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Ozawattiの徒然なるままに 介護福祉士大活躍~第2弾 1.実行委員長完遂! 2.介護職向けパンフレットリニューアル 3.学び続ける

2022年11月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
看護部長ブログバックナンバー

 1.実行委員長完遂!

 10月に「第29回日本介護福祉士会全国大会・第20回日本介護学会inかながわ」が横浜・大さん橋ホールで開催されました(ハイブリッド形式)。この栄えある学会の実行委員長に当院の篠原雅代介護係長が抜擢され、任務を完遂いたしました!

 学会テーマは「逃げる・生きる・整える」。'えっ?どういうことだろう?'と思い聞いてみると、自然災害や感染症に翻弄されている今、介護福祉士が持つ「逃げる技術、生きる知恵、そして人と環境を整える智慧」は地域の中の潤滑油になり得る、という思いが込められていることがわかりました。その内容は、研究発表はもちろん、災害に関する基調講演、マインドフルネス、朝ヨガなどもあったり、充実したものでした。以下、篠原実行委員長のコメントを紹介します。

 『参加者全員が体を動かし、心を震わせ、感じ、考え、学びを深める大会としたい』という熱い思いで約1年前から準備をしてきました。大きな役割を全うできるのか不安でしたが、神奈川県介護福祉士会会長をはじめ実行委員メンバー、多くのボランティアさんに助けられ無事に開催することができました。達成することの喜び、人とのつながりの大切さを深く感じた貴重な経験ができました。

 大変、お疲れ様でした。

「第29回日本介護福祉士会全国大会・第20回日本介護学会inかながわ」

「第29回日本介護福祉士会全国大会・第20回日本介護学会inかながわ」

(右)神奈川県介護福祉士会会長のコッシュ石井美千代さん
(左)実行委員長を務めた篠原介護係長

                   
 2.介護職向けパンフレットリニューアル

 介護職採用に向けたパンフレットをリニューアルするために、撮影が行われました。今回のパンフレットのコンセプトは「オンとオフ」です。介護は人に関わる仕事、自分の普段の生活の様子が仕事(介護)に現れる。仕事の内容を伝えるだけではなく、プライベートの時間も紹介して当院の介護を知ってもらいたい。そんな願いを込めました。現在は刷版待ちとなっています。出来上がったらぜひ皆さんに見ていただきたいと思います。

「第29回日本介護福祉士会全国大会・第20回日本介護学会inかながわ」

看護師と意見交換する「オン」の一コマ

                          
介護職向けパンフレットリニューアル

イラキヤさん、プリヤさん、プリティさんもモデルに。かわいい仕上りです!

                         
 3.学び続ける

 2018年11月のブログで「キネステティクファシリテーターネオ」の資格を持つ鈴木龍司介護係長を紹介しました。資格取得後、こつこつと活動を重ね、その姿とキネステの効果を実感して、後に続けとばかりに(!?)キネステを学んでいる職員がいました。学習段階ごとに時間と費用が必要ですが、自己研鑽として学んでいることに感銘を受けました。学び続ける人は輝いています!

介護職向けパンフレットリニューアル
     

サポーターレベルを修了した原田将光さん。
「これからもこつこつ継続して学んでいきます。」

     
介護職向けパンフレットリニューアル
  

サポーターレベルを修了した相内寿副主任。
「動きを分析して言語化することを学び、動きを人に伝えるときに役立っています。」

                 

「シンカナース」インタビュー


             

Ozawattiの徒然なるままに 1.病院機能評価受審に向けて奮闘中! 2.医療的ケア教員講習会の開催と参加

2022年10月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
看護部長ブログバックナンバー

 1.病院機能評価受審に向けて奮闘中!

 2017年11月に病院機能評価を受審し(ブログ参照)、あれから早5年。今年も11月に受審が決定しています。慢性期・緩和ケア・回復期リハ機能を合わせた4つの病棟が受審対象になります。昨年末にプロジェクト(=PJ)チームを立ち上げ、看護部の代表は森副部長としました。

 看護部では、まず前半は自部署の自己評価を各科長に行ってもらい、その結果を持ち寄って皆で確認するという場を作りました。そうすることで、各病棟の課題や良い取り組みが全体で共有できるという効果があります。結果はそれぞれで持ち帰り、スタッフや関係部署と共有し、改善に取り組んでもらいます。後半の中心はラウンドと模擬受審です。ラウンドでは現場の科長に対応してもらいながら、スタッフからもいろいろ聞き取ります。そのためラウンドメンバーの気配がすると、病室から出てこなくなったり目を合わせない等、賢い態度(!?)のスタッフもいました(笑)。受審まであと1か月ですが、日頃やっていることを評価してもらい、とにかく無事に終了することを祈ります!

