看護部長ブログ
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Ozawattiの徒然なるままに 1.あらたな形で病院説明会 2.今年度のまとめと新年度の準備

2021年3月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀

1.あらたな形で病院説明会

 この1年間は新型コロナウイルスの影響で、人が多く集まる状況を作ることや県をまたぐことが自粛となり、参加を予定していた病院説明会はほとんどが中止になりました。就職につながる一つのきっかけになる看護学生の実習も中止あるいはごく短期間になってしまい、当院を知ってもらう機会が大きく減った年でした。それでも今年に入ってからweb説明会、直接説明会が形を変えて少しずつ動き始めました。

 web説明会は1枠25分程度で、最大8回の説明になります。聴講者が振り分けられる回と自由に聴きにくる回があり、振り分けられる回は、慢性期にそれほど興味を持っていなくても聴いてもらえる(聴かされる!?)機会になります。画面に向かってつい力が入ってしまい、最後の回は声はがらがら、活舌も悪いという消耗具合でしたが・・(泣)。

 直接対面では、出展側人数と1ブースに訪問する学生人数を制限し、アクリル板設置やフェイスシールド着用等の感染対策を徹底した中での説明になりました。久しぶりの直接説明会は、学生さんの反応がよくわかり言葉のキャッチボールもできてやっぱりいいなと実感しますが、形が変わっても当院の魅力を伝えていきます!6月まで説明会が続きますので、都合のつく学生さんはぜひ聴きに来てくださいね。(インターンシップも形を少し変えて、やってます!!)

webオンライン説明会

当たり前になったwebオンライン説明会

感染防止

web説明会は、感染防止になることが一番ですが、足を運ばなくてよいため時間が有効活用できる、多くの学生さんに聴いてもらえる等のメリットがあります。

当日の参加者は500人!

横浜での対面説明会に人事採用担当の八木さんと出席。
当日の参加者は500人!当院のブースにも多くの学生さんが来てくれました。


2.今年度のまとめと新年度の準備

 2-3月は年間評価と次年度の準備に追われます。評価については'普段からこつこつやっておけばよかった'と毎年この時期に反省し、年度初めは'こつこつ'やるのですが、結局今年も反省しています・・。

 看護部では、病棟、病棟以外(外来、中材他)、委員会、会議の年間評価を行い、科長会の場で各責任者が報告します。先日の科長会では病棟からの報告がされました。「できたこと」「できなかったこと」がそれぞれにありましたが、できたことは大いにほめて、できなかったことは理由や背景を明確にして、何をどのようにするとできたのかを次年度の課題にしてもらいたいと思います。

 このあとも委員会等の報告が続きますが、私からは一足先に看護部年間総括をさせてもらいました。目標達成しなかったこともありますが、今年度は新型コロナウイルス感染症への対応が最重要項目であり、患者さんの単発発生事例はあったものの看護部職員の罹患はなく、感染も最小限にとどめられことは大いに評価できることを伝えました。今年度も残りわずか、もうひと踏ん張りします!

科長会で、各病棟の年間評価を報告

科長会で、各病棟の年間評価を報告。
「できたこと」には残業時間削減、大浴場利用率上昇、コロナ禍で退院支援の工夫等、
「できなかったこと」には学習会開催、退院後訪問等があげられていました。

係長さんたちが熱くディスカッション

次回の会議報告に向けて、係長さんたちが熱くディスカッション中!!
(しかし、密ですね)

人事異動も発令

次年度の人事異動も発令しました。(ざわざわ)


Ozawattiの徒然なるままに 1. 2021年 年頭のごあいさつ 2.出向、お疲れ様!

2021年1月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀

1.2021年 年頭のごあいさつ

 新しい年を迎えました。今年は新年の活気や風情は少なく、静かで、そして緊張感が大きい年明けの時間となっています。

 1月7日に神奈川県に2度目の緊急事態宣言が発出されましたが、県内の感染者は増えるばかり・・。誰がどこで感染していてもわからない、感染していても無症状で気づいていないだけかもしれない・・、そんな状況で患者さん・職員を感染から守るためには、基本の感染対策を常委に正しく行い、少しの異常に早く気づいて対処することだとあらためて感じています。

 年末年始も患者さんの外出・外泊は必要最小限に制限されたため、職員は患者さんにちょっとでも新年の雰囲気を味わってもらいたいとさまざまに工夫をこらしていました。社会全体が重苦しい中、少しでも元気と希望が届いてくれたらと思います。

