当病棟ではベランダのプランターで野菜や花を植え、季節の移ろいを感じて頂けるようにしています。家庭菜園初心者のスタッフたちは、お散歩しながら患者様にプランターでの植物の育て方をアドバイスしていただき、病棟みんなで育てています。そんな愛情たっぷりの野菜を一緒に収穫したときの喜びははかり知れないです。
土に栄養が足りないことやアブラムシには牛乳スプレーが良いことなど教えてくださいました。
ひまわりも綺麗に咲き、プチトマトの収穫もできて、大変喜んでいただけました。これからも季節を感じながら、日々の出来事を大切にしていきたいと思います。
こんにちは。地域包括ケア病棟の3階西病棟です。
現在、コロナ禍でご家族がなかなか面会に来られない状況にあるため、患者様がリハビリテーション以外の時間を病棟でどのように過ごされているのか気になるのではないでしょうか?そこで今回は患者様おふたりの余暇・趣味活動について紹介したいと思います。
お1人目は、塗り絵です。
お2人目は、趣味活動でトマトを収穫しました。
収穫の時には「とれた!とれた!」と笑顔が見られたそうです。私も2個頂きましたが、とてもみずみずしく、美味しかったです。
リハビリテーションの中のレクリエーション活動は、その人らしさを最大限に引き出せる時間なのではないのかと思います。レクリエーション活動は、「脳機能や身体機能を活性化させる」「コミュニケーションを促進させる」「ADL(日常生活の動作)とQOL(生活の質)を上げる」といった目的があります。3階西病棟では、塗り絵・菜園の他にも手芸や折り紙、麻雀、音楽鑑賞などさまざまな取り組みをしています。他患者との交流になる機会でもあるため、入院生活を送るモチベーションに繋がっているのではないでしょうか。
その人らしさを引き出し、入院生活のなかでも生きがいを感じられるような関わりができるよう、今後も頑張っていきたいと思います!
3階東病棟(医療療養病棟) 大元洋平
3階東病棟で、介護福祉士として働いている大元です。介護を仕事として13年程になります。鶴巻温泉病院の他、介護老人保健施設等での勤務も経験してきました。
「介護を仕事にすること」に対して「大変」とイメージされる方も少なからずいると思います。確かに仕事にしてみると意外と肉体労働だったり、夜勤があったりと大変な部分もあると思います。その中で、自分はどうして介護を仕事として続けてこられたのかと考えると、やはり「やりがいのある仕事」だからだと思います。患者さまから何気なくかけられた「ありがとう」の言葉や介護を通して「感謝されること」がやりがいとなり、これまで続けてこられたのだと思います。
介護を仕事にしようかどうか迷っていたら、まず始めてみてください。自分自身で経験してみることが1番だと、私は思います。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。
梅雨に入り、じめじめとした日が続いていますね。そんな梅雨の鬱憤を晴らす、嬉しい出来事がありました。
当院では季節ごとにイベント食の日があり、旬の食材を取り入れ、季節が感じられるようなメニューを展開しています。そのイベント食に6月はなんと!あの某有名牛丼専門店の牛丼が登場しました。この有名店は明治32年(1899年)に創業した大手牛丼チェーンです。誰もが一度は食べたことがあるのではないでしょうか?実際にお店で使われている帽子と丼も提供され、病院スタッフも店員さんになりきりました。患者様も懐かしさを感じたのか、とても喜んでいました。
今回、そんな大盛り上がりの食事風景を特別に撮影させていただきました。
いい食べっぷりですね。牛丼は勢い良くかきこんで食べるのが醍醐味ですよね。柔らかい牛肉と玉ねぎに秘伝のタレが絡んで何とも言えない美味しさ。そこに爽やかな酸味の紅ショウガが相性抜群です!他の患者様もあの懐かしの味に嬉しそうな表情で召し上がっていました。病院に入院しているのに、有名店の牛丼を食べられるなんて、きっと忘れられない体験になりそうです。
帽子をかぶるのはちょっぴり恥ずかしい気持ちになりましたが、スタッフもすっかり店員になったつもりで、「いらっしゃいませー!」と、とても楽しませていただきました。このように当院では患者様に味だけではなく、目で見ても楽しめるイベント食を定期的に実施し、患者様から大変喜ばれています。
※患者様(ご家族様)、スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。
4階東療養棟(介護医療院) 遠藤有香
私は専門学校卒業後、特別養護老人ホームで5年、鶴巻温泉病院で働き4年目になります。この9年の間でたくさんの患者様に出会うことができました。
当院就職時は回復期に配属され、最初は患者様の医療度の高さに、介護福祉士として自分の役割をどのように果たせば良いのか、どのような生活の場ができるか悩みました。でも、戸惑いながらも日々の関わりの中で、患者様の声に耳を傾け、ケアを通してどのような状況でもその方のご希望に添えるよう関わってきました。
介護の仕事は、数えきれない程の人との出会いがあり、患者様から感謝の言葉や労いの言葉をかけて頂けることを何より嬉しく思います。様々な疾患をもち、個性が違う一人ひとりに対して、痛みや辛さを感じ取り、ありのままに受け入れることを大切にしながら、これからも「あたたかい介護」が提供できるように頑張っていきたいと思っています。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。