看護部長ブログ
鶴巻温泉病院 看護部では、看護師・介護福祉士を募集しています。詳しくはこちら
鶴巻温泉病院 看護部では、インターンシップ研修を随時受け付けております。

看護部長ブログ

Ozawattiの徒然なるままに 2月

2025年3月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
看護部長ブログバックナンバー

  ①続々と報告会

2024年度もあとひと月となりました。各委員会・会議の「年間活動報告とまとめ」が続きます。日頃はなかなか出席できていない委員会でも、ここだけは!と思い、先日セーフティマネジメント(以下、セーフティ)委員会と看護部療養支援委員会の報告会に出席しました。

セーフティでは、今年度「転倒転落骨折予防」「マニュアル・学習会」「誤認防止」の3つの班を作り活動。転倒と言えば回リハ病棟のイメージが大きいように思いますが、地ケア、難病、緩和等、疾患から影響される転倒はどこの病棟でも発生しています。今年度は、転んでも衝撃を吸収してくれる床マット『ころやわ』の試行や、職員が開発した『つるピクト』(2022年1月ブログ)を進化させるなど、いろいろな取り組みをあらためて理解しました。

療養支援委員会では、「退院困難な方への支援」をテーマに、各病棟から報告されました。共通していたことは、患者さんと家族の意思が違う時にどのように関わっていくかということ。患者さんを一番に考えても介護する家族の環境が整わなければ現実は厳しく、何度も話し合ったり、その家族を誰がどのように支えるのかなど、1つ1つが大切な事例として報告されました。印象に残った一つは、長期療養になる患者さんが多い特殊疾患病棟での「外出・外泊支援」でした。退院することは難しいけれど、数名の患者さんの自宅への外出・外泊を叶えているすばらしい支援!「無理」ではなく、いかに実現させるかであり、患者さん・家族にとっては大きな希望になると感激しました。

報告会1

セーフティマネジメント委員会で作成した安全標語ポスターの一例

報告会2

セーフティ3つの班の活動報告

報告会3

療養支援委員会では、退院支援だけではなく、療養環境の支援も大切にしています。

報告会4

緩和ケア病棟での看取りの支援や、回復期リハ病棟看護師が退院前自宅訪問により実際の自宅環境を確認して退院支援を行った事例等が報告されました。


  ②コーチングプロジェクトキックオフ

コーチングとは、広辞苑第六版によると、①コーチすること。指導・助言すること。②本人が自ら考え行動する能力をコーチが対話を通して引き出す指導術、と示されています。そして、組織にコーチングを導入することで、職員の自主性を引き出し、全体の活性化に一定の効果が期待できるとされています。

2023年8月に当院に就任された出江(いづみ)紳一副院長は、国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチでもあり、当院でのコーチング導入を提案して下さいました。事務局がこつこつと準備し、そして満を持して(!?)、プロジェクトキックオフの日を迎えることができました。プログラム提供元である'コーチエイ'とリモートでつなぎ、今回は説明を聞くだけかと思いましたが、しばしば「1 on 1」。しかも、答えは自分の奥に眠っているような内容で、'そういえば、自分が大切にしていたことってこれだったな'と深く思い返すことも。参加した全員がそれぞれに感じることがあったようで、終わった後の皆さんのとても良い表情と良い雰囲気が印象的でした。変化していく様子(?)を、定期的に報告いたしますね。

コーチングプロジェクトキックオフ1

「1 on 1」を行い、感じたことや今の気持ちを共有。

コーチングプロジェクトキックオフ2

プロジェクト事務局を務める稲垣課長代理。(仕事納め・仕事始めの「えいえいおー!」が名物です)

コーチングプロジェクトキックオフ3

最後に、出江副院長からご挨拶をいただきました。これからよろしくお願いいたします。

Ozawattiの徒然なるままに 1月

2025年1月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
看護部長ブログバックナンバー

  ①年末年始の行事

新しい年になりました。カレンダーの年末年始は最大9連休でしたが、院内には365日、患者さん・入所者さんがいらっしゃいますので、職員は交代勤務になります。世の中はお休みという人も多い中、勤務いただきありがとうございました。

さて、年末年始は院内のイベントが盛りだくさん。12月の「ツルミネーション」(「あかりの夜」の名称を改名。由来は、'鶴巻'と'イルミネーション'を合体させた(笑))、永年勤続表彰、仕事納め式、仕事始め式、幹部の比々多神社参拝等々です。以前は年末に餅つき、年始はおしるこがふるまわれる等の行事がありましたが、時代の変化に合わせてやめてしまったことがいくつかあります。それは寂しくもありますが、「大切なことは何か」を考えるきっかけにもなりました。

変化に立ち向かうための必要なマインド、力についてはさまざまに言われていますが、今の私の立ち位置で気持ちに刺さった内容は、次の5つです。①変わりゆく世を楽しめる、②デジタルに強い、③独自性を大切にする、④グローバルな視点、⑤多様性の尊重。どれもまだまだだと思うので(②は特に・・)、心にとめて動いていこうと思います。

それでは、本年も病院の繁栄と職員、皆様の健康を願い、どうぞよろしくお願いいたします。

年末年始の行事1

12月に田村事務長のお祝い。野球好きにちなんで、ユニフォームが贈られました。(ユニフォームにヒントがあります)

年末年始の行事2

ツルミネーション。1月中旬までライトアップされます。

年末年始の行事3

永年勤続表彰式。院内全体で、20年表彰3名、10年表彰26名です。勤続ありがとうございます!

