専門・認定看護師委員会 加藤 久美子
当院では新人1名に対して継続的に指導・評価を行う「実地指導者」を1名配置しています。その実地指導者を対象に専門看護師と認定看護師が講師を担い、5月28日に研修を行いました。テーマは「技術指導を振り返ろう」です。新人が入職して2か月経過し、指導者としてどのように技術指導を実施しているのか、新人の立場からはどう見えているのか、患者は新人と指導者が一緒にケアすることに対してどう感じているのかなどを考える機会としました。
技術に関してはそれぞれの専門分野から「食事介助」、「血液培養」、「輸液ポンプの取り扱い」、「家族対応」とし、場面設定を提示してロールプレイを行ってもらいました。 ロールプレイ後は、それぞれが指導者、新人、患者役を体験し、感じたことを共有してまとめ発表を行いました。まとめでは「褒められるとうれしい」、「新人に目が向いていたので患者への声かけも忘れない」、「指導者は手順や根拠を理解して指導しなければいけない」、「指導者も不安になることはあるのできちんと上司に表出する」などの発表がありました。最後はそれぞれの分野から、技術に対してのワンポイントアドバイスを伝え、研修を終了しました。
今回の研修で実施指導者は普段から新人にやさしく指導している様子が感じ取れました。この学びを新人や患者に還元して欲しいです。
輸液ポンプの動作確認中
血液培養(検体採取)
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。
教育専従 介護係長 足立原 崇
今年の新人が入職してもうすぐ1年が経過しようとしています。
この日は新人最後の研修として、1年のまとめとチームワーク・メンバーシップについて学びました。午前中は、1年間をそれぞれが振り返り、次年度に向けた課題、新たな目標をまとめました。皆それぞれに成長できた喜びや自信につながった経験、まだこれからも学び続けていきたい気持ちなどを発表していました。
1年間の成長と次年度に向けた目標を発表
午後はチームワーク・メンバーシップを学ぶため、チームに分かれてドミノ倒しをしました。ドミノ倒しにはルールと目標が設定されています。一人ひとりがチームの一員であり、役割を持っていること、チームの目標達成のために何ができるかを考え取り組むことができていました。
チーム力アップを目指してドミノ対決
次年度は先輩となる新人の成長を間近で感じ、関わることができた1年間は私にとっても特別なものとなりました。新人のみなさん、これからもさらなる成長を期待しております。
最後に研修修了証をもらいました
新人のみなさん、研修おつかれさまでした
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。尚、撮影時のみ一時的にマスクを外しております。
教育専従 介護係長 足立原 崇
今年の新人さんが入職して約7か月経過しました。入職時には緊張した表情を見せていた新人さんも今では立派なチームの一員として現場で活躍しています。
10月30日には「目指す看護師・介護福祉士に向かって」と題し、研修を行いました。この研修では、入職から現在までを振り返り、自分たちの考える看護師像・介護福祉士像についてグループワークをしました。入職時と比べて一人で実践できることが徐々に増えた喜びや、まだ不安が残る技術などを踏まえ、目指す看護師・介護福祉士について活発な意見交換をすることができました。
グループでそれぞれの思いを共有しました
緊張しながらも協力して発表出来ました
グループでの話し合いから下半期に向けた抱負や決意をまとめて発表をしました。
発表の中には
・患者さんの人生に寄り添いたい
・自立支援を大切に介護したい
・自分の行動に責任を持つ
・学び続ける意欲を持つ
・観察力を向上させていきたい
など、それぞれ専門職としての自分の思いを他者へ伝えることができていました。
また、どの職員も立派に成長し、発表することができていました。残す研修もあとわずか、引き続き新人さんの成長を願い、支援していきたいと思います。