院長ブログを開設いたしました
「院長通信」に掲載している患者さん・入所者さん、ご家族の方々・職員へのメッセージをブログ形式で毎月1回掲載いたします。医療機関や介護施設の皆さまにも、「院長ブログ」を通して当院の取り組みをお伝えできればと思います。
鶴巻温泉病院 鶴巻温泉病院介護医療院
院長 鈴木 龍太
院長ブログバックナンバー 目次はこちら
鈴木院長執筆記事
blog_147 1. 「第29回日本慢性期医療学会」無事開催 2.ロビーの生花
今月号の目次
「第29回日本慢性期医療学会」を無事開催できました。
院長の鈴木です。10月14-15日に私が学会長を務めました、第29回日本慢性期医療学会が開催されました。
COVID(コビット)-19の急激な蔓延を受け、急遽WEBのみの開催としました。皆さまのご協力もあり、学会は無事開催できました。大変感謝しております。鶴巻温泉病院の皆さんも座長、シンポジスト、一般演題発表とたくさんの発表ありがとうございました。WEBですので、会場には写真のように座長一人が寂しく座っていますが、それでも全国から参加した発表者と討論ができます。
WEB学会開催方式も随分進化しました。当院の公認ゆるキャラ「鶴のまきちゃん」も閉会式にWEBで参加しました。
- 参加施設の紹介動画は学会ホームページからご覧いただけます。(期間限定公開)
第29回日本慢性期医療学会・WEB開催
鶴のまきちゃんも閉会式に参加
ロビーの生花
ご存じの方も多いと思いますが、鶴巻温泉病院のロビーと南館の玄関にはいつも素敵な花が活けてあります。鶴巻生花さんが23年も前から絶やさず活けてくださっています。鶴巻生花さん、ありがとうございます。
また花の横には花の名前と花言葉が書かれたパネルがあります。リハビリから帰ってこられた患者さんがエレベータを待ちながら、花を見てホッと一息ついて、花言葉を読んでくださっている姿をよく見かけます。
ロビーの生花 2006年
本館入口
本館ロビー
南館玄関
《鶴巻生花さんより》
飾ったお花を見ていただけるのは、患者さまやそのご家族だけでなく、医師や看護師をはじめ、病院で働いている方々すべてです。院外へなかなか出られない患者さまにも季節や自然を感じる素材を選ぶようにしています。その素材にあった花や葉物を組み合わせて制作していきます。色合いは明るい色味がほとんどですが、季節によって涼しげなものや派手なものの時期もあります。中には珍しい花や見たことがない花もあると思いますが、この花は何という名前なのか?という探求心や会話のきっかけにもなればと思っています。これらのお花が、皆さまの癒しや安らぎとなっていただければと願っています。《サービスシステム開発室 宇賀神課長より》
入院中の患者さまが機能訓練の合間にロビーで素敵な生花を愛でられて いるお姿を拝見した際に、もっと楽しんでいただける方法はないだろうか?との想いで花の名前だけでなく、花言葉を添える提案をしました。2014年以来、変わらず継続しております。退院時アンケートでもお褒めの言葉を数多く頂戴し、有難い気持ちで一杯です。今後も生花や花言葉を通じた患者さまと職員の会話が、入院生活を少しでも穏やかな気持ちでお過ごしいただく一助となれば幸いです。よろしければ皆さんもお気に入りの花を調べてみてはいかがでしょう。思わぬ発見があるかもしれません。ちなみに私の好きな花は「ひまわり」で花言葉は「栄光」でした。いつか掴める日を夢見て頑張ります(^^)blog_146 1. 夢があるから がんばれる 2.医療安全ポスター 3.WEB 地域連携公開セミナー
今月号の目次
夢があるから がんばれる
院長の鈴木です。緊急事態宣言が 9月30日をもって全都道府県で解除されました。感染者もかなり減っています。しかし、これで元の生活に戻れるかというとそうでもなさそうです。この冬には第6波が懸念されています。
Covid-19はこれからもずっと存在します。ワクチンの普及や、飲み薬の開発等を期待して、もう少し我慢して、マスク着用、手洗い、うがい、密を避け、黙食を続ける必要がありそうです。
まさに「夢があるから がんばれる」ですね。
小田急線車内ドアステッカー
医療安全ポスターを作成しました
セーフティマネジメント委員会
安全に対する意識をより高めようとセーフティマネジメント委員会では定期的に安全標語を作成しています。 ヒューマンエラーのタワーは誘発要因が増えることで不安定となり、バランスを崩しやすくなります(ヒューマンエラーやインシデントの発生)。私たちにできることは、一つでもリスクの積木を少なくし、タワーのバランスを保つことです。
