猛暑日は過ぎ去り、最近は天候に惑わされる日々が続いていますね。病棟のガーデニングも水やりいらずの日が多いです。
さて、5階東病棟の紹介を改めてさせていただきます。
当病棟は、「緩和ケア病棟」で、お体やお気持ちの辛さを和らげる治療を患者様、ご家族様と相談の上、行っています。また、これまでの暮らしやお一人おひとりの想いに寄り添いながら、その方らしく過ごしていただけるようサポートさせていただいています。
終末期の患者様を看させていただくことも多く、QOL(生活の質)だけでなく、QOD(死の質)にも注目し、患者様各々にとってよい最期が迎えられるよう努めています。エンゼルケアでは、ご希望の際はご家族様と一緒に思い出を語りながら、安らかに旅立てるよう生前の姿を大切に行わせていただいております。(思い入りのあるお洋服へのお着替え、使用していた化粧品でのメイクなど)
新型コロナウイルス感染症が流行する今、厚生労働省から最期の時について示されている文章の一節に、次のようなものがあります。
新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方の整容を行う事業所はほとんどいません。医療従事者の方には遺体の整容を行える最期の期会であることを考慮し、最期の場面にふさわしい容貌となるように、可能な範囲で考慮をお願いします。
患者様には、大切に想う家族や友人、恋人等がいらっしゃいます。私たちは、その想いを汲み取りながら、最期の時にも大切な方々に会えるよう支援させていただいています。
この病棟だからこそ、日々大事にしている想いを活かしながら、感染管理に配慮しつつ、その方らしい最期のお姿で送れるよう努めて参りたいと思います。
当院では今年度から介護特定技能人材を受け入れるための準備を整え、8月1日に3名の職員をインドからお迎えしました。
そこで今回は、介護医療院に配属されたプリティさんをご紹介したいと思います。
【名前】ナンギア プリティ
【話せる言葉】①ヒンディー語 ②パンジャブ語 ③ヒマチャリ語 ④英語 ⑤日本語
【今やりたいこと】①旅行 ②買い物 ③インドの文化を伝えたい
【日本の印象】人が優しくて、まじめだから好きになりました。職種を超えた仕事のやり方が勉強になります。頑張ります。
介護医療院も新しい仲間を迎えて更にパワーアップ!忙しい毎日ですが充実しています。これからもチームワークを大切に、笑顔あふれる暖かい介護を提供していきます。
※スタッフには写真公開の同意を事前に得ております。尚、写真撮影時のみマスクを外しています。
暑かった8月も終わり、朝晩過ごしやすく秋の気配を感じられるようになってきました。今年の夏もコロナウイルスが流行している状況ですが、世間では行動制限が緩和され、各地でお祭りや花火大会が開催されたり、お盆時期の帰省ラッシュ等徐々に活気を取り戻しつつあるようです。
病棟の患者さんにも夏を感じてもらいたいと考え、花火を作っていただきました。画用紙にシールや折り紙を貼ったり、黒い紙にペンで絵を描くことで色鮮やかな絵が浮かび上がる用紙を使うなど、個性豊かな花火が出来上がりました。出来上がった作品は病棟の廊下に展示しています。
まだまだ気軽に外出や外泊ができる世の中ではないため、季節感を感じることも難しいと思います。レクリエーションや季節のイベントを開催することで、少しでも季節の移り変わりや楽しさを感じていただけるのではないかと考えています。
そんなレクリエーションやイベントを、これからも継続していきたいと思います。
猛暑が続き、各地で暑い日が続く中、今年は3年ぶりに行動制限が緩和された夏になりました。お盆休みを使って帰省する方、観光地へ旅行する方、キャンプや釣りといったアウトドアを楽しむ方など様々な楽しみ方をしたのではないでしょうか。そんな中、今回のコラムではお盆をテーマに取り上げたいと思います。
お盆にすることと言えば、先祖の墓参りが多いかと思います。墓参り一つでも地域によってさまざま風習があるといいます。私の生まれ故郷である山陽地方では、墓の周りに灯篭(写真1)を飾ります。
調べたところ、この風習があるのは山陽地方の一部だけであることが分かりました。TVでも紹介されたこともあったようで、なじみの風景がこのような形で紹介されてびっくりしました。
お盆になると制作されるものと言えば、キュウリの馬となすの牛(精霊馬)があります。先祖の霊を連れてくるお供として作られますが、近年では先祖に楽に早く来て欲しいという理由から、とても凝った馬と牛を制作する方が出てきます。今年は某カーメーカーが制作した馬と牛(写真2)が話題になりました。
ご先祖が好きだったものや、快適さを求めてこのような精霊馬を制作する、これは日本人の先祖を思う気持ちが形として現れているものであると私は思います。
故人を思う心は、人を思いやる心ですね。これは看護・介護の仕事にはとても大切な要素であると思います。お盆を通じて思いやり、寄り添いながら見て考え、よりよい看護・介護を提供することが大切なことだと改めて感じました。
こんにちは。3階南病棟です。
今年の夏も暑い日が続いた毎日でしたが、皆様いかが過ごされましたか。そんな中、3南では8月~9月にかけて、患者様と一緒にうちわを作りました。1人1人可愛いシールを貼ったり、文字を書いたりして、とてもカラフルで涼しげなうちわが完成しました!
