鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
病院の中を歩いていると、ふと目がとまり、心が温かくなる場面に出会います。今回は、そんな日々の小さな出来事を綴ってみます。
患者さんの移乗介助を行う介護福祉士、ベットサイドで患者さんに関わる看護師、チームでのカンファレンス、・・病棟では毎日行われている日常の風景であって、特別な出来事ではありません。けれど、その一人ひとりの姿から、患者さんを大切に思う気持ちが伝わってくるんです。「安心して過ごしてほしい」、「不自由なことを少しでも整えてあげたい」、「よくなってほしい」、・・言葉にはしないけれど、そんな思いをスタッフから感じるとることができるんです。
患者さんのために力を合わせるスタッフ・チームがあって、その思いが日々のケアにつながって、看護職・介護職の力や病院の価値は、特別な出来事ではなく、こうした何気ない日常の積み重ねの中にあるのだとあらためて教えられました。




このたび「第61回 神奈川県看護賞」をいただきました。
身に余る賞ではありますが、振り返れば多くの患者さんやご家族、支えてくれた職員と家族、教育や研修の場でご縁をいただいた皆さま、そして神奈川県看護協会小田原支部活動を通じてご指導くださった多くの方々との出会いがあってこその受賞だと感じています。
私の看護は、「終末期の方を支えたい」という思いを胸に、大学病院でスタートしました。その後、現在の鶴巻温泉病院を含め3つの医療機関で経験を重ねてきましたが、鶴巻温泉病院で感染管理認定看護師を取得させていただいたことは、私にとって大きな転機となりました。感染管理のゴールは、「(感染から)患者さん・入所者さん・病院に出入りする人すべてを守る、職員を守る」ことです。これは看護部長になった今は、すべてのことにあてはまると考えています。
今回の受賞を励みとして、これからも看護部の魅力と価値を発信し、次の世代へつないでいけるよう努めていきたいと思います。あらためて、これまで支えてくださった皆さまに心より感謝申し上げます。

