鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
夏休みを利用して、学生さんがインターンシップや見学実習に来てくれました。市中ではコロナ11波?と思われる流行が始まり、罹患する職員もぽつぽつ出てきたため、学生さんの受け入れに迷いもありました。けれども、'5類になったコロナに振り回されてはいけない!'と切り替え、来ていただきました。
インターンシップは看護と介護の学生さん、そして見学実習は、加茂暁星高校看護専攻科1年生の学生さん26名がはるばる新潟からやってきてくれました。こちらの学校は当院に就職してくれた実績や、担当教員が神奈川県内の病院と関係があったり、そしてコロナ以前は同じように見学実習に来てくれていました。当日の滞在時間は2時間の制限!いかに効率よく院内を回るか・・結果、あちこちの病棟、リハ訓練室、屋上訓練室、和室等々、階段を上ったり下りたり(しかも速足)。マスク+フェイスシールドが暑さに上乗せされてみんな汗だく・・それでもキラキラした瞳で興味深く見学してもらえ、「慢性期いいな」とつぶやいてくれた学生さんもいて、その言葉だけで元気になれました。暑い中、ありがとうございました。
8月9日夜に神奈川県西部を中心とする震度5弱の地震が発生。前日に南海トラフ地震注意報が発令されたことを受けて、9日は日中に緊急BPC会議を開催していたタイミングでした。病院に大きな被害はなかったものの、小田急線が止まり、帰れなくなってしまった職員数人が病院に泊まりました。翌日、副部長とチーフを中心に災害マニュアルを再点検し、不足情報の確認等を行いました。
そして今回、台風10号発生の影響による大雨で、こちらは大きな影響を受けました。病院本館1階に水が入り込み、訓練室、検査室等が浸水。エレベーター2基が停止、さらに水が出なくなるという状況に。そして小田急線が鶴巻温泉駅を含む一部区間の運転見合わせと病院から最も近い国道246号線のトンネル・のり面のがけ崩れによる通行止めにより、職員の交通手段への大打撃。患者さんの安全は確保されていましたが、職員数が少なくなったことによるケアの不足は否めませんでした。
その後、設備は通常に戻りましが、この程度の被害で済んだことを幸いとして、普段からの災害対策をより強化しなければと痛感しました。