スタッフコラム
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スタッフコラム

病棟スタッフ紹介

介護リレーコラム 第2弾 ~「あたたかい介護」を目指して~

2021年9月

4階東療養棟(介護医療院) 遠藤有香

私は専門学校卒業後、特別養護老人ホームで5年、鶴巻温泉病院で働き4年目になります。この9年の間でたくさんの患者様に出会うことができました。

当院就職時は回復期に配属され、最初は患者様の医療度の高さに、介護福祉士として自分の役割をどのように果たせば良いのか、どのような生活の場ができるか悩みました。でも、戸惑いながらも日々の関わりの中で、患者様の声に耳を傾け、ケアを通してどのような状況でもその方のご希望に添えるよう関わってきました。

患者さまと接する遠藤さん

介護の仕事は、数えきれない程の人との出会いがあり、患者様から感謝の言葉や労いの言葉をかけて頂けることを何より嬉しく思います。様々な疾患をもち、個性が違う一人ひとりに対して、痛みや辛さを感じ取り、ありのままに受け入れることを大切にしながら、これからも「あたたかい介護」が提供できるように頑張っていきたいと思っています。

※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。

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介護リレーコラム 第1弾 ~声にならない思い~

2021年8月

2階西病棟(特殊疾患病棟)北村大輝

皆様こんにちは。 介護福祉士の北村大輝です。
私は現在、特殊疾患病棟で勤務しています。この病棟は患者さまが自身で身体を動かすことが難しく、多くの介助を必要とすることが特徴です。また自分の思いを声に出すことが難しい患者さまが多いことも特徴の1つです。そのような病棟でのケアは、患者さまからの反応(表情の変化、言葉での感想の伝達など)を得られないことが少なからずあります。そこで、私は「声にならない思いを推し量る(推し量ろうとする)」ことを心掛けるようにしています。

患者さまと接する北村さん

言葉や何らかの方法で思いを伝えることが可能であれば、それを患者さまの反応として受け取ることが出来るかもしれません。では、意思疎通が困難な患者さまの場合にどのような対応をすればよいのでしょう?「患者さまにとって正しいことを行えているのか?」と疑問に感じることもあります。でも、そんな時こそ、「声にならない思い」を推し量り、患者さまに行っているケアが「正しい」か「正しくない」という判断の基準ではなく、患者さまが求めていること、嬉しいことを考え続ける自分でありたいと思います。

笑顔の北村さん

※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。
(尚、撮影時のみ、一時的にマスクを外しております)

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3階東病棟 梅雨の季節~壁面製作が告げる季節の変わり目~

2021年8月

今年もじめっとする梅雨の季節が到来しました。他の地域がどんどん梅雨入りする中で、関東の梅雨入りはずいぶん遅く感じましたが、気象予報士の解説では、今年の関東の梅雨入りは例年に比べると3日遅かっただけだったそうです。

さて、今回の3階東病棟のコラムは患者様と職員が手掛ける壁面製作について取り上げていきたいと思います。当病棟ではレクリエーション担当が月ごとに担当職員を設定し、どんな催しをするか考えることになっています。
写真で紹介する製作は6月の担当職員4名による作品です。季節ごとにテーマを決め、院内で代り映えしない景色を壁面製作で彩ることで、患者様に季節を感じていただくことができます。6月の担当者がてるてる坊主を製作している過程を見ていましたが、とても楽しそうに製作していました。彩られた壁面を見た患者様は、笑顔で「もうこの季節が来たのね~」と楽しそうに話されていました。壁面製作は患者の笑顔に繋がるツールにもなり、会話も弾む要素にもなります。

私は保育士の資格も所有しており、実際に保育の現場でも実践経験があります。壁面製作はテーマを決めるまでの過程は難しいですが、テーマが決まって実際作っていく過程になると、とても楽しく実践できます。
皆さんもぜひ作品を作って、彩ってみてはいかがでしょうか?

てるてる坊主を製作

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