作っている最中は、患者様の素敵な笑顔がみられ、作った後のうちわを何度も眺め、大切そうにしている姿を見ていると、患者様それぞれにあった形でのレクリエーションを行うことが大切なのだと、改めて感じました。
コロナ渦で依然として厳しい日々が続き、面会制限や活動制限がある中で、レクリエーションを通して、季節感や非日常感を味わっていただけければと思っています。そのために、今後もスタッフ一同、知恵を出し合い、季節ごとに様々なレクリエーション活動をしています。
夏が過ぎ、肌寒さを感じる季節となってきました。皆様も体調には気をつけてお過ごしください。
8月が終わり9月になり、あっという間に10月。暑さも和らぎ、すっかり秋らしくなりました。
8月と言えば、夏祭り、花火が一番に思いつくのではないでしょうか。今年はコロナ禍ではありますが、お祭りや花火をしているところもありましたね。
4階西病棟では、お祭りや花火を実際にすることができないので、大画面でお祭りや花火鑑賞をして、気分を味わいました。レクリエーションスタッフが、患者様に季節を感じて欲しい、音や映像によって刺激を与えたいなどを目的に鑑賞会を開催しました。車椅子に座ることが出来る患者様は車椅子でロビーへ集まり、車椅子に乗ることが難しい患者様は病室の天井に映像を映し、実施しました。(※いずれも十分な感染対策のもと、実施しています)
患者からは「夏を感じられた」「綺麗だね」「懐かしい」などの言葉が聞かれ、鑑賞会を開催したレクリエーションスタッフは「笑顔が見られてよかった」「患者様に刺激を与えられてよかった」と笑顔で話していました。
私は、九州より上京してきました。上京してから、お祭りや花火を見る機会、する機会がありませんが、この辺では、たばこ祭りや鮎祭りといった大きい祭りもあると聞きました。コロナが終息し、来年は綺麗な花火、にぎやかなお祭りに行けることを楽しみにしています。
皆さんは「日本の夏」と聞いて、何を思い浮かべますか。今年もコロナの影響で夜空に咲き誇る「花火」や夏の一大イベントの「夏祭り」は、縮小や中止が多くなっていました。猛暑で熱中症や脱水症の心配はありますが、夏は美味しい食べ物やレジャーなど楽しみがたくさんありますね。
4階南病棟では、この夏、かき氷をメインに「夏の風物詩」の壁面画を作成しました。細かく削られたフワフワの氷の上にカラフルなシロップをかける様子を思い出しながら、かき氷や器の部分に色をつけていきました。患者様にはイチゴ味やメロン味が定番のようでしたが、現代風のマンゴー味や宇治金時もありました。
「シャリシャリ」とスプーンですくう音が涼しく、食べ過ぎると頭がキーンと痛くなるのも思い出の一つ。とても美味しそうな仕上がりになりました。すだれのサイドには、海に関連のある「スイカ・カニ・ヒトデ・浮き輪」などを飾り、さらに夏らしさを演出しました。
また折り紙で作成した朝顔も掲示しました。小学生の頃に育て、観察日記をつけた記憶がある人が多いのではないでしょうか。朝顔のツルや葉っぱを一面に広がった状態にして、グリーンカーテンにすると遮熱効果があるそうです。今のようにカラフルな色になったのは江戸時代からで、夏の朝に彩りと涼しさを届けてくれる、季節の花ですね。
来年こそ、病棟で夏のイベントができるよう願いつつ、これからも入院生活で季節を感じていただけるよう企画をしていきたいと思います。
今年の夏も暑かったですね。皆さま、体調は崩していませんか。当病棟では、患者さまと少しでも暑い夏を乗り切れるよう、感染対策を徹底した上で、団扇や風鈴を手作りし、部屋やロビーを飾って夏を彩りました。
患者さまは皆さん、とても器用で、味深い作品もあれば女性らしい作品もあり、素敵な作品がたくさん見られました。
風鈴もとてもかわいく、空調で揺れるのを見て、仕事をしながら癒やされていました。
これからも病棟での取り組みやレクリエーションで素敵な作品を紹介していきたいと思います。ご期待下さい。
※患者様には写真公開の同意を事前に得ております。尚、写真撮影時のみマスクを外しています。