猛暑日は過ぎ去り、最近は天候に惑わされる日々が続いていますね。病棟のガーデニングも水やりいらずの日が多いです。
さて、5階東病棟の紹介を改めてさせていただきます。
当病棟は、「緩和ケア病棟」で、お体やお気持ちの辛さを和らげる治療を患者様、ご家族様と相談の上、行っています。また、これまでの暮らしやお一人おひとりの想いに寄り添いながら、その方らしく過ごしていただけるようサポートさせていただいています。
終末期の患者様を看させていただくことも多く、QOL(生活の質)だけでなく、QOD(死の質)にも注目し、患者様各々にとってよい最期が迎えられるよう努めています。エンゼルケアでは、ご希望の際はご家族様と一緒に思い出を語りながら、安らかに旅立てるよう生前の姿を大切に行わせていただいております。(思い入りのあるお洋服へのお着替え、使用していた化粧品でのメイクなど)
新型コロナウイルス感染症が流行する今、厚生労働省から最期の時について示されている文章の一節に、次のようなものがあります。
新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方の整容を行う事業所はほとんどいません。医療従事者の方には遺体の整容を行える最期の期会であることを考慮し、最期の場面にふさわしい容貌となるように、可能な範囲で考慮をお願いします。
患者様には、大切に想う家族や友人、恋人等がいらっしゃいます。私たちは、その想いを汲み取りながら、最期の時にも大切な方々に会えるよう支援させていただいています。
この病棟だからこそ、日々大事にしている想いを活かしながら、感染管理に配慮しつつ、その方らしい最期のお姿で送れるよう努めて参りたいと思います。