教育専従 介護係長 足立原 崇
夏真っ盛りの8月1日、インド人特定技能介護職員として3名が入職しました。3人はインドで看護師の資格を有しており、今回の入職で日本の介護福祉士取得を目指しています。
鈴木院長から辞令交付を受けました
左からイラキアさん、プリティさん、プリヤさん
配属病棟ではウエルカムボードを作成し、3人の入職を楽しみにしていました。そんなイラキアさん、プリヤさん、プリティさんに質問をしてみました。
Q1:日本で行ってみたい所はどこですか。
イラキアさん:海、温泉に行きたいです。
プリティさん:ディズニーランドに行きたいです。
プリヤさん:東京タワーに行きたいです。
Q2:おすすめのインド料理は何ですか。
イラキアさん:ビリヤニ(お肉とスパイスを混ぜた炊き込みご飯)
プリティさん:チャパーティー(インドやパキスタンのパンの一種)
プリヤさん:ビリヤニ
Q3:何か一言お願いします。
イラキアさん:皆さんとてもやさしい、元気に頑張ります。
プリティさん:皆さんとてもやさしい、いつもありがとうございます。
プリヤさん:皆さんがゆっくり話してくれるので感謝しています。
患者さまからもとても人気のある3人です。これからもよろしくお願いします。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。(尚、写真撮影時のみ、一時的にマスクを外しております)
3階東病棟(医療療養病棟) 後藤成美 ※コラム執筆当時
3階東病棟で介護福祉士として働いている後藤です。体調を崩し、介護の仕事から離れていた時期もありましたが、鶴巻温泉病院と老人保健施設等で7年程この仕事をしています。
介護の仕事は心身ともに大変だなと思います。ですが仕事を通して沢山の人生を知ることができ、様々な価値観、幸せの形があるのだなと勉強になることが魅力の一つです。
どの仕事も私たちが生活していく上で必要なものですが、感謝の言葉が行きかう環境は少ないと思います。私はよく失敗してしまうので、その度にスタッフは勿論、患者さんやご家族に励まされて来ました。また、これまで「もっと患者さんのためにできたことがあったかもしれない」と後悔し、何度も諦めたくなりました。でも、苦しいことがあっても患者さんの笑顔が見られると「やっぱりこの仕事に戻ってきてよかった!」と嬉しくなります。
「人の温かみ」を感じることが私にとっての原動力なんだなと改めて思います。これまで関わらせていただいた患者さんへの感謝も込めて、自分も楽しく、そして沢山の方が笑顔で過ごせるよう生活を支えていくのが今の目標です。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。
3階西病棟(地域包括ケア病棟) 原田将光
私は、病気や障がいがあるから=病人としてではなく、一人の人として関わることを大切にしています。そして、個人のことを理解して安心感の与えられる介護福祉士を目標にケアを行っています。
ある時、緊張した表情で口調も強く、頻繁にナースコールされる患者さまと出会いました。しかし、日々関わる中で「編み物がしたい」、「誕生日が近いから美味しいものが食べたい」と話されるのを聞き、編み物のレクリエーションや誕生日の当日に希望していた食事を提供するプランを立て、ニーズに近づけるように対応しました。すると、緊張が和らぎ、時折、笑顔も見られるようになり、「いい時間を過ごせたから良かったよ。ありがとう。」と感謝の言葉を頂くことができました。この経験から、入院生活の中でも自分のペースで過ごせるように環境を整えたことで安心感を得て頂けたのではないか、と私は思っています。
患者さまは人生の先輩です。私はこの仕事を通して、以前の自分よりも一人の人として関わり、相手のことを理解することができるようになって来たのではないかと感じます。介護の仕事は、日常生活を支援するだけでなく、その人の人生を支える仕事であると教えていただいたことがあります。介護は素敵な仕事です。今後も「一人の人として関わる」その目標を大切にして日々、努力をしたいと思っています。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。(尚、撮影時のみ、一時的にマスクを外しております)