この冬は、コロナ禍で行動制限が緩和されてきたとはいえ、家族との面会制限は継続しており、感染対策のため部屋で過ごす時間が増えました。そこで、4階南病棟では少しでも楽しいひとときを過ごしていただけるよう12月には「クリスマスツリー」の壁面画を作成しました。
クリスマスツリーの形に切った色画用紙に、星やハートなどのシールやクリスマス関連のフレークシール、模様柄の折り紙を、患者さんに選んでもらい、自由に貼っていきました。好みの色やシールの種類に限りのある中でしたが、白い丸のシールを雪にみたてたり、色のバランスを考えたり工夫が感じられます。クリスマスの文字やイラストも加わり、素敵な作品に仕上がりました。
患者さんから「いい気分転換になった」「子供に戻ったみたいで楽しい」「孫にあげたい」などの感想が聞かれました。
レクリエーションは、日々の生活の中に小さな楽しみをつくり出していくことや生きる喜びを見いだしていくことも大切な役割です。楽しいという気持ちは、状況や個人の好きなこと、興味によって変わっていきます。これからも多くの患者さんが、楽しんで頂けるレクリエーションを企画していきたいと思います。