式の頃に迎える見ごろが、すでに過ぎてしまいました。それでも桜に負けないさわやかな新入さんたちがやってきましたよ!看護部では、看護師12名、介護福祉士6名の新人さんを迎え、皆がワクワクした気持ちになっています。先日、2年目を迎える看護師に、「先輩になるね。」と声をかけたら、「とっても楽しみです??」と笑顔で返してくれ、そんな風な温かい気持ちからもうれしさが伝わってきました。
入職式は3年ぶりに、セコム提携病院神奈川ブロック3病院での合同入職式を対面で行うことができました。これから鶴巻温泉病院の一員として、皆さんの成長する姿を楽しみにしたいと思います。
入職式ではセコム医療システム取締役・布施会長からの講話もいただきました。
恒例になった、新人さんへのメッセージで飾った桜の木。全部署からの気持ちを込めたメッセージです。
健康診断の日は朝食抜きで来てもらうため、健診後は食堂で食事が提供されました。その際、嚥下食を含めた患者さんのための食事も試食しました。
鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
新型コロナウイルス感染状況は改善傾向を続け、屋内マスク着用判断が個人にゆだねられたり、5月には2類から5類に変わることも決定し、これからは本当の意味での「withコロナ」が各自に問われてくるようになりますね。
院内でもさまざまな制限を少しずつ解除し始めました。まずは『面会の再開』です。コロナ前のように、いつでも何人でもというわけにはいきませんが、(基本)予約制として始まりました。ご家族の姿を見て涙ぐむ患者さんもおり、そんな様子を見て私も胸がいっぱいになりました。家族の大切さをあらためて実感した場面でした。
次は『看護部集合研修の再開』です。延期されていたラダーレベルの成果発表会やケア実践報告会、副主任研修等を開催することができました。発表会・報告会は1つ1つが意義深く、コロナ禍でも患者さんにしっかり向き合っている姿が伝わってきて感激しました。まとめは大変だったと思いますが(「大変でしたか?」と投げかけたら、皆がうんうんと大きくうなずいていました)、経験を振り返り、自分の行動や思考を言語化し、看護・介護の本質について探っていくことは、学びと成長の機会になります。一回り成長している皆さんの姿をとても頼もしく感じました。
4月は、3年ぶりに対面での「セコム提携病院神奈川ブロック合同入職式」が予定されています。コロナ感染のリスクは変わりませんが、コロナ前の日常に近づいていけるよう向き合っていきたいと思います。
ラダーⅠ(h)の発表会テーマは「ケア実践」です。
16名の皆さんの患者さんへの関りの発表は、1つ1つが心に沁みました
ラダーⅡは「論理的思考」と「事故要因分析」の2つから選択し、業務改善あるいは'Im Safer'に取り組んだ内容の報告会でした。
副主任研修。副主任さんが一堂に集まるのは1年3か月ぶり。同じ立場で発散するのはとても大切。みんな時間が足りないくらい盛り上がっていました!
鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
2023年が始まりました。病院では新年の始まりに、いくつかの恒例行事があります。その一つが「仕事始め式」です。コロナ流行前は多くの職員が出席していましたが、ここ数年は出席者を限定して実施しています。院長の『年頭のあいさつ』に続き、近くにいる人同士でお互いをほめあいます。'ほめる'ことは、相手との関係が良好になる、相手に自信とやる気をあたえる、自分の気持ちも前向きになる等、たくさんの効果が得られます。
今年は近くにK介護科長がいたので、髪型をほめてみたところ、「ほめるときのポイントは外見ではなく、性格や行動、考え方やセンスなど」と指摘されてしまいました(汗)。いかに普段からほめていることが少ないかと内省・・。 ほめあっているその場は笑い声があふれ、コロナに負けない明るい年になると確信しました!
そして、仕事始め式の締めは、こちらも恒例になった総務課・稲垣係長です。病院の繁栄と職員の健康を願い、どうぞこの一年もよろしくお願いいたします。
(左)鈴木院長 (右)総務課・稲垣係長
かけ声は「えい、えい、おー!」です。総務課には大変お世話になっております。
比々多神社参拝。
(左)小澤 (真ん中)鈴木院長 (右)田村事務長
比々多神社に飾られていたウサギの置物。
ウサギは「成長」や「飛躍」の象徴と言われているので、ぜひあやかりましょ❤。
久しぶりにひいたおみくじは大吉!
ガラスのうさぎのストラップは、科長さんたちへのお年賀。
当院のリハビリテーション部には、レクリエーション活動を提供してくれるレクリエーショントレーナーがいます。レク活動を通じて患者さん・入所者さんの心身機能の維持向上や心の元気の回復を目指し、また生活がより豊かになることを最重要課題として四季折々のイベントを企画してくれています。(私も入院中にお世話になりました。2019年2月のブログ参照)
直近の活動の一つに『一緒に咲かせませんか』があります。ガラス窓に貼った梅の木に、梅の花びらを貼っていくというものです。梅の花びらの色塗りや花びらの形に切ることもレクの一環として患者さんが行い、1枚1枚に患者さんの心がこもっています。そして、木の枝はあえて高く伸ばし、'高い枝に貼るために(患者さんに)身体を伸ばしてもらう'という意図があるそうです。
'行きたくなる場所・コミュニティになってほしい'というレクトレーナーの方々の熱い思いも感じながら、ぜひご覧になってみてください。
レクリエーショントレーナーの戸田さん(左)と上野副主任(右)。
いつも楽しめるレクの提供をありがとうございます。
すべて患者さんの手作り。本館東棟1Fの梅の木は、2月末まで展示予定です。