病院機能評価受審

(患者・家族になりきって)
「今日の私の担当スタッフはどこを見ればわかりますか?」

                     
病院機能評価受審

後ずさるスタッフをつかまえ(!)聞き取り中(笑)

病院機能評価受審

外来部門のラウンド。神明係長のありのままの回答にしばしほっこり。

病院機能評価受審

他部門合同で、当日に備えた質疑応答のシュミレーション。

 2.医療的ケア教員講習会の開催と参加

 医療的ケア教員講習会とは何かについて説明する前段として、次の経緯をお話ししておきます。介護職員等によるたんの吸引等は「医療行為」と整理されているため、従来禁止されてきました(当面のやむを得ない措置として、一定の要件下でのみ運用)。それが、社会福祉士及び介護福祉士法(1987年成立)の一部改正により、一定条件下での介護職員等による喀痰吸引等が可能となりました(2012年4月1日施行)。この一定条件下とは、①介護福祉士及び一定の研修を受けた介護職員、②施設が県の登録を受けている等です。

 では本題です。医療的ケア教員講習会とは、喀痰吸引等(医療的ケア)を行おうとする介護職員等に指導する看護師(「指導看護師」と呼ぶ)を育成する講習です。指導看護師の資格を取得すると、喀痰吸引実地研修の講師や喀痰吸引研修の指導講師、実務者研修の「医療的ケア」授業の講師等が担えるようになります。当院では「介護喀痰吸引等研修(実地研修)」の受け入れを行っているため、現在16人の看護師が指導看護師の資格を有しています。今回はさらに増やすべく、講師を病院にお呼びして6名が受講しました。講習は1日で完結ですが、制度や感染予防、安全管理、喀痰吸引や経管栄養の基礎的知識、実施手順と指導・評価方法のポイント等、幅広い内容になっています。講習会は無事に終了しましたので、先の人たちに見習って、これから活躍してもらいたいと思います。

医療的ケア教員講習会

医療的ケア教員講習会

あらためて知ることや他職種に教える技など、多くの学びがあったようです。

医療的ケア教員講習会

講習を受けることで、講習会講師を務めることができます。
(真ん中で話されている方が講師)


「シンカナース」インタビュー


Ozawattiの徒然なるままに 1.ニュースに取り上げられました 2.さっそく次の候補生との面接

2022年9月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
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 1.ニュースに取り上げられました

 コロナ第7波の局面の7月に、神奈川県健康医療局医療危機対策本部から「新型コロナウイルス感染症患者の入院受入実績のない病院での受入をはじめとする対応病床の確保・拡大について」の通知がありました。内容は、(1)「これまでコロナ入院受入実績のない病院における新たな病床確保」、(2)「既に対応病床を有する病院における病床拡大」の依頼です。慢性期機能の当院ではコロナ受入を行っていませんでした(下り入院は除く)。けれども、地域医療に貢献するべく、この通知を受けて病床申請を決定しました。受入病床は地域包括ケア病棟の2床です。患者受入に向けて、ハード面・ソフト面さまざまに準備を整えました。

 そして、患者を受入れたそのタイミングで取材の申し込みがありました。コロナが拡大する中、慢性期でもコロナ患者の受入が始まっている現場の状況をニュースで取り上げてくれます。受入れる患者は「症状が落ち着いている」「軽症」という条件ではありますが、1人でも多くの方の療養支援を行っていきたいと思います。そして、受入が決定し、対応してくれる職員には心からエールを送ります。

受入病床は地域包括ケア病棟の2床

地域包括ケア病棟の一角にコロナ受入病床を2床確保しました。

受入病床は地域包括ケア病棟の2床

個室の外から病室の中の様子を撮影。

受入病床は地域包括ケア病棟の2床

実際の映像(イメージ)。

受入病床は地域包括ケア病棟の2床

実際の映像(イメージ)。地域包括ケア病棟管理者の大科科長より、
「慢性期でも協力して、地域貢献に努めていきたい」とのコメントです。

 2.さっそく次の候補生との面接

 前回のブログで、当院に入職となったインド人特定技能実習生3名を紹介しました。3名とは定期面談を行っていますが、成長のスピードが速いと感心しています。できる行為が着実に増え、難しいと思う漢字もどんどん書けるようになっており(例えば、「導」)、計画した指導スケジュールが前倒しになりそうな勢いです。そんな姿を見て「次も採用したい」という思いが固まっていたところ、早々にその機会が回ってきました。来春入国できる候補性が紹介され、さっそくインドとつないで候補生とリモート面接を行いました。今回は4名と面接することができ、私も少し慣れてきた分、ちょっと突っ込んだ質問もしましたが(笑)、誠実な態度と素敵な笑顔で皆さん対応してくれました。選抜しなければならないことに心が痛みます・・。順調に進むと来春には入職になりますので、春の楽しみが一つ増えました❤。

次の候補生との面接

皆さんの笑顔はとても素敵でした。

次の候補生との面接

日本で介護職を目指す理由や休日の過ごし方、ちょっと突っ込んだところでインドの結婚事情について聞いてみました(笑)


「シンカナース」インタビュー


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