暑かった8月も終わり、朝晩過ごしやすく秋の気配を感じられるようになってきました。今年の夏もコロナウイルスが流行している状況ですが、世間では行動制限が緩和され、各地でお祭りや花火大会が開催されたり、お盆時期の帰省ラッシュ等徐々に活気を取り戻しつつあるようです。
病棟の患者さんにも夏を感じてもらいたいと考え、花火を作っていただきました。画用紙にシールや折り紙を貼ったり、黒い紙にペンで絵を描くことで色鮮やかな絵が浮かび上がる用紙を使うなど、個性豊かな花火が出来上がりました。出来上がった作品は病棟の廊下に展示しています。
まだまだ気軽に外出や外泊ができる世の中ではないため、季節感を感じることも難しいと思います。レクリエーションや季節のイベントを開催することで、少しでも季節の移り変わりや楽しさを感じていただけるのではないかと考えています。
そんなレクリエーションやイベントを、これからも継続していきたいと思います。
猛暑が続き、各地で暑い日が続く中、今年は3年ぶりに行動制限が緩和された夏になりました。お盆休みを使って帰省する方、観光地へ旅行する方、キャンプや釣りといったアウトドアを楽しむ方など様々な楽しみ方をしたのではないでしょうか。そんな中、今回のコラムではお盆をテーマに取り上げたいと思います。
お盆にすることと言えば、先祖の墓参りが多いかと思います。墓参り一つでも地域によってさまざま風習があるといいます。私の生まれ故郷である山陽地方では、墓の周りに灯篭(写真1)を飾ります。
調べたところ、この風習があるのは山陽地方の一部だけであることが分かりました。TVでも紹介されたこともあったようで、なじみの風景がこのような形で紹介されてびっくりしました。
お盆になると制作されるものと言えば、キュウリの馬となすの牛(精霊馬)があります。先祖の霊を連れてくるお供として作られますが、近年では先祖に楽に早く来て欲しいという理由から、とても凝った馬と牛を制作する方が出てきます。今年は某カーメーカーが制作した馬と牛(写真2)が話題になりました。
ご先祖が好きだったものや、快適さを求めてこのような精霊馬を制作する、これは日本人の先祖を思う気持ちが形として現れているものであると私は思います。
故人を思う心は、人を思いやる心ですね。これは看護・介護の仕事にはとても大切な要素であると思います。お盆を通じて思いやり、寄り添いながら見て考え、よりよい看護・介護を提供することが大切なことだと改めて感じました。
こんにちは。3階南病棟です。
今年の夏も暑い日が続いた毎日でしたが、皆様いかが過ごされましたか。そんな中、3南では8月~9月にかけて、患者様と一緒にうちわを作りました。1人1人可愛いシールを貼ったり、文字を書いたりして、とてもカラフルで涼しげなうちわが完成しました!
作っている最中は、患者様の素敵な笑顔がみられ、作った後のうちわを何度も眺め、大切そうにしている姿を見ていると、患者様それぞれにあった形でのレクリエーションを行うことが大切なのだと、改めて感じました。
コロナ渦で依然として厳しい日々が続き、面会制限や活動制限がある中で、レクリエーションを通して、季節感や非日常感を味わっていただけければと思っています。そのために、今後もスタッフ一同、知恵を出し合い、季節ごとに様々なレクリエーション活動をしています。
夏が過ぎ、肌寒さを感じる季節となってきました。皆様も体調には気をつけてお過ごしください。