3階東病棟(医療療養病棟) 大元洋平
3階東病棟で、介護福祉士として働いている大元です。介護を仕事として13年程になります。鶴巻温泉病院の他、介護老人保健施設等での勤務も経験してきました。
「介護を仕事にすること」に対して「大変」とイメージされる方も少なからずいると思います。確かに仕事にしてみると意外と肉体労働だったり、夜勤があったりと大変な部分もあると思います。その中で、自分はどうして介護を仕事として続けてこられたのかと考えると、やはり「やりがいのある仕事」だからだと思います。患者さまから何気なくかけられた「ありがとう」の言葉や介護を通して「感謝されること」がやりがいとなり、これまで続けてこられたのだと思います。
介護を仕事にしようかどうか迷っていたら、まず始めてみてください。自分自身で経験してみることが1番だと、私は思います。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。
今年もじめっとする梅雨の季節が到来しました。他の地域がどんどん梅雨入りする中で、関東の梅雨入りはずいぶん遅く感じましたが、気象予報士の解説では、今年の関東の梅雨入りは例年に比べると3日遅かっただけだったそうです。
さて、今回の3階東病棟のコラムは患者様と職員が手掛ける壁面製作について取り上げていきたいと思います。当病棟ではレクリエーション担当が月ごとに担当職員を設定し、どんな催しをするか考えることになっています。
写真で紹介する製作は6月の担当職員4名による作品です。季節ごとにテーマを決め、院内で代り映えしない景色を壁面製作で彩ることで、患者様に季節を感じていただくことができます。6月の担当者がてるてる坊主を製作している過程を見ていましたが、とても楽しそうに製作していました。彩られた壁面を見た患者様は、笑顔で「もうこの季節が来たのね~」と楽しそうに話されていました。壁面製作は患者の笑顔に繋がるツールにもなり、会話も弾む要素にもなります。
私は保育士の資格も所有しており、実際に保育の現場でも実践経験があります。壁面製作はテーマを決めるまでの過程は難しいですが、テーマが決まって実際作っていく過程になると、とても楽しく実践できます。
皆さんもぜひ作品を作って、彩ってみてはいかがでしょうか?
今年、4階西病棟には3人の新人さんが入職しました。
そこで毎年恒例の新人さんに4つのことについてインタビューをしてみました。
Q1:鶴巻温泉病院を選んだ理由は?
Q2:自分の大切にしている介護、看護観は?
Q3:指導を行っていくうえで、先輩にこれだけはお願いしたいことは?
Q4:自分が1年目で科長だったら、どんな病棟にしたいですか?
大貫さん(介護福祉士)
Q1 A:高校生の時、実習先としてお世話になったことがきっかけです。専門職として学べる環境が整って おり、自分自身のスキルアップできると思ったことも理由です。
Q2 A:患者様に「あなたがいてくれてよかった」と心で思ってもらえるケアが提供できる介護です。
Q3 A:伝える内容は簡単に伝えて欲しいです。(時短でお願いします)
Q4 A:介護と看護の連携がもっと強く、協力しあえる病棟にしたいです。
川俣さん(介護福祉士)
Q1 A:介護福祉士として学びが深められるような教育環境が整っているからです。
Q2 A:患者様が素でいられるような介護です。
Q3 A:できなかったときはその時に指摘してください。また、出来た時は言葉で伝えて欲しいです。
Q4 A:職員同士が協力でき、整理整頓が行える病棟にしたいです。(残業が多かったり、物品の場所が分からないことがあったりするので)
髙元さん(看護師)
Q1 A:足湯など患者さんが唯一、心が癒せる場所を提供しているところに魅力を感じたため。
Q2 A:患者様の言葉にできない心の声に目を向け、安心できるように声を掛けたり、看護を行う中で苦しみが少ないように常に気が遣える看護を大切にしています。
Q3 A:仕事中は仕事の話だけにして欲しいです(笑)
Q4 A:本当に必要かな?と感じる看護指示が多いので、常に整理整頓ができ、必要なケアが実践できる環境が整っている病棟にしたいです。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。