ポスター作成:リハビリテーション部 清水 拓人(作業療法士)
医療安全ポスター
WEB地域連携公開セミナー
「新型コロナウイルス感染症~コロナの現状とワクチンについて~」
当院では2010年より地域連携公開セミナーを年3回 院内の会議室で開催、地域の皆さま・医療福祉施設の方々等、毎回多数のご参加をいただいてまいりました。今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から院内での開催を断念し、初の試みとして鶴巻温泉病院 公式YouTube上に動画を公開することになりました。
感染症のエキスパートである感染管理認定看護師(当院感染管理室所属)が新型コロナウイルスとワクチンについてお話いたします。
- 第39回 地域連携公開セミナー
「新型コロナウイルス感染症~コロナの現状とワクチンについて~」 - 公開期間:2021年9月30日(木)~12月24日(金)
- 講師:鶴巻温泉病院 感染管理認定看護師 三橋 奈美江
- 公開場所:鶴巻温泉病院 公式YouTubeチャンネル上
blog_145 1. 接遇標語 2.作品展開催 3.日本慢性期医療学会WEB開催
今月号の目次
接遇標語コンテスト2021
院長の鈴木です。毎年恒例になりました接遇標語コンテストが開催されました。標語を唱和することで、皆さんが接遇に対する意識を再確認できるので、大変役に立っていると思っています。
接遇標語コンテスト 最優秀賞
接遇標語コンテスト 最優秀賞 リビリテーション部 金藏(こんぞう) 満百合
接遇標語2021
コンテスト表彰式
※撮影時だけマスクをはずしています。
鶴巻温泉病院 秋の作品展開催
今年も通所リハビリテーションの利用者さんや、入院中の患者さんが、心を込めて作った作品展を開催しました。
※秋の作品展はこちらからご覧ください
名作絵本「スイミー」からヒントを得て、皆さんで力を合わせて大きな赤い魚も制作しました。
キトラ古墳 青龍白虎 私も出品しました
国宝 キトラ古墳壁画 奈良文化財研究所
第29回日本慢性期医療学会 WEB開催
10月13-14日にパシフィコ横浜で日本慢性期医療学会を開催する予定でした。しかし医療逼迫状況が改善されず、緊急事態宣言が延長されたことを受けまして現地開催をやめて、WEB配信のみの学会開催といたしました。皆さんとお会いできないのは残念ですが、アーカイブ配信もあり、いつでも、どこでも視聴できるようになりましたので、ぜひ参加してください。
特にシンポジウム④「エキスパートから学ぶ慢性期医療のケア」は小澤看護部長が座長で抑制ゼロの工夫、便秘対策、爪のケア、MDRPUの予防等、実践で役立つ講演を揃えましたので、ぜひ視聴してください。
blog_144 1. MDRPU通信 2.日本臨床栄養代謝学会誌 論文掲載
今月号の目次
MDRPU通信 褥瘡対策委員会
院長の鈴木です。最近、MDRPU通信が発行されました。なんだか分かりますか?医療関連機器圧迫創傷(MDRPU:Medical Device Related Pressure Ulcer)の略語です。マスクや経鼻経管、カニューレなどの医療用機器※を固定したりするときにおこる褥瘡(じょくそう)のことです。知っていると対策ができますので、皆さんで防ぎましょう。
※使用頻度が高い医療関連機器には、酸素マスク・酸素カニューレ・膀胱留置カテーテル・血管留置カテーテル・経鼻胃管カテーテル・ギプス・弾性ストッキング等などがあります。
次回のMDRPU通信では、医療関連機器圧迫損傷の予防対策について発信を予定しています。
褥瘡対策委員会 MDRPU班 看護師 澤田・川道
JSPEN(日本臨床栄養代謝学会誌)学会誌 論文掲載
栄養科の三橋直樹さんの論文がJSPEN(日本臨床栄養代謝学会誌)に掲載されました。
「療養病床に入院する経腸栄養患者における基礎代謝量の実測値と推定値の乖離とその影響因子について」 JSPEN 3(3) 175-182: 2021 鶴巻温泉病院 三橋直樹,國見友恵,髙﨑美幸,鈴木龍太 他
寝たきりの人の必要エネルギー量(基礎代謝量)を実測し、現在使用している推定値より、かなり低いことを証明したものです。また脳の働きが落ちている患者は更に基礎代謝が低いことも証明しました。常識を覆す画期的な成果だと私(院長)は思っています。すばらしい。
実測の測定の様子
第一著者:栄養科 管理栄養士 三橋 直樹
今月の鶴のまきちゃん
職員ボランティアが季節に合わせてまきちゃんの衣替えをしています♪
blog_143 1.鶴巻温泉病院学術発表会 2.鶴巻訪問看護ステーションはだの
