多機能な慢性期病院として、回復期、生活期、維持期、終末期のリハビリを提供し、52床の介護医療院とあわせて551床の施設です。一般病棟には「障がい者・難病リハビリ」「特殊疾患」「緩和ケア」 病棟があり、療養病棟には 「医療療養」「地域包括ケア」 病棟、「回復期リハビリテーション」病棟があります。また、2019年4月には、介護施設である「介護医療院」を開設し、亜急性期~終末期医療・ケアを行っています。
2024年4月現在
湘南メディカルセンター (本館351床) |
湘南リハビリテーションセンター (本館200床) |
||
---|---|---|---|
歯科・大浴場 | 6F | サンルーム・宿泊施設・多目的ホール | |
屋上 | 緩和ケア病棟1 |
5F | 回復期リハ病棟1 |
療養病棟1 |
I型介護医療院 |
4F | 回復期リハ病棟1 |
地域包括ケア2 |
療養病棟1 |
渡り廊下 3F |
回復期リハ病棟1 |
医療一般(特殊疾患) | 障がい者施設など |
2F | 回復期リハ病棟1 |
外来・薬剤・リハビリ室等 | 1F | 診療部・看護部・地域連携室 | |
西棟 | 東棟 | 南棟 |
神経難病の患者さまは全身の筋力低下・筋肉の硬直が進行する、声が出せなくなるなど、様々な辛い症状と日々闘っています。思うように体を動かすことができない、自分で思うように呼吸ができない、想いを声に出して伝えられない・・・。そのような患者さまが日々、力強く生き抜く姿を見ていると、患者さまの声にならない声に耳を傾け、患者さまの想いに第六感で感じ取り、温かくそっと支え、寄り添えるように日々スタッフは患者さまと真摯に向き合っています。
医療機器の学習会を開催しています。当院にはCEさんがいるので心強いです。病棟毎に、看護・介護のスキルアップを目指しての学習会を行い、新人対象のBLS学習会や院内でトリアージの学習会もあります。2018年より3階西病棟は地域包括ケア病棟となりました。リハビリを生活の中に取り入れる為、リハビリスタッフだけではなく、看護職や介護職が協力して行っています。
「回復期リハビリテーション病棟」は、命の危機を脱してもまだ医学的・心理的サポートが必要な時期の患者さんを対象に受け入れ、自然回復を促す環境をつくり、多くの医療専門職がチームを組んで集中的なリハビリテーションを実施し、心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくことを目的とした病棟です。
当院にご入院の患者さま、ご家族は一日一日が大切な時間となってきています。そのため、緩和ケア病棟では患者さまの「こうしたい、こう在りたい」というご希望にできるだけ寄り添えるような関わりをしています。リハビリスタッフと協力し、レクレーションや外出の支援にも積極的に取り組んでおり、職員が外出にご一緒することもあります。患者さま・ご家族が参加できるケアが、患者さま自身が「鶴巻温泉病院に来れてよかった」と思え、またご家族が「こんなことも出来た、あんなこともしてあげられた」という満足感が得られることができます。そして、患者さま・ご家族を支える私たち自身も温かさや優しさにあふれた日々を送ることができます。
当院の患者さまはご高齢の方も多く、回復期だけではなく、維持期、緩和の患者さまもたくさんいらっしゃいます。そのような環境で求められているものは必ずしも病気の治癒ではなく、患者・家族のQOL(人生の満足度)の向上です。そのような意味でチーム医療の中心に「患者さまのQOL」を置きました。患者さまのQOL向上に向けて本人である患者さまも力を合わせて家族・医療者・地域と一緒に頑張ります。QOLが高くても生活が楽しくなくてはいけません。私たちは、Enjoyment of Life (EOL)も含めてリハビリテーションを行っています。