スタッフコラム
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回復期リハビリ

回復期病棟(4階南) 「夏の風物詩」

2022年11月

皆さんは「日本の夏」と聞いて、何を思い浮かべますか。今年もコロナの影響で夜空に咲き誇る「花火」や夏の一大イベントの「夏祭り」は、縮小や中止が多くなっていました。猛暑で熱中症や脱水症の心配はありますが、夏は美味しい食べ物やレジャーなど楽しみがたくさんありますね。

4階南病棟では、この夏、かき氷をメインに「夏の風物詩」の壁面画を作成しました。細かく削られたフワフワの氷の上にカラフルなシロップをかける様子を思い出しながら、かき氷や器の部分に色をつけていきました。患者様にはイチゴ味やメロン味が定番のようでしたが、現代風のマンゴー味や宇治金時もありました。

「シャリシャリ」とスプーンですくう音が涼しく、食べ過ぎると頭がキーンと痛くなるのも思い出の一つ。とても美味しそうな仕上がりになりました。すだれのサイドには、海に関連のある「スイカ・カニ・ヒトデ・浮き輪」などを飾り、さらに夏らしさを演出しました。

壁面画に作成した、かき氷・スイカ・カニ・ヒトデ・浮き輪
患者様との合作「夏の風物詩」

また折り紙で作成した朝顔も掲示しました。小学生の頃に育て、観察日記をつけた記憶がある人が多いのではないでしょうか。朝顔のツルや葉っぱを一面に広がった状態にして、グリーンカーテンにすると遮熱効果があるそうです。今のようにカラフルな色になったのは江戸時代からで、夏の朝に彩りと涼しさを届けてくれる、季節の花ですね。

折り紙で作成した朝顔
夏の朝を彩る「朝顔」

来年こそ、病棟で夏のイベントができるよう願いつつ、これからも入院生活で季節を感じていただけるよう企画をしていきたいと思います。

回復期病棟(4階南)浴室から愛をこめて

2022年9月

入浴は「身体を清潔に保つ」だけでなく、「生活の中での楽しみ」や「リラックスの時間」、「リハビリテーションの場」になります。4階南病棟では、患者様の状態やニーズに合わせた方法で入浴しています。また、退院後をイメージして、リハビリテーションスタッフと連携を取りながら入浴介助をしています。24年間、入浴専従として勤めてきた介護福祉士の松岡さんは安心感があり、患者様やスタッフから信頼されています。経験から学ぶことがあると思い、松岡さんから話を聞きました。

Q1:入浴介助の際、気をつけていることは何ですか。

A1:患者様に喜んでもらえるよう、考えながら仕事をしています。また、気持ち良く入ってもらうために掃除も丁寧にしています。
リラックスしていただけるように言葉遣いや話題に気をつけており、趣味や好きなことを聞いて、本音が言える雰囲気を創っています。

Q2:入浴介助を続けてきた中で良かったことは、ありますか。

A2:お風呂が終わって患者様から「ありがとうございました」、「またね」の声に助けられて、24年間続けてこられました。

回復期病棟 浴室

チェアインバスタイプの機械浴を操作する松岡さん

松岡さんの話からコミュニケーションの重要性と患者様を思う気持ちが、やりがいにつながることを実感しました。今後も入浴が安全に快適に行うことができるよう、退院後の生活を見据えて介助をしていきたいと思います。

回復期病棟(2階南)短冊に願いを込めて

2022年8月

今年は早々に梅雨も明け、本格的な夏の暑さの中、暑さに負けず病棟の患者さんは日々リハビリテーションに励まれています。
さて、7月と言えば「七夕」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。季節を感じるイベントとして病棟でも様々な七夕飾りで彩られていました。

七夕飾り
笹竹に願い事を書いた短冊

「七夕」と言えば、7月7日の夜、彦星と織姫が天の川を渡って1年に1度だけ会うという物語が有名ですが、天に向かって伸びる笹竹に願い事を書いた短冊を吊るすことは、願い事を天に届けるためという言い伝えもあります。

七夕飾り
七夕飾り

当病棟ではレクリエーション係が中心となり、短冊や七夕飾りの作成、装飾を行いました。短冊には患者さんや病棟スタッフの願い事が書かれており、病棟の様々な場所に飾られました。皆さん願い事は様々。ひとつひとつ願いが叶いますようにと心を込めて装飾され、笹に短冊を飾る以外に、折り紙で作成された笹にも沢山の短冊が飾られました。本物の笹にも負けないくらい素敵な仕上がりです。
単調になりがちな入院生活に、季節の移り変わりを実感できる良い機会となりました。今後も季節ごとにイベントを企画していきたいと思います。

※短冊の個人名は伏せさせていただきます。

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