看護部長ブログ
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Ozawattiの徒然なるままに 1.緩和ケアチーム委員会と倫理委員会のコラボ勉強会_1 2. 2つのHappy Birthday❤

2019年7月

1. 緩和ケアチーム委員会と倫理委員会のコラボ勉強会 その1

2つの委員会がコラボした勉強会・第3弾が開催されました。緩和ケアチーム委員会は、医師、緩和ケア認定看護師、緩和薬物療法認定薬剤師をはじめとする多職種で構成されており、倫理委員会は、リハ部長、事務長、医師、栄養課科長、地域連携室室長、家族支援専門看護師をはじめとする多職種で構成されています。

第1弾・2弾は昨年・一昨年度に開催されており、今回は初の2回シリーズとなりました。テーマは「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」です。

まずは、私たち医療者が自身の死生観と向き合う、あるいは知る機会にすることを目的に、1回目は講義と'もしばなゲーム'、2回目はACPに必要な価値観を知る・引き出すワークを行いました。 'もしばなゲーム'とは、人生の最後にどうありたいか、だれもが大切なことだとわかっていても「縁起でもないから」という理由で避けてしまう。このカードを使い、そんな難しい話題を考えたり話し合うことができる。ゲームを通して自分自身の価値観を考え、一緒にプレイする人と気軽にもしものこと考えたり話し合っていけるというもの。 医療者同士で行うことで、もしものことを「自分ゴト」として考えたり、患者が「大切にしていること」やその「変化」にも気づける心が磨かれる。というものです。実際にやってみると、自分は何を大切にするのか深く考え、また、メンバーの価値観はそれぞれに異なり、話し、聞きながら、深く染み入る時間となりました。

2回目のワークについては、次回お話しいたします。

カードには、死の間近「大事なこと」として人が口にするような言葉が記されています。
最後は自分が大切と考えるカードを3枚手元に残します。

2. 2つのHappy Birthday❤

6月は鈴木院長の誕生日(このブログでは3回目の紹介です)。そして7月は小玉介護科長の誕生日。どちらも、いつものSakulala(サクララ)のケーキでお祝いしました。

小玉介護科長については、数人が朝、「誕生日おめでとう」と業務上のお祝いの言葉(!)をかけ、それっきり何もなく1日が終わったー・・・と思った時間に♪Hpppy Birthday to you~♪のサプライズ!大成功でした!!

鈴木院長のチョコプレートは「鶴のまきちゃん」
小玉介護科長の年齢公開!



情報サイト「シンカナース」インタビュー https://sinkanurse.jp/

Ozawattiの徒然なるままに 1.介護医療院の様子 2.ラダーⅠ-2 ・新共歩者研修「看護と介護のチームづくり」

2019年6月

1.介護医療院の様子

 4月1日に院内に介護医療院が開設され、はや2か月が経過しました。立ち上げまでは、職員はご家族への説明や書類準備に追われる汗と涙の日々でしたが(!?)、まだまだ模索しながらも'入所者さま(介護施設になるので、「患者」とは呼ばないんですよ)に充実した生活を送ってもらいたい'という思いを持って頑張っています。

 介護医療院には、日常的な医学管理、看取りやターミナルケア、生活の充実が求められます。先日、お看取りさせていただいた方への関わりを紹介いたします。食べることとお洒落が大好きだったAさん。病状が悪化し、これまでであれば食事を中止する選択でしたが、ご本人の食べたい意思を尊重し、亡くなる前まで大好きだったイチゴを召し上がることができたそうです。そして最後は、ご本人のお気に入りのシルクのパジャマで旅立ちをお見送りさせていただいたということです。

医療の必要な要介護高齢者の長期療養・生活施設としての機能を存分に発揮できるよう、新たなものに向き合うスタッフたちを支えていきたいと思います。


5月のこどもの日に合わせて、ベランダにこいのぼりを泳がせました。


終末期で、桜が好きだった入所者さんに、ご家族から桜を見せてあげたいという思いを聞き、飾り付けをしました。


介護医療院を支える職員たち。


2.ラダーⅠ-2・ 新共歩者研修「看護と介護のチームづくり」

 5月下旬に、上谷いつ子先生をお招きして研修を開催しました。(上谷いつ子先生は、現在東京純心大学の副学長でいらっしゃいます。看護実践・看護管理・看護教育のすべてでご活躍の素敵な先生!)先生には「看護と介護のチームづくり~専門職としての私を表現しよう~」の内容で研修を進めていただきました。変化し続ける医療・看護・介護の現場で、専門職として求められること、何を目指すか、法的責任や倫理等を学びました。はじめは堅かった雰囲気もリフレクションで次第にほぐれ、グループワークで共有、助け合い、言葉にすること等、よりよいチームづくりのために自分たちにできることが表現されました。

上谷先生には毎年来ていただいていますが、何回受講しても心に深く浸み、看護部すべての職員に先生の講義をぜひ受けてもらいたい!と夢が膨らみます❤



'よりよいチームづくりのためにできること'についてディスカッション


考えをもつ・表現する・伝えことの大切さも学びました。

Ozawattiの徒然なるままに 1.新人研修 2.特定行為研修5人目修了!

2019年5月

1.新人研修

 前回のブログでお伝えした看護部の入職時研修の様子を紹介します。3日間の新入職者全体研修が終了した後、看護部の研修が1週間続きます。内容は、社会人基礎力、「私の取扱説明書」作成、院内理念探検、近隣散策、宿泊研修等などなどです。

 院内理念探検では、各部署を回って目標や大切にしていること等をインタビューし、病院理念に沿って自分たちができることは何かを考えました。「夢・意欲・目標を持つ」「健康であること」など、たくさんのことが表現され、私自身も基本に立ち返りました。宿泊研修では、「チームワークを高める」「自分と他者の価値観について知る」「これからの自分について考え表現する」等を目標に、室内外で数々の演習を行いました。今年の新人さんはスポーツマン・ウーマンが多く、1日目のアクティビティの時間は、まるでスポーツ観戦をさせてもらった気分でした!?

このあと6月までは毎週の集合研修が続きます。新人さんの日々の成長を楽しみにしています。



理念探検から新人さんが考えた「自分たちができること」


宿泊研修-1:お題は「今年度の看護部目標を完成させよ」


宿泊研修-2:作戦会議「絶対勝つぞ!」


2.特定行為研修5人目修了!

 このたび矢島典代科長が、日本慢性期医療協会の特定行為研修を修了しました。当院では5人目です。あらたに「PICCの挿入」が加わり、9区分16行為の実践ができます。

 先日、特定行為委員会が開催され、関連施設に出向している1期生も出席し、修了生5人全員が揃いました。患者さんに必要なケアをタイムリーに実施できる強みを存分に発揮して、活躍の期待は無限大です!!



特定行為研修を修了した矢島科長


特定行為研修修了看護師勢揃い!

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