10月も終わり、11月も過ぎ、寒さもいよいよ厳しくなってきました。いまだ新型コロナウイルスが蔓延しているため、病棟では病室内の換気や手洗いなど患者さん、スタッフ共に感染予防を意識して行動しています。
さて、今回は病棟で実施した季節のレクリエーションをご紹介します。Aさんは小さいツリーにオーナメントやマスキングテープで飾りつけをしています。真剣な表情で作業をする姿や時折、笑顔が見られてとても楽しそうに飾り付けをしています。完成した作品は病棟の廊下やロビーに展示しています。楽しそうにレクリエーションをするAさんですが、約3ヵ月前に当病棟に入院されました。入院時は思うように言葉が出ず、スタッフの呼びかけにも反応がなく、肩を揺さぶる等の刺激でやっと目を開ける状態でした。そんなAさんは毎日リハビリで現在ではお話もされ、さらに車椅子に乗りレクリエーションにも参加できるようになりました。
毎日リハビリに励まれて日々変わり続ける患者さんの姿に、驚きや自分も頑張らなければと励まされます。これからも日々レクリエーションや患者さんの様子をコラムで紹介していきます。
※患者様には写真公開の同意と許可を事前に得ております。尚、撮影時のみ一時的にマスクを外しております。
朝晩は冷え込みが厳しくなってきましたが、さる10月のイベントと言えば、そう!ハロウィン。2階東病棟ではスタッフが仮装を行い、ハロウィンを楽しむために音楽をかけながら患者さんと一緒に写真を撮りました。
「ハロウィン」をモチーフに飾り付けをし、楽しい雰囲気が病棟を包み込む中で、患者さん一人一人とお化けたちが写真を撮りながら病棟内を練り歩きました。患者さんは怖がる様子はなく、にっこり笑顔が見られました。
また、本年度はコスモス祭が開催できなかったため患者さんへのプレゼントとして、スタッフおすすめの靴下を贈りました。足を温めると血管が拡張され、リラックス効果やむくみが取れるなどの嬉しい効果があります。メリノウールで編まれている暖かい靴下なので、これからの冬に大活躍すると思います。
患者さんと一緒にスタッフもハロウィンを楽しむことができました。今後も入院生活に少しでも楽しみが出来るようにイベントを行っていきたいです。
10月のとある晴れた日に...
患者さんをお連れして、外気浴をしました。
当院敷地内には、1階バルコニーや屋上庭園があります。夏は、猛暑で台風等の悪天候でなかなか外へ行く機会がありませんでしたが、季節は秋に移り変わり、快晴となったタイミングで1階バルコニーの足湯へ行ったり、10月にきれいに整備され、完成した本館屋上の歩行訓練所のベンチでゆっくり外の景色が眺められるようになりました。
外気に触れたり、草木の植物を見ることで少しでも季節を感じていただける日になりました。