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Ozawattiの徒然なるままに 1.マネジメントラダー研修、「管理の'わざ'を学ぼう!みんながリーダー♪」 2.秋を回想

2023年11月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
看護部長ブログバックナンバー

 1.マネジメントラダー研修、「管理の'わざ'を学ぼう!みんながリーダー♪」

 マネジメントラダーとは、管理者が管理を実践していくために必要とされる能力を明文化したものです。当院では2021年度から、構成を6領域(目標管理、人間関係能力、看護と介護の質評価、倫理、人材育成・自己啓発組織連携)、レベルを4段階としてマネジメントラダーの運用を開始しました。年度末に管理実践報告書や評価表等を提出し、審査会でラダーレベルを決定します。

 今年度の研修テーマは、6領域の中で自己評価が低い、あるいは苦手と感じている人が多かった「組織連携」と「目標管理」の2つとし、どちらかに参加してもらいます。今回の研修は「組織連携」。'スペシャルゲスト'として鈴木院長、木村リハ部長を迎え、社会と病院を取り巻く状況、秦野市(地域)の状況、今後当院が目指すこと、リーダーの在り方等々、そして私からは組織のこと、多職種連携で必要なワザ等をお伝えしました。ワークでは、副主任、係長、科長が会するグループで、「三喜会の理念達成のためにどのようにリーダーシップを発揮していくか」を話し合いました。

 「自分たちに求められていることは何か?」とマネジメントラダーを意識した本質に迫る意見交換もあり、今日の研修が管理能力を高めていく一助になればと思います。'ぎゅうぎゅう'に詰め込みましたので(笑)、皆さんゆっくりお休みくださいね。

Ozawattiの徒然なるままに マネジメントラダー研修

鈴木院長講話。「日本の昨年の出生数は?」「団塊の世代とは?」、
・・院長からのたくさんの質問に、みんな上手に間違えました(笑)

Ozawattiの徒然なるままに マネジメントラダー研修

木村リハ部長講話。
真剣に聞き入っています。

Ozawattiの徒然なるままに マネジメントラダー研修

ワークの間、ホッと一息。

Ozawattiの徒然なるままに マネジメントラダー研修

集中力がすごいです。

Ozawattiの徒然なるままに マネジメントラダー研修

研修の企画担当は、左から村松科長、岩川科長、小澤、柏木副部長。

 2.秋を回想

 今年は秋になっても'夏日'が目立ち、市中では半そでの人も。かと思えば、インフルエンザやコロナは増加傾向。人が自然環境と上手につきあっていく方法を試されているように感じます。こんな状況で気づかずに冬を迎えそうなので、秋の日常を回想しました。

Ozawattiの徒然なるままに 秋を回想

ランチョン形式で在宅酸素療法(HOT)勉強会。
お弁当にワクワク。

Ozawattiの徒然なるままに 秋を回想

花壇の花の植え替えのために土を掘り起こしてくれている篠原係長。(似合うよっ!)

Ozawattiの徒然なるままに 秋を回想

介護医療院で「みかん収穫祭」。
立派なみかんが育ちました。

Ozawattiの徒然なるままに 秋を回想

青木科長が、大阪開催の第31回日本慢性期医療学会で発表しました。

看護部長ブログ 目次

2023年11月

小澤看護部長のブログ「Ozawattiの徒然なるままに」バックナンバーです。

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Ozawattiの徒然なるままに 1.ニューフェイスによる特定行為実践 2.恒例の秋の異動

2023年10月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
看護部長ブログバックナンバー

 1.ニューフェイスによる特定行為実践

 当院で7人目になる「特定行為研修修了看護師」は、現在活躍中の先輩たちより習得する行為数が増えています。先日、その特定行為実践を見学する機会がありました。

 特定行為は「PICC(ピック)挿入」。PICCとは、「末梢留置型中心静脈カテーテル」のことで、腕の静脈から挿入する中心静脈カテーテルです。他の中心静脈カテーテルと比べて比較的簡単に挿入でき、挿入後の感染のリスクが少ない、長期間にわたって使用できる等のメリットがあります。

 すでに習得している看護師とペアを組み、医師も確認に来てくれました。はじめにエコーで血管を確認し、そして清潔操作でカテーテルを挿入していきます。高齢者は血管が細く、難しい事例も珍しくありません。そんな患者さんだからこそ、看護師が実施する意義は深いとあらためて感じる場面でした。これからも患者さんのために活躍してくれることを期待します。

Ozawattiの徒然なるままに 特定行為実践

今年(2023年)5月に日本慢性期医療協会看護師特定行為研修を修了した関さん。
9区分16行為を習得しました。

Ozawattiの徒然なるままに 特定行為実践

超貴重画像!
清潔ガウン着用を院長が介助!!

Ozawattiの徒然なるままに 特定行為実践

透視室でのPICC挿入。
手前が関看護師。奥はすでに習得している鈴木看護師。ペアを組んで実施しています。

Ozawattiの徒然なるままに 特定行為実践

放射線防護衣の上にガウンを着用するため、終わると汗がびっしょり。
それがまた格好いい!?

 2.ケア実践発表会と秋の異動

 看護部では一部の職員が秋に異動します。主な対象者は、新人として入職して1年半を迎えるクリニカルラダー教育レベル『フレッシャー』に位置する職員です。この異動の目的は、『これまで経験が少ない(あるいは経験していない)技術や知識を、機能の異なる病棟で習得すること』です。

 そんなフレッシャーさんたちの上半期の教育研修テーマは「ケア実践」です。導入から始まり、実践道中その①、その②、そして集大成としての発表会がGOALになります。取り組む事例を決めたらICFに基づく情報整理、ケア計画立案、実施、評価、考察までまとめます。提出締め切り日が近づくと、例年みんなの顔が青ざめてきますが(汗)、その努力の成果は発表会で大いに発揮されています。

 「意識レベル向上にむけての関り」、「望む自宅退院への看護~欲求段階に目を向けて~」、等々、聞いているだけで患者さんの様子やそれぞれの関りがイメージできたすばらしい発表会でした。事例発表を通してあらためて振り返った「大切にする看護観・介護観」を大事にしながら、異動先の病棟でさらに成長していってくださいね。

Ozawattiの徒然なるままに 秋の異動

Ozawattiの徒然なるままに 秋の異動

発表を待つ間、緊張がMax!
でも緊張を感じさせないほど、みんな立派な発表でした。

Ozawattiの徒然なるままに 秋の異動

当該病棟の先輩だけではなく、
管理栄養士や医師も!!応援に駆けつけてくれました。うれしい~♡

Ozawattiの徒然なるままに 秋の異動

修了証を手に、「はい、ポーズ!」。
大変お疲れ様でした。

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