2020年度 鶴巻温泉病院学術発表会
院長の鈴木です。6月5日に第32回鶴巻温泉病院学術発表会を開催しました。昨年はコロナ禍で書面開催となりましたが、今年は発表者と関係者、審査者の少数で対面開催しました。現場での工夫や調査が主でしたが、研究は是非継続して、現場の役に立つようにしていただけたらと思います。
最優秀賞 「言語聴覚士による朝食時の直接訓練が経管栄養の離脱に及ぼす影響」
リハビリテーション部 言語聴覚士 東 泰裕
経管栄養管理の状態で回復期リハ病棟に入院した脳卒中患者において、ST(言語聴覚士)が通常の介入に加えて、朝食時にも直接訓練を行うことで、経管栄養の離脱を促進できたかを検討した研究です。「STの朝食訓練を実施する前と、実施した時期を比較すると、実施した時期の方が経管チューブから離脱できた人が多かった。」という結果でした。
リハビリテーション部STセクションが一丸となって取り組んできた成果をまとめ、皆さんに発表できたこと、そして、評価をいただけたことがとても嬉しいです。近年では、どの病期においても摂食嚥下リハの重要性が高まってきていると感じます。今後も患者さまに質の高い摂食嚥下リハとケアを提供できるよう、STセクションが中心となって、リーダーシップを発揮していけたらと思っています。(東 泰裕)
7月1日 「鶴巻訪問看護ステーションはだの」 移転及び名称変更しました
医療法人社団 三喜会「鶴巻訪問看護ステーションしぶさわ」は下記住所に移転及び名称変更いたしました。変更後の名称は「鶴巻訪問看護ステーションはだの」となります。
同事務所内に併設する居宅介護支援センター、本町地域高齢者支援センター(秦野市委託事業)とともに、利用者の皆さまが住みなれた我が家で、安全安楽な日常生活を安心して過ごすことができるよう、必要なサービスを一緒に考え、喜んでいただけるサービス提供に努めてまいります。
新住所︓〒257-0035 秦野市本町3-9-43 (←グーグルマップ地図へリンク)
TEL:0463-75-8905 FAX:0463-85-5757 ※併設事業所もTEL・FAXの変更はありません。
鶴巻訪問看護ステーションはだのホームページ開設
https://www.sankikai.or.jp/houkan/hadano/
blog_142 1.鶴巻温泉病院 病院賞 2.タウンニュース 「心和ませて」
今月号の目次
2020年度 鶴巻温泉病院 病院賞決定
院長の鈴木です。2020年度の病院賞が決定しました。2020年度は新型コロナウイルスに翻弄された年でした。病院賞も新型コロナ感染症に関わることが多く選ばれています。職員の皆さん全てが使命感を持ち、感染対策をしっかりしながら、業務に取り組んでくださったお陰で、大きな感染事例もなく、1年が終わり、病院が存続することができました。皆さんの努力と我慢に本当に感謝します。
「コロナ禍も 力を合わせて ワンチーム」です。病院長個人から鶴巻温泉病院で働く全ての皆さんに感謝を込めて「病院長賞」を差しあげることにいたしました。些少ですが、お納めください。
特別病院長賞 全職員にクオカード
2020年度 病院賞受賞者一覧
※写真撮影時のみ一時的にマスクを外しております。
2020年度 病院賞受賞者
病院賞金賞おめでとうございます。
この度、病院賞金賞を頂きありがとうございました。検査科一同大変感激しております。
私は青森出身です。検査科の1日は青森の方言で言うと「ナ、ウダデハンデ、ケッパレヨ!」で始まります。信じられないかも知れませんが日本語です。訳すと「お前さん、大変だけど、頑張れよ!」との意味です。
他施設ではクラスターが蔓延しましたが当院は大きな感染は発生しませんでした。感染管理室からのご指導と職員一人一人の感染に対する意識の高さの賜物です。
世の中まだまだコロナ禍です。多くの人が故郷に帰省出来ないのが現実です。それでも歯を食いしばって使命感を持って業務を遂行するのです。何年後には「あの時はマスクが必需品だったね」と思い出話をする時期がきっと来るはずです。その時を目指して、今日も1日「ケッパリ」ましょう!!
今後ともご指導、ご鞭撻の程宜しくお願いいたします。
タウンニュース 鶴巻温泉病院「木彫り人形で心和ませて」
タウンニュース秦野版 2021年6月18日号 ローカルニュース(社会)で、病院長賞のデザインにもなった鈴木院長手作りの木彫り人形について紹介していただきました。是非、ご覧ください。
↓写真をクリックでタウンニュース社 https://www.townnews.co.jp記事ページへ↓