1. 緊張感の中で新年度スタート
新型コロナウイルス感染症拡大が終わりの見えない中、院内でも多くのイベントや研修等が縮小または中止となる緊張の中で新年度がスタートしています。セコム提携病院神奈川ブロック合同入職式が毎年横浜で執り行われていましたが、今年度は各病院での単独挙行。当院では入職者の距離をとるために、さらに職種を分けて2回挙行としました。看護部では、看護師19名、介護福祉士10名、ディカルアシスタント2名の新人さんを迎えました。
入職後集中して実施する新人さんたちの集合研修は早々に中止とし、絆が深まる宿泊研修も泣く泣く中止(+.+)。それでも集合研修がなくなって病棟に行く時期が早まった分、現場で実践的に学んでいる姿や、先輩のあとをしっかりちょこちょこついて教わっている姿を見ると、それなりに一人前に見える(!)とホンワカします。患者さんのことをたくさん知って、真の一人前になっていってくださいね。
そして、新人研修だけではなく、クリニカルラダー研修も6月末まですべて中止を決めています。(4月下旬現在)今年度から内容、システムをリニューアルしたので残念ではありますが、とにかく今は「三密 密閉・密接・密集」(厚労省3月28日発表)を作らないこと、取り除けるリスクは取り除くよう注力していきます。安心して研修が実施できる日が早く来ることを祈ります。
2.患者さんへの手作りマスク
市販のマスクが手に入りにくい今、患者さんに「マスクを準備してきてください」というお願いはむずかしく、かといって病院からお渡しするほど豊富なわけではなく、リハ等で院内を行き来する患者さんに着用していただくマスクをどうするか?・・行き着いた結論は、「こうなったら作るしかない!」ということで、患者さんへのマスク作りが始まりました。
全部署に布、ストッキング等の寄付を募り、隙間時間でマスク作りに参加できる人も募り、ミシンやアイロン、アイロン台も持ち寄っていただくことができました。はじめは要領を得なかった作業でしたが、あっという間にこつをつかんで、もはや職人となってました(笑)。
実際に着用していただいた患者さんからは、「ありがたい」といううれしい感想や、「ちょっと小さい」「通気性が今ひとつ」というご意見もいただき、今後に活かしていきます。手作りマスクには、患者さんを護りたいという職員の思いが込もっています。すべての患者さんを護っていくために、まだまだ作ります!