鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
毎年6月に病院賞の表彰があります。前年度、病院の質の向上、知名度向上、運営等に功績のあった個人もしくは団体に贈られます。今回も自薦・他薦合わせて多くの推薦があり、審査の結果、看護部の個人・チームがたくさんの賞をいただきました(詳細は「院長通信2022年 第6号」)。
看護部の受賞者は、チャレンジドスタッフ・コーチ、市民ワクチン接種チーム、クラスター対応にあたった病棟、介護医療院における食事介助スタッフ募集システムを企画した『介護業務タスクシフトプロジェクト(PJ)』です。介護支援PJは院内全体を巻き込んだ新しい試みとして評価され金賞を受賞しました。そこには他病棟スタッフ、リハ部、地域連携室、歯科衛生士、医師!、そのほか協力してくれた職員がいたからこそ受賞につながったと感じます。
受賞者、ならびに受賞こそならなかったものの推薦された個人・チーム、さらに推薦はなかったもののコロナ禍で日々頑張ってくれている職員一人一人が賞に値すると思います。次年度も一人一人の実践、活躍が評価されることを楽しみにしています。
銅賞のチャレンジドスタッフ・コーチ。
(チャレンジドの言葉について、よろしければこちらのホームページをご参照ください。 https://www.prop.or.jp/about/challenged.html)
銅賞の市民ワクチン接種チーム。
現在も活躍中です。
銀賞のクラスター対応病棟。
一致団結で短期間に収束することができました。
金賞の介護業務タスクシフトPJ。
院内初の新たな発想で取り組み、多くの職員から協力をいただきました。
「第16回セコム医療・介護グループ関東地区合同研究発表会」が開催されました。ここ2年は対面ではなく、あらかじめ録画した発表を視聴する形でしたが、今年度は現地とリモートのハイブリッド形式で行われました。
当院からはリハ部、栄養科、看護部がエントリー。看護部からは、介護医療院の立ち上げから関わってきた青木科長(現在は特殊疾患病棟管理者)が「身体拘束ゼロに向けた職員の意識の変化~病院から施設への転換 介護医療院での取り組み~」というテーマで発表しました。
内容は、療養病棟から介護医療院へ転換し、それまでは経鼻カテーテル等の自己抜去予防や医療的に必要と判断した場合、やむを得ず『ミトン』等を着用していたけれども、介護施設では身体拘束が禁止。そこで拘束ゼロを目指して取り組み、実現できた経過において職員はどのような意識の変化があったのかをインタビューからまとめた研究です。
この発表が見事銀賞を受賞しました!拘束廃止に取り組む中で、経管栄養の入所者さんが経口摂取ができないか試み、好きなものからトライした結果、経口摂取に移行でき、その方の笑顔のスライドは感動する1枚でした。時間に追われながら毎日研究に取り組む姿を見ていたので、「努力が報われたね」と喜び合いました。大変お疲れ様でした。
セコム医療・介護グループ関東地区
合同研究発表会ポスター
会場はこんな感じ。
見事に銀賞を受賞した青木科長。おめでとうございました!