3階東病棟(医療療養病棟) 後藤成美 ※コラム執筆当時
3階東病棟で介護福祉士として働いている後藤です。体調を崩し、介護の仕事から離れていた時期もありましたが、鶴巻温泉病院と老人保健施設等で7年程この仕事をしています。
介護の仕事は心身ともに大変だなと思います。ですが仕事を通して沢山の人生を知ることができ、様々な価値観、幸せの形があるのだなと勉強になることが魅力の一つです。
どの仕事も私たちが生活していく上で必要なものですが、感謝の言葉が行きかう環境は少ないと思います。私はよく失敗してしまうので、その度にスタッフは勿論、患者さんやご家族に励まされて来ました。また、これまで「もっと患者さんのためにできたことがあったかもしれない」と後悔し、何度も諦めたくなりました。でも、苦しいことがあっても患者さんの笑顔が見られると「やっぱりこの仕事に戻ってきてよかった!」と嬉しくなります。
「人の温かみ」を感じることが私にとっての原動力なんだなと改めて思います。これまで関わらせていただいた患者さんへの感謝も込めて、自分も楽しく、そして沢山の方が笑顔で過ごせるよう生活を支えていくのが今の目標です。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。
当病棟では「鶴巻温泉病院版 緩和ケアパス」という書類を2019年度から作成・使用しています。これは評価尺度(PPI)を用いて、対象者の全身状態を評価する方法で、当院ではPPIが6より大きい患者様を対象として行っています。この方法を取り入れることで緩和ケアの観点から患者様とご家族様への介入の統一をチーム全体で行うことができ、多職種における業務の把握に繋がり患者様がよりよい環境で最期まで過ごせるように調整することができています。
昨年(2020年)度は院内の学術研究において、当病棟の取り組みを発表し、スタッフが優秀賞を受賞、セコムグループ内での発表を行うこととなりました。この賞をいただけたのは、何年もかけて先輩スタッフの皆様が患者様、ご家族様のことを思い、自分たちの看護を探求し、繋げてきて下さったおかげです。
病棟スタッフは異動することはあっても、どこにいてもOne Teamで患者様のために頑張っています。私たちは、これからも患者様とご家族のために日々向上心を持って業務に励んでいきます。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。
当病棟のいつでもさわやか、笑顔が素敵な看護師の後田さんを紹介します!
後田さんは勤続9年目のベテラン!夜勤専従(夜勤のみの勤務)で働いています。今回は後田さんにお話を伺ってみました。
鶴巻温泉病院で勤務して約9年、夜勤専従になって7年になります。就職時は二交替勤務でしたが、家族の都合で引っ越すことになり、通勤時間の兼ね合いで一度は退職を考えました。しかし、上司に相談した際に夜勤専従を提案してもらいました。
夜勤専従は体力的にも仕事としても自分に務まるのか不安でしたが、徐々に慣れてきて今も鶴巻温泉病院で働き続けることができています。
当院では、ケアプランや業務内容が日々具体的に更新されており、夜勤だけの勤務でも継続しやすいシステムになっています。また、スタッフの理解もあり、患者さんのために、助け合って仕事をしています。チームの一員として、私も前向きに仕事をすることができています。ただ、夜勤専従は日々の患者さんとのコミュニケーションが、日勤に比べて少なく、身近でリハビリの成果を見守ることが難しいので、いずれは日勤も含めた勤務形態に戻ることが目標です。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。