コロナ禍ではありますが、感染対策を講じながら、12月に3つの発表会を実施しました。
その1:クリニカルラダーⅡ-1 業務改善実践報告会(発表者14名)
病棟で業務改善を行い、その成果を発表しました。業務改善を通し、リーダーシップ能力について振り返ることができました。
その2:クリニカルラダーⅠ-2 実践発表会(発表者15名)
クリニカルラダーⅠ-2(共歩者)の実践発表会は初の取り組みでした。1年間の学びや病棟での新人との関わり、自己の役割等の取り組み、看護・介護観を発表することで実践内容が明らかとなり、発表者の達成感にも繋がりました。
その3:クリニカルラダーⅡ-2以上 業務改善実践報告会(発表者10名)
論理的思考について、eラーニングで学習した上で、各自ロジックツリーを作成。それを基に実践した病棟での取り組みをまとめ、成果発表を行いました。皆、発表にも慣れており、堂々と発表することができていました。
様々な制約がある中でしたが、それぞれの成長や1年の成果を発表することができて良い時間となりました。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 岩川彰子
6年間 地域連携室に所属し、院内外の多職種連携を推進する役割を担い、入院審査や調整、退院支援に取り組んできました。その中で、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の強みを活かし、急性期病院の医師や看護師から、直接電話相談を受け転院調整をする『看看連携』の強化をしてきました。さらに、難渋する疾患や治療過程が複雑な方のリハビリ適応や療養先の選定に悩まれるケースでは、急性期病院へ訪問し、患者さま・ご家族との合同面談に参加する取り組みにも力を入れてきました。
そして今年4月から現場復帰しました。回復期リハビリテーション病棟では、多くのセラピストが配置され、医師やMSW、在宅支援チームとの多職種連携が必須です。その中で、看護の果たす役割は多岐に渡りますが、患者さま・ご家族と医療者や在宅チームをつなぐ、調整役として期待されていると実感するケースがありました。
リハビリテーション看護とは、その人らしく生きることを支援し、お一人お一人の違いを考慮した個別的で専門性の高い援助です。そして、疾病や障害を持ちながらも、道具や方法を工夫して、できる限りの自立を目指します。そのためには、日々の変化に気づける観察力が重要です。1日を通して生活の中で『できる力』に着目し、少しでも一つでも『できた』を実感できる看護を提供したいと考えています。そして、新しい生活にチャレンジする勇気を持てるように、患者さまの『できる』を信じて、共に歩む看護師でありたいと思います。
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2020年10月
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介護喀痰吸引等研修事務局
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