1. 係長面談
8月に、看護・介護係長12名ずつの、24名と面談を行いました。看護・介護係長は各病棟と教育部門に1名ずつ(ただし緩和ケア病棟は看護係長のみ、介護医療院は看護係長1名と介護係長2名)を配置しています。
看護係長は認知症看護認定看護師、緩和ケア認定看護師、ファーストレベル修了、医療安全管理者他、介護係長は介護教員養成課程修了者(7名!)、認知症介護実践者研修修了者、医療安全管理者他、さまざまな資格を持つメンバーがそろっています。これらの資格を実践や教育場面に大いに活かすべく、日々頑張っています。また、「係長会」としても、「ラン伴」、「オレンジキャラバン隊」、「いきいきのびのび会」など、地域とともに活動しています。
そんな係長たち1人ずつとの面談ですが、日々のやりがいや楽しさ、困難、自身の将来像等について、'生の声'を聴きたいと思い企画しました。係長たちは、「部長に何か言われる!?」と緊張したようですが(笑)、個々の強み・弱み、やりがいになっていること、転機になったことなどなど、知ることができました。「看護が大好き!」、「介護は自分の天職!」と活き活き話す係長からは真摯な思いが伝わってきて感激!
ますますの活躍が楽しみです。
2. 緩和ケアチーム委員会と倫理委員会のコラボ勉強会 その2
7月にコラボ勉強会2回目を開催しました。今回のテーマは、「ACPに必要な価値観を知る・引き出すワーク」です。
前回のもしバナゲームにより、価値観の多様性を実感することができました、もしバナゲームを思い出しながら、「予後○月を告げられた私。大事にしたい価値観、意向、目標はどんなことか」を考えます。価値観を探る5つのステップで、自らが持つ価値観を言語化します。子どもの頃を思い出し、身近な大人によく言われたこと、我慢していたこと、本当に望んでいたこと、今につながっていること、人生において大事にしたいこと等を書いていきます。自分を深く見つめるため、感情が揺れ動きます。
患者さんや家族の意思決定はこんな風に揺れ動くこと、あるいは真の価値観や意向をひきだすためには、あえて感情をゆさぶらなければならない状況もあるということを学びました。最後は、現役看護師であり僧侶である「玉置妙憂(たまおきみょうゆう)さん」のお話しが紹介されました。価値観を聴くことは重要です。聴くことができる自分自身をじっくり育てていかなければと感じました。