塗り絵と聞いて、大人よりも子供が行うイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし近年では、大人向けの繊細なデザインや有名な絵画、キャラクターの塗り絵など種類がたくさんあり、簡単に始めることができます。
塗り絵には、いろいろな効果があります。絵の形を認識したり色を選んだりする頭を使う作業と、色を塗っていくという体を動かす作業を同時並行して行うため、脳の活動を促しているそうです。また色鉛筆などの用具をつかむ、握る、線からはみ出さないように色を塗るという繊細な作業を行うので手や指先の機能を維持するためのリハビリとして有効です。そして集中することで気持ちをリラックスさせる効果が期待でき、さらにやりがいや達成感が味わえるそうです。
4階南病棟では、リハビリテーションやレクリエーションの時間に塗り絵を取り入れています。季節の行事、身近な花や食べ物など知っているものや興味のあるものを選択していただき、患者さんに合わせた題材を用意しています。作成された塗り絵付きのカレンダーは、入院生活で役立っているそうです。
脳の活性化や手指のリハビリ、ストレス解消の効果がある塗り絵で、日々の生活を豊かにしてみてはいかがでしょうか。
※患者さんには写真公開の許可を事前に得ています。尚、写真撮影時のみ一時的にマスクを外しています。
9月になりましたが。まだまだ暑い日が続いております。皆さん、体調を崩されていませんか?
さて、少し前のことですが、5階南病棟では、7月、七夕にあわせて患者さんがフロアに集まり、季節の装飾作成をしました。リハビリテーションスタッフが患者さんのお手伝いを行い、色鮮やかな星々、煌びやかな衣装を折り紙や画用紙を貼って彩ってくれました。
この作品を観た方は、「かわいいね」「すごいね」といった評価をくださり、作成した患者さんは笑顔で頷いたり、嬉しいといった表情で、我々スタッフも笑顔にさせてくれました。この秋もレクリエーションを増やして、患者さんに楽しんでいただくイベントを行っていきます。
皆さんこんにちは! まだまだ暑い日が続きますね。
今回ご紹介するAさんは、入院前から細かな手作業が好きで、リハビリとして貼り絵をされていました。入院当初は、ロビーで何もせず過ごすことが多かったそうですが、貼り絵を始めてからは、リハビリ以外の時間にも積極的に離床され、作品作りに取り組まれていました。また、その様子を見て他の患者さんも興味を持ち、一緒に作るなどの交流もうまれました。そして「ただ起きる」から、「楽しんで起きる」へと変化が見られました。
回復期病棟では耐久性向上を目指し、積極的に離床を促しています。促されて起きるのではなく、自分から起きたくなる様な環境作り、レクリエーションの提供をしていきたいと思います。今年度は2南、3南病棟の介護スタッフが合同でレクリエーションの開催をして行く予定です。皆様に楽しんでもらえるイベント企画をしていくのでどうぞお楽しみに!
Aさん素敵な作品ありがとうございました。
まだまだ暑い日が続きますので、皆様も身体に気をつけてお過ごしください。
作品作りに精を出すAさん
とても色鮮やかな作品ができました!
※患者様(ご家族)には写真公開の同意と許可を事前に得ております。