年末年始の行事4

仕事始め式恒例の「ほめる!」。みんなが笑顔になります。

年末年始の行事5

新年になり、病院の繁栄と職員の健康、患者さん・入所者さんの安全を願い、比々多神社に参拝。(左)小澤 (真ん中)鈴木院長 (右)田村事務長

年末年始の行事6

蛇は脱皮を繰り返して成長することから、金運や幸運を招くと考えられています。ぜひ、あやかりたい!

  ②報告会いろいろ

看護部では、長期研修や学会参加のあとに、その学びを科長会で報告してもらう機会があります。最近では、セコム提携病院神奈川ブロック交流研修、日本介護福祉士会全国大会、日本慢性期医療学会、実習指導者講習会(看護師・介護福祉士)の参加者からの報告がありました。科長会での発表はとても緊張すると思いますが、皆さんそれぞれに準備を整えて、決められた時間内にポイントを押さえて上手に報告してくれます。ラダー教育の中で発表する機会が多く、訓練されている成果だなとあらためて実感しました。研修・学会参加者だけではなく、報告を聞いた側も学びになりますので、お互いにその学びを現場に還元していただきたいと思います。

年末年始の行事7

実習指導者講習会のまとめの発表会はZOOMで参加。画面右上に小さく映っているのが、当院からの受講生の発表の様子です。

年末年始の行事8

日本慢性期医療協会学会で、排便支援委員会の取り組みを発表しました。

Ozawattiの徒然なるままに 12月

2024年12月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
看護部長ブログバックナンバー

  ①野球部大躍進!

当院の野球部が、今年の6月に開催された「2024年度秦野市長杯争奪春季野球大会Cクラス」で優勝し、Bクラスに昇格しました。そして、Bクラスに昇格して臨んだ「2024年度秦野市長杯争奪秋季野球大会」が10月に開催され、何と、準優勝に輝きました!(本人たちはこの成績には満足していませんが・・)さらに、この結果を持って、「ジャパンメディカル選抜野球大会」への出場がかない(ジャパンメディカルリーグとは、全国の医療分野で働く人を対象とした野球大会で、全国の強豪病院野球チームが関東に集結してトーナメント戦により病院野球チームのNO.1を決定するというもの)、11月23日に長野県佐久市で開催された大会に参加しました。

メンバーの多くは前日の日勤を終えて、朝方の3時に鶴巻を出発し長野に向かいました。初戦相手は、これまでに数々の大会で優勝経験がある強豪の『公徳会 佐藤病院さん』(山形県)なので、睡眠時間が少ないなんて言ってもいられず、全力で戦うのみでした。すると、先制したのは当院!しかも途中までリードする展開!けれども終盤には力尽きてしまい、「10対3」の結果で敗退となりました。

今年4月に頼もしいメンバーが加わり、みんな自分の時間を使っての練習と試合をこつこつ重ねての結果なので、この試合に出場できただけでもすばらしいと思います。次の春には秦野市のAクラスにすすむので、これからも楽しみです。

写真①

ジャパンメディカルリーグ。試合の前に審判、当院と対戦相手のキャプテンが揃って宣誓。(左から3番目が当院の小玉キャプテン)

写真②

先制を示す貴重な1枚!

写真③

追いつかれ、この後逆転を許す・・

写真④

こちらは「2024年度秦野市長杯争奪秋季野球大会」での準優勝表彰式。賞状を受け取っている大エースの田中君。

写真⑤

春からはAクラス。目が離せません。

  ②多職種で「日本慢性期医療学会」に参加

先月のブログで、日本慢性期医療学会におけるシンポジウム登壇に向けた資料作成の様子を紹介しましたが、無事に本番を終えることができました。また、当院の医師、看護師、薬剤師、MSW、管理栄養士、PT等、さまざまな職種が演題発表を行うということで、職種を超えて多くの職員が参加しました。横浜での開催でしたが、特定看護師チームは前日から宿泊し、前夜祭(!?)も楽しんだようです(笑)。学会参加は発表者だけではなく、聴講者にとっても知識の幅が広がる、新しい動向を知る機会、自分の士気が高まる等、意義はたくさんありますので、多くの職員が興味のある分野に参加してほしいと思います。

写真⑥

「慢性期医療における特定看護師の活躍の場」のシンポジウムに、当院で特定行為研修修了4人目の水谷科長が登壇。活動実績、よかったこと、今後の展望等を発表。

写真⑦

座長の役でも活躍。(左)当院で特定行為研修修了3人目の下田科長

写真⑧

椎木医師は排尿チームの活動、効果等について発表。優秀演題賞10演題の1つに選ばれました。すばらしい!

鶴巻温泉病院のホームページへ