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Ozawattiの徒然なるままに 1.ささやかなクリスマス(1) 2.ささやかなクリスマス(2)

2022年12月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
看護部長ブログバックナンバー

 1.ささやかなクリスマス(1)

 院内でCOVID-19がぽつぽつ増え始め、11月に予定されていた医療機能評価受審目前に受審予定病棟に発生があり、結局受審が延期となりました。機能評価受審に向けては、ここ数か月間看護部全体で準備してきたため、肩の力が抜けたというのが正直な気持ちです。それでも、日々の実践を振り返る有意義な機会になりました。急遽受審の連絡がきても、あわてずに対応できるよう整えておきたいと思います。

 そして、今月に入り「第8波」が猛威をふるいました。職員、患者・入所者さんの感染者が増え、転病棟、職員リリーフ体制、臨時会議、防護用具・物品追加購入等々、あわただしい日々を過ごすことになりました。現在は収束に向かい平常を取り戻しつつありますが、渦中の現場では、職員自身も感染の不安を持ちながら(実際に感染を受けてしまった職員もいました)、専門職としての責務を果たそうとする勇姿に、ただただ深謝の念を抱くばかりでした。皆さんの尽力に感謝します。

 そんな中でもあちこちの病棟にクリスマスの飾り付けがありました。患者・入所者さんが、ほんの少しでも明るい気持ちになっていただきたいという職員の思いが伝わるといいなと願います。

ささやかなクリスマス

鶴のまきちゃんもクリスマスヴァージョン(左上)
手作りのオーナメントに'愛'を感じます

                   
 2.ささやかなクリスマス(2)

 プリティさん、プリヤさん、イラキヤさんが入職して5か月(詳細は2022年8月のブログに記載)。3人はのみ込みが早くて、任せられることも増えています。そして、どんどん上達する日本語で、患者さん・入所者さん・職員とのコミュニケーションを積極的に図っています。

 毎日の夕食は3人一緒ということで、食事当番が決まっているそうです。作った料理を病棟にも時々持ってきてくれて、私もちゃっかりいただきました!

 コロナ禍で、それぞれの病棟では歓迎会や忘年会を催すことができませんが、鶴巻に来て初めて迎えるクリスマスなので、雰囲気だけでも感じてもらいたいと思い、3人を食事に誘いました。結局、インド料理になりましたが(笑)、メニューを解説してもらいながら至福のひと時を過ごすことができました。これからもよろしくお願いいたします。

ささやかなクリスマス

お仕事姿編:(左)プリヤさん (真ん中)プリティさん (右)イラキヤさん、笑顔が素敵です。

                          
ささやかなクリスマス

プライベート姿編:(左)イラキヤさん(真ん中)プリティさん (右)プリヤさん、beautiful!

ささやかなクリスマス

いただいたチキンのカレー煮込み。スパイスが効いていて本場の味わい!

Ozawattiの徒然なるままに 介護福祉士大活躍~第2弾 1.実行委員長完遂! 2.介護職向けパンフレットリニューアル 3.学び続ける

2022年11月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
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 1.実行委員長完遂!

 10月に「第29回日本介護福祉士会全国大会・第20回日本介護学会inかながわ」が横浜・大さん橋ホールで開催されました(ハイブリッド形式)。この栄えある学会の実行委員長に当院の篠原雅代介護係長が抜擢され、任務を完遂いたしました!

 学会テーマは「逃げる・生きる・整える」。'えっ?どういうことだろう?'と思い聞いてみると、自然災害や感染症に翻弄されている今、介護福祉士が持つ「逃げる技術、生きる知恵、そして人と環境を整える智慧」は地域の中の潤滑油になり得る、という思いが込められていることがわかりました。その内容は、研究発表はもちろん、災害に関する基調講演、マインドフルネス、朝ヨガなどもあったり、充実したものでした。以下、篠原実行委員長のコメントを紹介します。

 『参加者全員が体を動かし、心を震わせ、感じ、考え、学びを深める大会としたい』という熱い思いで約1年前から準備をしてきました。大きな役割を全うできるのか不安でしたが、神奈川県介護福祉士会会長をはじめ実行委員メンバー、多くのボランティアさんに助けられ無事に開催することができました。達成することの喜び、人とのつながりの大切さを深く感じた貴重な経験ができました。

 大変、お疲れ様でした。

「第29回日本介護福祉士会全国大会・第20回日本介護学会inかながわ」

「第29回日本介護福祉士会全国大会・第20回日本介護学会inかながわ」

(右)神奈川県介護福祉士会会長のコッシュ石井美千代さん
(左)実行委員長を務めた篠原介護係長

                   
 2.介護職向けパンフレットリニューアル

 介護職採用に向けたパンフレットをリニューアルするために、撮影が行われました。今回のパンフレットのコンセプトは「オンとオフ」です。介護は人に関わる仕事、自分の普段の生活の様子が仕事(介護)に現れる。仕事の内容を伝えるだけではなく、プライベートの時間も紹介して当院の介護を知ってもらいたい。そんな願いを込めました。現在は刷版待ちとなっています。出来上がったらぜひ皆さんに見ていただきたいと思います。

「第29回日本介護福祉士会全国大会・第20回日本介護学会inかながわ」

看護師と意見交換する「オン」の一コマ

                          
介護職向けパンフレットリニューアル

イラキヤさん、プリヤさん、プリティさんもモデルに。かわいい仕上りです!

