2014年4月に3人からスタートした 「専門・認定看護師会」 は、発足から5年が経過しました。2019年現在、専門看護師2名、認定看護師6名、計8名となり各自の強みを存分に発揮した活動を行っています。
平均世帯人数は2.47人(2017年)と減少し続けています。個人と社会とをつなぐ 「家族」 が従来の力を発揮するためには、新しいアイディアや粘り強い工夫が必要になったといえるでしょう。変化や多様化にしなやかに対応できる家族ケアを創っていくことが役目だと考えています。
2015年に感染管理認定看護師を取得しました。病棟から感染管理室に異動し、5年目となりました。職員やご家族・面会者の協力を得ながら、感染対策に取り組んできました。結果として、薬剤耐性菌の新規発生減少やインフルエンザ拡大防止に繋がってきています。
患者様が自分らしく生きることを支えられる看護師でありたいという思いから、2015年に緩和ケア認定看護師の資格を取得しました。緩和ケアチームのメンバーとして、緩和ケア病棟以外の入院されている患者様にも症状コントロールを中心とした介入を行っています。訪問看護師の経験も活かし、現在は回復期病棟で患者様ご家族が望む療養先につなげられるように、退院支援にも力を入れています。今後も、患者様ご家族の思いに寄り添う姿勢を忘れず、活動していきたいです。
2016年に摂食・嚥下障害看護認定看護師を取得しました。3年間の活動の中で病院内だけではなく、地域の方とも関わる機会を頂きました。色々な場所で摂食嚥下障害を持ちつつも工夫しながら生活していることを体感しました。今後も少しでも患者さまの力になれるように活動していきたいです。
2015年4月より地域連携室室長となり、病床管理や院内外の多職種連携推進役として、他施設への訪問審査等を通して、急性期から生活期までの一貫したプロセス管理に取り組んでいます。また、脳卒中により何らかの障害を抱えた患者さまのその人らしい生活再構築に向けた支援を実践しています。院内外の活動としては、移乗移動介助の『つかまない手=心に触れる手』を担当しています。演習を通して、安心で優しい手を体感することを大切にした研修です。今後も、『患者さま・ご家族の笑顔につながる・広がる脳卒中看護』を実践していきたいと思います。