スタッフコラム
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緩和ケア認定看護師の退院支援から在宅ケアの介入

2024年2月

緩和ケア認定看護師 長田恵美

 私は昨年まで、病院の在宅医療介護支援室と鶴巻訪問看護ステーション出張所に所属し、病院では退院支援の役割を担い、退院後は訪問看護師として病院でのケアを継続して受けられるように介入していました。今回は、緩和ケアと在宅支援のつながりについて、少しお話したいと思います。

 緩和ケア認定看護師は身体の辛さを緩和するだけでなく、意思決定を支える役割も持っています。がんに限らず、様々な病気は、不安を抱えながらの生活になります。療養先をどこにするのか決めなければならない状況は、大きな意思決定を迫られる状況といえます。特に、今後も医療処置が必要となった場合、家での生活を継続することは難しいと思われることもあるでしょう。そのような時、「住み慣れた家で過ごしたい」と願う思いを支えられるように、一緒に考えていきたいと思います。

 退院支援の実際として、患者さんご家族と目標設定を共有しながら、家で過ごすために必要な支援を多職種と検討しています。また、不安がある場合は退院後にご自宅を訪問してケアの確認を行うこともしています。

退院後の患者さんの訪問場面

 写真は、退院後の患者さんの訪問場面です。医療処置が必要な状況であっても、「住み慣れた家で過ごしたい」という願いを諦めることがないようにお手伝いしていきたいと思います。ご自宅で過ごすにはどうしたら良いのか、少しでも不安を少なくできるように一緒に考えていきますので、是非ご相談ください。

介護医療院(4階東)4東スタッフのアイロンビーズ

2024年2月

新年おめでとうございます。2023年は速かったなと感じております。2024年いい年にしていきたいですね。今回のコラムは、当介護医療院でリハビリの一環として実施していることのひとつをご紹介します。

皆さんはアイロンビーズで作品を作ったことはありますか?アイロンビーズはその名の通り、アイロンの熱でビーズを溶かしてくっつけて作る作品です。介護医療院のスタッフは、私物にアイロンビーズ製のストラップをつけていることが多く、それはある利用者さんがリハビリの一環で作成し、プレゼントしてくれたものです。

リハビリスタッフ曰く「アイロンビーズ制作は、細かなビーズを組んで制作する過程が、脳の活性化と手先の機能の維持に適している」とのことです。制作された作品を見せてもらうと、ディズニーや季節の飾り物などバリエーションが豊富で平面の物から立体の物もありました。

4東スタッフのアイロンビーズ
利用者が作成した多彩な作品の数々

ある日、その方の制作風景を見学させてもらいました。大好きなキャラクターを製作していたので「これ、好きな作品なのですよ」とお話したら「そうなの?ならプレゼントするよ」と言われ、後日完成した作品をストラップにしていただきました。いただいた作品は大切に身につけています。

4東スタッフのアイロンビーズ
素敵な作品をありがとうございました!

当医療院ではリハビリの一環として、他にも編み物、麻雀、カラオケなどをおこなっています。私たちスタッフは利用者本人の希望を尊重するのはもちろん、利用者のできることを見極め、参加を促し、リハビリスタッフと協力して利用者が楽しく生活できる支援を実施しています。

3階南病棟 「クリスマス・レクリエーション」

2024年2月

新年を迎え、ますます寒さ厳しい毎日ですが、皆様、体調にお変わりなくお過ごしでしょうか。さて、当病棟ではひと月前の12月「クリスマスレクリエーション」として、クリスマスカフェを実施しました。

クリスマスレクリエーション

当日はカフェオレやアップルティなど7種類の飲み物から選んでいただき、ケーキと一緒に提供しました。患者さんの中には「コーヒーなんて久しぶりに飲むよ!」と笑顔で話される方もいました。

そして、クリスマス当日の25日は、スタッフサンタによるプレゼント配りを行いました。ラッピングした靴下と共に、ハンドクリームやシャンプー、入浴剤等の中からお好きなものを一つ選んでいただきました。

クリスマスレクリエーション

入院生活の中でも季節を感じていただけるよう、これからも四季折々のレクリエーションを企画し、皆様に楽しんでいただこうと思います。

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