 収束という出口はまだ見えませんが、皆で協力して乗り切っていきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。


2西病棟

思わず手を合わせてしまったほどの力作!
(2西病棟)

全部大吉

おみくじは大吉!喜んでいたら、
実は全部大吉だった(ネタばれ)

介護医療院

介護医療院は、いつも季節に合わせた飾りつけがされています。

鶴のまきちゃん

鶴のまきちゃんも着物で盛り上げています。
おそろいのマスクもお洒落


お参りも様変わり。参拝人数制限+ソーシャルディスタンス。
(左)小澤、(真ん中)鈴木院長、(右)田村事務長

アマビエ

比々多神社で思わず購入した疫病退散のアマビエ飴。
収束祈願をしながら、おいしくいただきました!

2.出向、お疲れ様!

 看護部では、法人関連施設との人事交流を積極的に実施しています。当院からは訪問看護ステーション(訪看)での研修をお願いしたり、逆に訪看の看護師や老人保健施設(老健)の介護福祉士が当院を経験したり、その期間は数日から数年になることもあります。

 現在は、当院から訪看に2名(NS・看護師)、老健に2名(NS1名、CW・介護福祉士1名)、急性期病院に1名(NS)が出向しています。目的は、当院では経験できない分野を実際の現場で学び、戻ってきてその学びを活かしてもらうことです。退院指導は実施しているけれど自分たちの視線になってないか、実際の在宅の状況にあっているのか等の評価や、当院に入院されるまで過ごしてきた急性期の概要を知って、病態を予測しながらケアを提供すること等を期待しています。

 先日、急性期病院に出向しているNSと老健に出向しているCWが、それぞれ報告に来てくれました。2人とも当院での経験は長く、係長という職位にもついていますが、仕事への向き合い方、倫理的問題、在宅で過ごす'その方'、必要な知識・技術等々、たくさんのことをあらためて考える時間になっているようで、とてもきらきら輝いていました。もうすぐ出向期間が終わります。戻ってくる日を待っていますね!

横浜新緑総合病院に出向中の畑中看護係長
12月の係長会研修に参加してくれました。当院とは違うユニフォーム姿が新鮮!


Ozawattiの徒然なるままに「コロナ禍で迎える12月」「あかりの夜」

2020年12月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀

2020年、世界は新型コロナウイルスにより大きな影響を受けました。当院でも、コロナ対策の体制整備として、さまざまは方針転換を迫られました。中でも、病院が初めて面会禁止、外出泊も原則禁止を選択したことは、患者さん・ご家族にとって、そして私たちにとっても切ない方針の一つであったと思います。

平常とは異なる「入院」という状況でありながら、直接会えない、様子がわからない不安を少なくするためにどうしたらよいかを考え、工夫も続けました。Web面会、患者さんの様子をお伝えするご家族へのお手紙・お電話、感染予防に努めながらの病棟でのミニレクリエーション、そして変わらないケアの提供を続けること。

職員自身も家族や友人と気軽に出かけたり、気分転換の機会が少なくなっています。それでも、いつもと変わらない笑顔と元気で患者さんのケアにあたっています。また、学ぶ姿勢も無くすことなく、クリニカルラダーのそれぞれの課題にも取り組んでもらいました。今月の発表会では、一人ひとりの日々の活力を大いに感じることができました。そんな職員に感謝しながら、これからも患者さん、職員を感染から守っていくための体制管理に尽力していきます。

最後に、今年の「あかりの夜」の様子をお届けします。開催中止も考えましたが、こんな状況だからこそ患者さんに少しでも楽しんで頂きたいという思いで、大幅に規模は縮小しましたが「あかり」を届けることができました。来年は穏やかな年になることを切に願います。

ラダーⅡ・初年度のまとめ研修では、これからのキャリアを考える参考として、先輩たちからの講話を真剣に聞きました。

問題解決コースの成果発表会では、それぞれの病棟で改善したいことへの取り組みが発表され、ぜひ継続してもらいたい内容ばかりでした。

ここからは、「あかりの夜」の様子です。

今年は南館と本館の2か所の屋内での開催となり、今年度の担当の加藤科長、中根科長が図面を作成。

図面に沿って並べて・・

完成!ロウソクは使わずに、LED電球で工夫。

南館ではクリスマスシーンの動画とともに楽しんでいただきました。

本館でも'密'にならないように、入れ替わり制として、多くの患者さんに見ていただくことができました。

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