鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
2021年もCOVID-19の緊張感から始まり、対応、ワクチン接種とあわただしく1年が過ぎていきました。今年は安心して新しい年を迎えられるかなと思っていましたが、オミクロン株の流行がひたひたと近づいており、まだまだ緊張の時間が続きます。それでもこの一年、自分の健康を守り、仲間の健康を守り、そして患者さんの安全を守ってくれた職員には本当に感謝です。
例年なら12月は忘年会シーズンですが、院内では自粛が続いています。そこで、職員への慰労の意を込めて、病院から「豪華ランチ」が提供されました。ちなみに私は「うな重」を選択、とてもおいしくいただきました!
看護部ではそれぞれのラダー研修がまとめに入り、12月は「ラダーⅡ・Ⅲ」の合同発表会が開催されました。合同発表会は今年度からのあたらしい試みです。エビデンス研修、論理的思考研修、統合研修のいずれかに取り組んできた成果を一度に聞くことができます。その内容は、便秘患者さんへの腹部マッサージの取り組みや意思疎通が困難な方へACPを活用した事例、看護計画の実態、5S活動の取り組み等々、多岐にわたりました。論理的思考を選択した人は、特にロジックツリーに苦労していたようですが、「What・Why・How」を使い分けて要素、原因、改善策を抽出できていました。ロジックツリーというと私にとっては管理問題の解決に向けて活用するイメージですが、こんな風に日常的に使っていくと賢くなるなーと感心しました。
そして、記録研修会も2回に分けて開催されました。グループを機能別に分け、科長・係長全員が対象で、講師は記録委員会委員長の岩川科長が担ってくれました。記録の重要性は十分理解しているもののタイムリーに書けない、個別性のある計画にならないなど課題は山積みですが、この研修会を通してあらためて意識を高め、取り組んでほしいと願います。
それでは皆様、どうぞよいお年をお迎えください。1年、ありがとうございました。
豪華ランチは3つの中から選択できます。食べられない人はお菓子の詰め合わせです。
私がいただいたうな重。国産(・・)うなぎが3枚も!!
ラダーⅡ・Ⅲの皆さん、さすがですねー。
記録研修会前半:こちらは緩和ケア病棟チームの様子
記録研修会後半:こっちは病棟に所属していないチームの様子
今年も「あかりの夜」を開催しました。担当は輪番制で、今年は下田科長と岩川科長が運営リーダーでした。
鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
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1.一足早く新しいユニフォームでパンフレット撮影
来年度に向けて、看護師向けのパンフレットをリニューアルすることになり、その撮影が行われました。選考していた新しいユニフォームも決まり、'モデル'はそのユニフォームを着用して撮影に臨みました。(今回、一足早く看護師の新しいユニフォームをお披露目します!)
紙のパンフレットについてはデジタル化とペーパーレス化が進む時代の中、意見が分かれるところかもしれません。持ち帰る時の荷物になったり、家の中の置き場所に困ったりすることもあると思います。けれども、紙媒体には多くの力が秘められていると私はこだわっています。この思いを的確に表現してくれている記事がありました。
「WEBには答えが、紙メディアには問いかけがある。インターネットを開けば求める答えに簡単にたどりつくが、紙のメディアはページをペラペラめくりながら寄り道したり思わぬところに目が止まったり、『好奇心への問いかけ』がユーザーの新たな行動につながることがある。」(「カタログパートナーズ:カタログ製作お役立ちブログ」より一部抜粋,https://www.catalog-p.com/usefulblog/49.html)
手に取ってくれた人の興味をそそることができる、そんなパンフレットに仕上がってくれることを楽しみに待ちたいと思います。
看護師の新しいユニフォームはこれに決定!
老人看護専門看護師の関さんの撮影。笑顔がいいですねー??
