今年もじめっとする梅雨の季節が到来しました。他の地域がどんどん梅雨入りする中で、関東の梅雨入りはずいぶん遅く感じましたが、気象予報士の解説では、今年の関東の梅雨入りは例年に比べると3日遅かっただけだったそうです。
さて、今回の3階東病棟のコラムは患者様と職員が手掛ける壁面製作について取り上げていきたいと思います。当病棟ではレクリエーション担当が月ごとに担当職員を設定し、どんな催しをするか考えることになっています。
写真で紹介する製作は6月の担当職員4名による作品です。季節ごとにテーマを決め、院内で代り映えしない景色を壁面製作で彩ることで、患者様に季節を感じていただくことができます。6月の担当者がてるてる坊主を製作している過程を見ていましたが、とても楽しそうに製作していました。彩られた壁面を見た患者様は、笑顔で「もうこの季節が来たのね~」と楽しそうに話されていました。壁面製作は患者の笑顔に繋がるツールにもなり、会話も弾む要素にもなります。
私は保育士の資格も所有しており、実際に保育の現場でも実践経験があります。壁面製作はテーマを決めるまでの過程は難しいですが、テーマが決まって実際作っていく過程になると、とても楽しく実践できます。
皆さんもぜひ作品を作って、彩ってみてはいかがでしょうか?
今年、4階西病棟には3人の新人さんが入職しました。
そこで毎年恒例の新人さんに4つのことについてインタビューをしてみました。
Q1:鶴巻温泉病院を選んだ理由は?
Q2:自分の大切にしている介護、看護観は?
Q3:指導を行っていくうえで、先輩にこれだけはお願いしたいことは?
Q4:自分が1年目で科長だったら、どんな病棟にしたいですか?
大貫さん(介護福祉士)
Q1 A:高校生の時、実習先としてお世話になったことがきっかけです。専門職として学べる環境が整って おり、自分自身のスキルアップできると思ったことも理由です。
Q2 A:患者様に「あなたがいてくれてよかった」と心で思ってもらえるケアが提供できる介護です。
Q3 A:伝える内容は簡単に伝えて欲しいです。(時短でお願いします)
Q4 A:介護と看護の連携がもっと強く、協力しあえる病棟にしたいです。
川俣さん(介護福祉士)
Q1 A:介護福祉士として学びが深められるような教育環境が整っているからです。
Q2 A:患者様が素でいられるような介護です。
Q3 A:できなかったときはその時に指摘してください。また、出来た時は言葉で伝えて欲しいです。
Q4 A:職員同士が協力でき、整理整頓が行える病棟にしたいです。(残業が多かったり、物品の場所が分からないことがあったりするので)
髙元さん(看護師)
Q1 A:足湯など患者さんが唯一、心が癒せる場所を提供しているところに魅力を感じたため。
Q2 A:患者様の言葉にできない心の声に目を向け、安心できるように声を掛けたり、看護を行う中で苦しみが少ないように常に気が遣える看護を大切にしています。
Q3 A:仕事中は仕事の話だけにして欲しいです(笑)
Q4 A:本当に必要かな?と感じる看護指示が多いので、常に整理整頓ができ、必要なケアが実践できる環境が整っている病棟にしたいです。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。
桜咲く4月、2021年度がスタートし、3階東病棟にも4人の新人さんが配属されました。コロナ禍の中で多くの学びを得て入職した4名にインタビューを行いました!
Q:介護福祉士になろうとしたきっかけは?
鈴木さん:人の役に立ちたかったからです。
齋藤さん:幼い頃に入院し、その時に対応してくれた看護師さんがとても優しく、将来自分も患者様に寄り添える看護師になりたいと思ったからです。
髙橋さん:祖母が長く介護職として働いており、仕事について楽しそうに話してくれたからです。
長倉さん:兄が介護福祉士で、調べていく内になりたいと思ったからです。
Q:なぜ鶴巻温泉病院を就職先に選んだのですか?
鈴木さん:学生時代の学習を通じて患者様の生活を支える看護を提供したいと思ったからです。
齋藤さん:大学時代に「つかまない手」という講義を受けたことや講師のことが印象に残り、当院で自分が目指す看護師像を目指せると思ったからです。
髙橋さん:研修・技術演習を通じて、働きながら知識・技術の向上を目指せると思ったからです。
長倉さん:研修制度がしっかりしているからです。
Q:将来どんな看護師・介護福祉士になりたいですか?
鈴木さん:患者様一人ひとりとしっかり向き合い、「この人に任せて良かった」と思われる看護師になりたいです。
齋藤さん:患者様のその人らしさに寄り添える看護師になりたいです。
髙橋さん:患者様の尊厳を大切にし、信頼される介護福祉士になりたいです。
長倉さん:患者様にもスタッフにも信頼される介護福祉士になりたいです。
皆さん、とてもしっかりとした目標を語ってくれました。
これから病棟で働いていく新人さんにとっては期待と不安もあると思いますが、3階東病棟のスタッフはみんな優しく、毎日にぎやかでとても楽しい病棟です。
私自身、介護職歴は8年目で3階東病棟に配属されて1年経ちますが、まだまだ学ぶことが多いです。インタビューを通じて、改めて初心を忘れずに業務に携わり、経験を積んでもっと成長していきたいと感じました。私を始め、3階東病棟スタッフ一同お互いに学びながら楽しく働いていけたらと思っています。これから共に頑張っていきましょう!!
(写真左から)
髙橋さん(介護福祉士)、齋藤さん(看護師)
長倉さん(介護福祉士)、鈴木さん(看護師)
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。