                         
 3.学び続ける

 2018年11月のブログで「キネステティクファシリテーターネオ」の資格を持つ鈴木龍司介護係長を紹介しました。資格取得後、こつこつと活動を重ね、その姿とキネステの効果を実感して、後に続けとばかりに(!?)キネステを学んでいる職員がいました。学習段階ごとに時間と費用が必要ですが、自己研鑽として学んでいることに感銘を受けました。学び続ける人は輝いています!

介護職向けパンフレットリニューアル
     

サポーターレベルを修了した原田将光さん。
「これからもこつこつ継続して学んでいきます。」

     
介護職向けパンフレットリニューアル
  

サポーターレベルを修了した相内寿副主任。
「動きを分析して言語化することを学び、動きを人に伝えるときに役立っています。」

                 

「シンカナース」インタビュー


             

Ozawattiの徒然なるままに 1.病院機能評価受審に向けて奮闘中! 2.医療的ケア教員講習会の開催と参加

2022年10月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
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 1.病院機能評価受審に向けて奮闘中!

 2017年11月に病院機能評価を受審し(ブログ参照)、あれから早5年。今年も11月に受審が決定しています。慢性期・緩和ケア・回復期リハ機能を合わせた4つの病棟が受審対象になります。昨年末にプロジェクト(=PJ)チームを立ち上げ、看護部の代表は森副部長としました。

 看護部では、まず前半は自部署の自己評価を各科長に行ってもらい、その結果を持ち寄って皆で確認するという場を作りました。そうすることで、各病棟の課題や良い取り組みが全体で共有できるという効果があります。結果はそれぞれで持ち帰り、スタッフや関係部署と共有し、改善に取り組んでもらいます。後半の中心はラウンドと模擬受審です。ラウンドでは現場の科長に対応してもらいながら、スタッフからもいろいろ聞き取ります。そのためラウンドメンバーの気配がすると、病室から出てこなくなったり目を合わせない等、賢い態度(!?)のスタッフもいました(笑)。受審まであと1か月ですが、日頃やっていることを評価してもらい、とにかく無事に終了することを祈ります!

病院機能評価受審

(患者・家族になりきって)
「今日の私の担当スタッフはどこを見ればわかりますか?」

                     
病院機能評価受審

後ずさるスタッフをつかまえ(!)聞き取り中(笑)

病院機能評価受審

外来部門のラウンド。神明係長のありのままの回答にしばしほっこり。

病院機能評価受審

他部門合同で、当日に備えた質疑応答のシュミレーション。

 2.医療的ケア教員講習会の開催と参加

 医療的ケア教員講習会とは何かについて説明する前段として、次の経緯をお話ししておきます。介護職員等によるたんの吸引等は「医療行為」と整理されているため、従来禁止されてきました(当面のやむを得ない措置として、一定の要件下でのみ運用)。それが、社会福祉士及び介護福祉士法(1987年成立)の一部改正により、一定条件下での介護職員等による喀痰吸引等が可能となりました(2012年4月1日施行)。この一定条件下とは、①介護福祉士及び一定の研修を受けた介護職員、②施設が県の登録を受けている等です。

 では本題です。医療的ケア教員講習会とは、喀痰吸引等(医療的ケア)を行おうとする介護職員等に指導する看護師(「指導看護師」と呼ぶ)を育成する講習です。指導看護師の資格を取得すると、喀痰吸引実地研修の講師や喀痰吸引研修の指導講師、実務者研修の「医療的ケア」授業の講師等が担えるようになります。当院では「介護喀痰吸引等研修(実地研修)」の受け入れを行っているため、現在16人の看護師が指導看護師の資格を有しています。今回はさらに増やすべく、講師を病院にお呼びして6名が受講しました。講習は1日で完結ですが、制度や感染予防、安全管理、喀痰吸引や経管栄養の基礎的知識、実施手順と指導・評価方法のポイント等、幅広い内容になっています。講習会は無事に終了しましたので、先の人たちに見習って、これから活躍してもらいたいと思います。

医療的ケア教員講習会

医療的ケア教員講習会

あらためて知ることや他職種に教える技など、多くの学びがあったようです。

医療的ケア教員講習会

講習を受けることで、講習会講師を務めることができます。
(真ん中で話されている方が講師)


「シンカナース」インタビュー


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