特殊疾患病棟では、新人さんがモデルです。
介護医療院では、入所者さん(もどき?)とお茶を飲みながら歓談する一コマ。
2.マネジメントラダーⅠ「きらり管理実践研修」
マネジメントラダー導入に向け数年間かけて準備してきましたが、本格的運用にはなかなか至らずにいました。しかし、今年度どうにかはじめの一歩を踏み出すことができました。
マネジメントラダーの対象は役職者になるため、まずは副主任を対象に研修会を開催しました。副主任は管理職に位置づけられるものの、私の中には「自分の大切にする看護介護を実践し、語ることができて管理につながる」というこだわりがあります。だからこそ、管理だけに特化するのではなく、看護介護についての内容が土台にあって研修を進めていただける講師にこだわり、今回、上谷いつ子先生にお願いしました。上谷先生には毎年「ラダーⅠ-2」で研修を進めていただいていますが、'先生のお話しは管理職にこそ聞いてもらいたい!'と常々考えていました。
専門職として求められもの、法的責任、倫理、リフレクション、管理、・・看護介護の原点に立ち返る多くのお話しは、みんなの心に響いたと確信しています。そして、副主任さんたちにとっては1年以上ぶりの集合研修で、久しぶりに仲間と語って共感して意見交換した、そんな有意義な時間になったと思います。生き生きしている表情は輝いていました!学びを力として発揮し、これからも活躍してくださいね。
上谷先生の柔らかい雰囲気に癒されます??
仲間と真剣に語り、聴き、共感し、意見交換しました。
仲間と真剣に語り、聴き、共感し、意見交換しました。
このチームの名称は「妖怪きらり」。ベテラン看護師ならではのネーミングに納得(笑)
(おまけ)実はこの日私の誕生日で、研修後に副部長と研修担当者がサプライズでお祝いしてくれました。感激―?
鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
1.実習再開!
介護学生、認定看護師教育課程学生の実習からの再開です。実習初日(もしくは実習前)に私からのオリエンテーションの時間があり、数か月ぶりに対面で実施しました。学生さんは初日ということで緊張した面持ちではありますが、そんな表情や反応を直接感じることができ、話にうなずいてくれるだけでもうれしくなります!対面はやっぱりよいなーと感じる時間でした。そして、学生さんを待っていたのは、私以上に現場の指導者、スタッフ、患者さんではないかと思います。純真な学生さんの存在は新鮮であり、さわやかな風が吹くことと思います。
実習に行けずに'ペーパーシュミレーション'で学習を重ねてきた学生さんも少なくありませんが、目の前の患者さんから教わること、実習でしか学べないことがたくさんあります。また、現場の指導者も、学生指導を通して多くのことを考え学ぶ機会になります。看護・介護の楽しさ、深さ、難しさ等に触れ、お互いに成長していくことを願います。
実習初日のオリエンテーションでは、私からは病院の特徴、慢性期の現場、看護部概要、専門性等について伝えています。
時には、「自分の祖父母に人工呼吸器が必要になったとすると、どんな選択をする?」と学生さんに問いかけることもあります。
指導を受けている一場面(どっちが指導者か、学生さんかわからない!?)
神奈川県立保健福祉大学実践教育センター感染管理認定看護師教育課程の学生さんも、約1か月間当院で実習。
走り回る三橋CNICの組織横断的活動にくっついて学んでいます。
介護医療院でも、介護学生さんの実習受け入れが再開となりました。
学生さんにとっては、食事介助も含めて実際の介助にどきどき★
※ご本人には写真公開の同意と許可を事前に得ております
2.ユニフォーム選考
当院では4年ごとにユニフォームが更新されます。来年4月に更新を迎えるので、今年の夏からいくつかのカタログを取り寄せ選考を始めました。選考にあたって、過去には業務委員会、科長会、係長会などが担当してきました。けれども、全員一致で納得するはずはなく、決定に時間を要してしまうため、今回は私と副部長で決めることにしました。「これは太って見える」「こっちは老けて見える」「下着のラインが映る」「かっこいいけどさすがに高い」等々、あーだこーだ言いながら、色、形、着心地、費用等をトータルに考え決定しました。新しいユニフォームも決まり、現在は、個人ごとのサイズ合わせの段階に移っています。春には新しいユニフォームになりますので、ご期待くださいね。
パンフレットを眺めているだけで楽しさが募ります??
せっかくの機会なので、見本のユニフォームをあれこれ着比べてみました。