現在、当院には日本慢性期医療協会看護師特定行為研修を修了した看護師が3名います。修了後は、主に「創傷管理関連」区分の「褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去」と「創傷に対する陰圧閉鎖療法」の実践を重ね、さらに先月から「呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連」区分の「気管カニューレの交換」を始めました。
初めは、交換に難儀し途中で医師をコールする場面もありましたが、'何がどうだったのか'を振り返り、次に生かしています。看護師の心があふれる見事な技に感動!、高い志を感じる輝く笑顔にさらに感動! これからもその姿を追い続けていきたいと思います。
カニューレ交換実践の様子
左)3期生・下田科長 中央)2期生・柏木副部長
右)4期生・水谷科長、頼もしい3人。
院内で突然の心肺停止、もしくはそれに近い状態が発生した場合に、職員が応援を要請し救命処置等の対応ができるように、年に4回コードブルー訓練を行っています。先日、その訓練が実施されました。
「南館1階駐車場(今回訓練の場所)、コードブルー」の放送が繰り返され、南館1階の看護部にいた私は、'私が真っ先に・・'と勇んで駆けつけましたが、すでに数人が駆けつけており、蘇生訓練が始まっていました。(スタッフのすばやい行動がすばらしい)医師、看護師、介護福祉士、社会福祉士、その他職種、新人さん、ベテランさん、・・たくさんのスタッフが真摯な態度で訓練に臨んでいました。
最後に医師からの、「有効な胸骨圧迫ができなければ人命救助はできない」、「カオス(混沌・混乱)の場面で、リーダーシップをとっていく1人の存在が重要」という言葉に身が引き締まりました。
心臓マッサージ、人工呼吸、AED使用等の実施訓練の様子