スタッフコラム
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教育・研修・実習

看護部教育専従 今年度の新人研修が終わりました

2021年3月

 2020年4月1日に新たな看護師・介護福祉士が仲間入りしてからもうすぐ1年が経とうとしています。今年度はコロナ禍ということもあり、様々なところで制限がかかり、入職時の研修は変更や中止を余儀なくされました。

 その後の研修も密にならないよう、1つの研修を2~3回の少人数制とし、感染対策を講じながら7月にやっと研修を再開することができました。しかし、楽しみにしていた宿泊研修は、行うことができずにとても残念でした。そんな新人として最後の研修を2月22日・27日に行いました。

 コロナ禍においても、皆一歩一歩課題を乗り越え、1人1人の成長した姿をみることができました。とても嬉しかったです。最後に教育専従科長より『新人研修修了証の授与』を行い、その後、集合写真を撮りました。

今年度の新人研修
<2月22日 参加者>

今年度の新人研修
<2月27日 参加者>

 大変な1年を乗り切った新人たちのこれからの成長が楽しみです!

 ※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。
(尚、写真撮影の時のみ、一時的にマスクを外しております)

看護部教育専従 12月、3つの発表会が無事に終了しました

2021年2月

 コロナ禍ではありますが、感染対策を講じながら、12月に3つの発表会を実施しました。

その1:クリニカルラダーⅡ-1 業務改善実践報告会(発表者14名)

 病棟で業務改善を行い、その成果を発表しました。業務改善を通し、リーダーシップ能力について振り返ることができました。

その2:クリニカルラダーⅠ-2 実践発表会(発表者15名)

 クリニカルラダーⅠ-2(共歩者)の実践発表会は初の取り組みでした。1年間の学びや病棟での新人との関わり、自己の役割等の取り組み、看護・介護観を発表することで実践内容が明らかとなり、発表者の達成感にも繋がりました。

その3:クリニカルラダーⅡ-2以上 業務改善実践報告会(発表者10名)

 論理的思考について、eラーニングで学習した上で、各自ロジックツリーを作成。それを基に実践した病棟での取り組みをまとめ、成果発表を行いました。皆、発表にも慣れており、堂々と発表することができていました。

クリニカルラダー
クリニカルラダー
クリニカルラダー

 様々な制約がある中でしたが、それぞれの成長や1年の成果を発表することができて良い時間となりました。

※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。

摂食嚥下障害看護認定看護師「奥深いとろみの世界」

2020年12月

摂食嚥下障害看護認定看護師 加藤 久美子

 去る10月3日、ラダーⅡ以上の職員を対象に専門看護師・認定看護師が「トータルケア研修」という研修を行いました。その中の1コマを担当し、上記をテーマにとろみについて講義や演習を実施しました。

 当院ではとろみの使用者が多く日常的に使用していますが、職員自身が体験する機会はあまりありません。そこで、改めてとろみについて見直すきっかけになればいいなと考え、研修を企画しました。

模型を使用し、嚥下について説明しています
模型を使用し、嚥下について説明しています

 研修ではラインスプレッドテスト(とろみのついた溶液が一定時間に広がる距離をみることによってとろみの程度を数値化する方法)を行い、当院のとろみの分類が合っているか確認を行いました。中間のとろみは若干の違いが出ましたが、薄いとろみと濃いとろみに関しては誤差がないことが確認できました。またダマを作り、それも判定しましたが中間のとろみが薄いとろみより値が大きくなりました。

 受講者からは「少しぐらいのダマは大丈夫かと思っていたけど、こうして数値で確認すると誤差が大きいのが分かり、きちんと規準通りにとろみを作ろうと思いました」との感想がありました。

実際にラインスプレッドテストを行っています
実際にラインスプレッドテストを行っています

 さらにペットボトルのお茶3種類にとろみをつけ、飲み比べを行いました。同じ緑茶でもとろみがあると味に違いが出て、飲みやすい、飲みにくいお茶が分かりました。「とろみ自体がおいしくない。患者さんは毎日飲んでいるため、辛さが分かった」と発言する受講者もいました。

 毎日使用するとろみだからこそ、安全に患者さまに提供できるように研修の学びを活かしてくれることを期待しています。

※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております

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