看護部長ブログ
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Ozawattiの徒然なるままに 1.介護医療院の様子 2.ラダーⅠ-2 ・新共歩者研修「看護と介護のチームづくり」

2019年6月

1.介護医療院の様子

 4月1日に院内に介護医療院が開設され、はや2か月が経過しました。立ち上げまでは、職員はご家族への説明や書類準備に追われる汗と涙の日々でしたが(!?)、まだまだ模索しながらも'入所者さま(介護施設になるので、「患者」とは呼ばないんですよ)に充実した生活を送ってもらいたい'という思いを持って頑張っています。

 介護医療院には、日常的な医学管理、看取りやターミナルケア、生活の充実が求められます。先日、お看取りさせていただいた方への関わりを紹介いたします。食べることとお洒落が大好きだったAさん。病状が悪化し、これまでであれば食事を中止する選択でしたが、ご本人の食べたい意思を尊重し、亡くなる前まで大好きだったイチゴを召し上がることができたそうです。そして最後は、ご本人のお気に入りのシルクのパジャマで旅立ちをお見送りさせていただいたということです。

医療の必要な要介護高齢者の長期療養・生活施設としての機能を存分に発揮できるよう、新たなものに向き合うスタッフたちを支えていきたいと思います。


5月のこどもの日に合わせて、ベランダにこいのぼりを泳がせました。


終末期で、桜が好きだった入所者さんに、ご家族から桜を見せてあげたいという思いを聞き、飾り付けをしました。


介護医療院を支える職員たち。


2.ラダーⅠ-2・ 新共歩者研修「看護と介護のチームづくり」

 5月下旬に、上谷いつ子先生をお招きして研修を開催しました。(上谷いつ子先生は、現在東京純心大学の副学長でいらっしゃいます。看護実践・看護管理・看護教育のすべてでご活躍の素敵な先生!)先生には「看護と介護のチームづくり~専門職としての私を表現しよう~」の内容で研修を進めていただきました。変化し続ける医療・看護・介護の現場で、専門職として求められること、何を目指すか、法的責任や倫理等を学びました。はじめは堅かった雰囲気もリフレクションで次第にほぐれ、グループワークで共有、助け合い、言葉にすること等、よりよいチームづくりのために自分たちにできることが表現されました。

上谷先生には毎年来ていただいていますが、何回受講しても心に深く浸み、看護部すべての職員に先生の講義をぜひ受けてもらいたい!と夢が膨らみます❤



'よりよいチームづくりのためにできること'についてディスカッション


考えをもつ・表現する・伝えことの大切さも学びました。

Ozawattiの徒然なるままに 1.新人研修 2.特定行為研修5人目修了!

2019年5月

1.新人研修

 前回のブログでお伝えした看護部の入職時研修の様子を紹介します。3日間の新入職者全体研修が終了した後、看護部の研修が1週間続きます。内容は、社会人基礎力、「私の取扱説明書」作成、院内理念探検、近隣散策、宿泊研修等などなどです。

 院内理念探検では、各部署を回って目標や大切にしていること等をインタビューし、病院理念に沿って自分たちができることは何かを考えました。「夢・意欲・目標を持つ」「健康であること」など、たくさんのことが表現され、私自身も基本に立ち返りました。宿泊研修では、「チームワークを高める」「自分と他者の価値観について知る」「これからの自分について考え表現する」等を目標に、室内外で数々の演習を行いました。今年の新人さんはスポーツマン・ウーマンが多く、1日目のアクティビティの時間は、まるでスポーツ観戦をさせてもらった気分でした!?

このあと6月までは毎週の集合研修が続きます。新人さんの日々の成長を楽しみにしています。



理念探検から新人さんが考えた「自分たちができること」


宿泊研修-1:お題は「今年度の看護部目標を完成させよ」


宿泊研修-2:作戦会議「絶対勝つぞ!」


2.特定行為研修5人目修了!

 このたび矢島典代科長が、日本慢性期医療協会の特定行為研修を修了しました。当院では5人目です。あらたに「PICCの挿入」が加わり、9区分16行為の実践ができます。

 先日、特定行為委員会が開催され、関連施設に出向している1期生も出席し、修了生5人全員が揃いました。患者さんに必要なケアをタイムリーに実施できる強みを存分に発揮して、活躍の期待は無限大です!!



特定行為研修を修了した矢島科長


特定行為研修修了看護師勢揃い!

Ozawattiのつれづれなるままに 2019年度始動しました。1.新人さん入職 2.看護部目標

2019年4月

2019年度始動しました。1.新人さん入職

 4月1日に、セコム提携病院神奈川ブロック3病院の合同入職式が横浜で挙行されました。

 看護師、介護福祉士、PT、OT、ST他、3病院合わせて107名の新入職員を迎えることができました。各病院の理事長、セコム医療システム小松社長からお祝いと応援エールをいただき、新人さんたちの表情がきりりと引き締まりました。

 さて、病院の方では全職種合同のオリエンテーションが3日間行われ、3日目の最後に配属発表があり、それぞれの部署、病棟に分かれていきます。入職式を含めて一緒に過ごした期間は4日間でしたが、部署を超えて新人さんの絆ができていたことにちょっと感動!看護部ではこのあともオリエンテーションが続き、理念探検、近隣散策、宿泊研修等など、盛りだくさん。(その様子は次回にご紹介いたします。)

 それでは、品位を備えて(品位は私がこだわることの一つです)、患者さんの思いに寄り添える医療職になっていってくださいね。


鶴巻温泉病院看護部の新しい仲間です。


事務部門からの講話を真剣に聞いています。


配属発表を待つ緊張の時間。


配属先が発表され、所属長が新人さんを病棟に連れて行く前に「はい、ポーズ!」


2019年度始動しました。2.看護部目標

 今年度の看護部の目標は、次の3つです。

1. 安全で質の高い看護・介護を提供する

2. 新たなものをつくり、挑戦する力を発揮する

3. つなげる・つながる看護・介護を実践する

 目標立案にあたっては、昨年度の実績、課題、将来展望他、多くの情報を集めて、鶴巻温泉病院看護部が目指していく方向を決定しました。すべてに思いを込めていますが、個人的には「つなげる・つながる看護・介護」がわくわくします。病院と地域、職員から患者さん・家族、先輩から後輩へケアがつなげる・つながる、・・そんな願いがあります。

 それでは、2019年度もよろしくお願いいたします。

看護部目標 2019年度

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