学びサポート室 加藤 久美子
看護部では2016年からマネジメントラダー委員会を立ち上げ、試行錯誤を重ねながらシステム開発を行い、2022年からラダー制度の導入を開始しました。看護管理者だけではなく、介護管理者も管理能力向上のためにラダー制度を活用しています。当院の6つの能力は「目標管理」「人間関係」「看護と介護の質の評価」「倫理」「人材育成・自己啓発」「組織連携」となっています。
2023年からは対象者に向けて研修を開始しました。昨年は「目標管理」と「組織連携」、今年は「倫理」に関する内容の研修を行いました。対象者が約50名いるため2回に分けて実施しました。副主任、係長、科長が一堂に会することは今までありませんでしたので、研修を通して様々な意見交換ができました。
マネジメントラダーシステムはまだまだ課題も多く、手探り状態ではありますが委員会メンバーと協力しながらブラッシュアップしていきたいと思います。
研修では必ず挨拶に始まり、挨拶に終わります。「語先後礼」が染みついています。
学びサポート室 科長 加藤久美子
当院では、看護職の業務をサポートしているナースエイドを対象に年6回の研修を企画しています。1回1時間の研修で講師は病棟科長が担っています。
8月の研修では「ベッドでの移送」を実践しました。移送役と患者・利用者役となり、段差や方向転換の仕方、患者・利用者への声かけについて体験しました。患者・利用者役では「少しの段差でも揺れがある」「声かけがあると安心する」、移送役では「2人の息が合わないと搬送しにくい」「思ったより力がいる」などの意見が聞かれました。
※研修ではナースエイド同士での移送を体験していますが、実際には看護師と行い、ナースエイド(無資格者)のみで行うことはありません。
看護部教育新聞(2024年より「まなサポ新聞」)は2014年から発行をスタートしました。
バックナンバーも合わせてご覧ください。看護部職員以外の皆様にも、当院の教育に対して興味を持っていただけたら嬉しく思います。