スタッフコラム
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専門・認定

摂食・嚥下障害看護認定看護師「障害者施設への訪問活動」

2019年4月

摂食・嚥下障害看護認定看護師 加藤 久美子

 市内にある障害者施設に入居している方が当院の嚥下外来に受診に来られたのは2017年のことです。受診にこられた入居者さん以外にも摂食嚥下障害の方がおり、現状の食事を継続していいのか迷っているので訪問して欲しいと施設職員さんからの依頼を受けました。場所が変わると精神的に不安になるため、嚥下外来受診は困難であるとのことで施設への訪問診療を希望されました。


 医師、管理栄養士と私で施設訪問を開始しました。訪問頻度は、管理栄養士は2~4回/月、医師は1回/1~3か月、私は1回/月実施しています。内容としては、嚥下状態の評価や食事場面を観察し、ケアの方法を提案したりしています。


 訪問を開始して1年が経過し、のべ40名の入居者さんと関わりました。

 施設の入居者さんの多くは、先行期・準備期・口腔期に障害があり、食事環境が大きく影響します。施設の職員さんと情報共有しながら、姿勢の調整や食事用具の検討を行いますが、施設にある物を利用するため、代用し、工夫することが必要であることを学びました。

 今後も障害者施設との連携を継続していきたいと思います。


専門・認定看護師会   看護部副部長兼感染管理認定看護師 小澤美紀

2019年1月

掲載日 2015-01-19

2014年4月、「家族支援専門看護師」の栗田看護師の入職を機に、「専門・認定看護師会」を発足しました。

それまでは、すでに在籍する感染管理認定看護師と脳卒中リハビリテーション看護認定看護師がそれぞれの専門分野で個々に活動していました。

新しい出会いは、'コラボレーションすることで看護の幅が拡がる!'という思いを抱かせ、わくわくした感じに向かってこの会は始りました。

認定・専門看護師①.jpg栗田家族支援専門看護師(前部)・岩川脳卒中リハビリテーション看護認定看護師(中央) 

感染管理認定看護師(後部)

さて、発足第1回目の勉強会を、2014年11月に開催しました。

「事例を通して、脳卒中・感染管理・家族看護が一度に学べる」という謳い文句で、テーマは「目がてん」!

家族への関わりに悩んでいるスタッフや意味深なテーマにひかれてか(?)、看護師、医師、リハスタッフ、管理栄養士、介護福祉士等、多くの方にご参加いただきました。

専門・認定看護師②.jpg

それぞれの専門資格を生かして切磋琢磨し、楽しく成長していける、そんな会をこれから目指して活動していきたいと考えます。

第1種滅菌技師の中材看護師としての第1歩

2018年9月

中央材料室 五十嵐 里美

2018年6月に第1種滅菌技師の資格を取得しました。この資格は、日本医療機器学会の専門認定制度の1つとして2003年に発足し、全国で有資格者が365人(2017年)、2000年に発足した第2種滅菌技士は全国で7000人を超えています。

第1種滅菌技師の役割は、医療機関における滅菌工程(滅菌器使用での流れ)や滅菌方法が最適かどうかを検証する一連の業務を担うことと位置づけられています。

私自身は、今回、第1種滅菌技師の活動の第一歩として、まずは院内で滅菌学習会を7月26日に開催しました。各部署より23名の参加があり、滅菌物の払い出しの流れや感染制御の面で重要視されている「滅菌保証」について、できるだけ現場の目線で説明しました。

その中で、滅菌保証に係る器材返却時の良い例・悪い例を実際の写真を使って提示しました。スライドを見ていた参加者からは、「えぇ~!」「ウソぉ~?!」など驚きの声が洩れ、私自身は手応えを感じました。

今後も学習会を継続し、1人でも多くのスタッフに滅菌保証への関心を高めてもらえるよう、わかりやすく発信していきたいと思っています。

「これは悪い例です。・・・滅菌保証において・・・」

※スタッフには、写真公開の同意と許可を事前に得ております。

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