東京オリンピック・パラリンピックで盛り上がっている今年の夏でしたが、皆さんはどんな夏を思い出しますか。甲子園に沸く夏、うだるように暑い夏、セミの鳴き声が賑やかな夏、ヒマワリが咲き誇っている夏、大きな花火に歓声を上げた夏、海に行き真っ黒に日焼けした夏、子供達が元気に外で走り回る夏...。
今年こそは今まで通りの夏を過ごしたいと思いながら過ごしてきましたが、状況は悪化を辿り、緊張が続く夏でしたね。もう2年も続いてしまうと当たり前の夏を忘れてしまいそうです。病棟では本来、患者様に季節を感じてもらうという趣旨で、季節毎での催し物をしていますが、昨年からは密になってしまうため行えていませんでした。
しかし!コロナに負けてばかりはいられません!
コロナは患者様の楽しみをたくさん奪っています。一番会いたいご家族の面会もこうしたイベントも...。患者様はコロナ禍でもリハビリを一生懸命頑張っています。そんな患者様に少しでも夏を感じて頂けるよう何かできないかと考えました。
そこで、花火を打ち上げてもらいました。夜空に浮かぶ色とりどりの紙吹雪花火。音がないのが寂しいですが患者様の気持ちがこもった打ち上げ花火です。元々、花火には疫病退散の目的があると言い伝えられています。皆さんの心のこもった花火を打ち上げてコロナも退散して欲しいと切に願います。そして来年は、また楽しいイベントを企画していきたいと思います。