朝方や夕方はずいぶん寒くなってきましたね。
寒くなってくると急にクリスマスをイメージしてしまいます。
今年度は季節のイベントも盛大には行えず、スタッフもジレンマを感じていました。そこで、今年の最期を締めくくるクリスマスのイベントに向けて、病棟スタッフで準備しています。医師もとても協力的で、サプライズで何かをしてくれるそうです。
病棟のスタッフの思いやり、医師だけでなく、コメディカルも協力的な患者様に愛のある病棟。これからも守っていきたいチームワークです。
新型コロナの影響で面会自粛が続く中、「入院中に少しでも思い出に残ることがしたい」と考え、4階南病棟では、10月31日にスタッフが仮装し、ハロウィンパーティーを開催しました。緊急事態宣言が明けたこのタイミングを逃す手はない、と今年度初めてジュースとケーキを患者様に召し上がっていただくことにしました。
患者様からは「ケーキ美味しかった。」や「あのスタッフと一緒に写真が撮りたい」等のリクエストもあり、日頃スタッフとの会話の少ない患者様も笑顔で話しかけてくれました。パーティー中は終始笑い声が響き渡り、短い時間でしたが、スタッフも患者様の笑顔を見ることで、「パーティー出来てよかったね」や「すごい笑顔で写真撮れてるね」と楽しむことができました。
今回のパーティーで、距離は保ちつつ、心の距離は近くなれたと思います。
※患者様、スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。(尚、撮影時のみ、一時的にマスクを外しています)
3階南病棟(回復期リハビリテーション病棟) 黒川聖矢
私は、誰かの役に立ちたいという思いで介護福祉士となり、5年経った今でも誇りをもって仕事をしています。世間一般では「介護=大変」というイメージが強いように感じます。確かに楽なことばかりではありませんが、日々成長できているという実感や、患者様、ご家族からの温かい言葉により、ここまで楽しく続けてこられました。
私が1年目の頃、業務に慣れ、患者様との関わりを疎かにしてしまっていた時に、患者様のご家族から言われた言葉があります。「この人は人形ではありません。私の大切な人なんです」。この言葉は、今も私の心の中で強く残っており、患者様と関わるときの基本になっています。このような様々な関わりや経験を経て、介護福祉士としてだけでなく、人として成長した今の私があります。
真剣に、真摯に、丁寧に関わる。患者様やご家族は、普段の様子をしっかりと見てくれています。「ありがとう」「あなたが居てくれて良かった、助かった」「あなたで嬉しい」。このような素敵な言葉が、私がここまで仕事を続けてこられた、そしてこれからも続けていくための源となっています。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。(尚、撮影時のみ、一時的にマスクを外しております)