2階西病棟(特殊疾患病棟)北村大輝
皆様こんにちは。 介護福祉士の北村大輝です。
私は現在、特殊疾患病棟で勤務しています。この病棟は患者さまが自身で身体を動かすことが難しく、多くの介助を必要とすることが特徴です。また自分の思いを声に出すことが難しい患者さまが多いことも特徴の1つです。そのような病棟でのケアは、患者さまからの反応(表情の変化、言葉での感想の伝達など)を得られないことが少なからずあります。そこで、私は「声にならない思いを推し量る(推し量ろうとする)」ことを心掛けるようにしています。
言葉や何らかの方法で思いを伝えることが可能であれば、それを患者さまの反応として受け取ることが出来るかもしれません。では、意思疎通が困難な患者さまの場合にどのような対応をすればよいのでしょう?「患者さまにとって正しいことを行えているのか?」と疑問に感じることもあります。でも、そんな時こそ、「声にならない思い」を推し量り、患者さまに行っているケアが「正しい」か「正しくない」という判断の基準ではなく、患者さまが求めていること、嬉しいことを考え続ける自分でありたいと思います。
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。
(尚、撮影時のみ、一時的にマスクを外しております)
看護部ホームページ委員会 委員長 中根涼子(看護師)
鶴巻温泉病院では、たくさんの職種が患者様のために日々、協力して関わっています。その中で看護師である私たちと一番近い存在で共にケアを実践しているのが、介護福祉士です。介護福祉士はご存じの通り、日常生活支援のプロフェッショナルで国家資格の専門職です。
日本介護福祉士会では、介護福祉士の専門性を1.介護過程の展開による根拠に基づいた看護実践、2.指導・育成、3.環境の整備、多職種連携と示しています。私は病棟管理者として、介護福祉士の専門性を理解した上で、専門職として尊敬しています。また、その専門性を十分に発揮している当院の介護福祉士の皆さんに脱帽しています。
最近、ある院内研修で「介護福祉士として大事にしていること」という発表を聞きました。発表前は緊張で取り乱す場面もありましたが、発表が始まると自分の介護実践や介護観を熱く語り始めたのです。発表した事例はごく一部でしたが、日々の実践の中で、こんなに素敵な場面がいくつもあるのか、と思うととても誇らしく思えた瞬間でした。
このように当院には素敵な介護実践をしている、熱い介護観をもった介護福祉士がたくさんおります。皆さん、当院の介護福祉士がどのような思いや考えを持っているのか、気になりませんか? そんな素晴らしいパートナー、介護福祉士たちが綴っていく、このコラム。ご期待ください!
当院には素敵な介護実践をしている、熱い介護観をもった介護福祉士がたくさんおります。皆さん、当院の介護福祉士がどのような思いや考えを持っているのか、気になりませんか? そんな素晴らしいパートナー、介護福祉士たちが綴っていく、介護リレーコラムをぜひ、ご覧ください。