スタッフコラム
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地域包括ケア

3階西病棟 過ぎ去った夏を取り戻そう!

2021年11月

こんにちは。地域包括ケア病棟の3階西です。
今年の夏もコロナが蔓延し、過ごしにくい日々を送られたのではないでしょうか。夏祭りや花火大会、海に行くなど夏らしいことはできず、夏が終わってしまいました...。

そこで当病棟では、少々季節外れではありましたが、患者さんとスタッフ共に、過ぎ去った夏を取り戻そうではないかと、10月上旬に花火鑑賞会を開催しました。

プロジェクターで花火鑑賞会
扇子や浴衣などの小道具を使った写真撮影

スクリーンが小さく花火のダイナミックさを表現できなかったことは悔やまれますが、ソーシャルディスタンスを保ちながら、ロビーに多くの方が集まり、皆さんと花火を観ることが出来ました。

参加された患者さんからは「20年前に花火大会へ行ったのが最後だなぁ。」「家の近くから見えたのよ。」と懐かしむ様子が見られました。また、スタッフからも「○○さんが花火をうっとり見てて、ほっこりしちゃいました。」と感想をもらうことができました。

離床することが難しい患者さんは、天井にプロジェクターで花火を映し出し、扇子や浴衣などの小道具を使った写真撮影を行いました。1時間程度の鑑賞会ではありましたが、夏を感じるいい機会になったのではないかと思います。

コロナ禍となり、当たり前にあった夏の風物詩が色々と中止となり何か物足りない夏でありましたが、皆さんと花火鑑賞をし、季節を感じることの大切さを学ぶことができました。

コロナによって伝統行事が行えない中ではありますが、是非、「視覚」「嗅覚」「聴覚」「味覚」「触覚」の五感を研ぎ澄まし、日本で暮らしているからこそ味わえる四季を感じ取り、心を豊かにしていきましょう!

※患者さまには写真公開の同意と許可を事前に得ています。

介護リレーコラム 第5弾 ~一人の人として関わる~

2021年10月

3階西病棟(地域包括ケア病棟) 原田将光

 私は、病気や障がいがあるから=病人としてではなく、一人の人として関わることを大切にしています。そして、個人のことを理解して安心感の与えられる介護福祉士を目標にケアを行っています。

 ある時、緊張した表情で口調も強く、頻繁にナースコールされる患者さまと出会いました。しかし、日々関わる中で「編み物がしたい」、「誕生日が近いから美味しいものが食べたい」と話されるのを聞き、編み物のレクリエーションや誕生日の当日に希望していた食事を提供するプランを立て、ニーズに近づけるように対応しました。すると、緊張が和らぎ、時折、笑顔も見られるようになり、「いい時間を過ごせたから良かったよ。ありがとう。」と感謝の言葉を頂くことができました。この経験から、入院生活の中でも自分のペースで過ごせるように環境を整えたことで安心感を得て頂けたのではないか、と私は思っています。

一人の人として関わる

 患者さまは人生の先輩です。私はこの仕事を通して、以前の自分よりも一人の人として関わり、相手のことを理解することができるようになって来たのではないかと感じます。介護の仕事は、日常生活を支援するだけでなく、その人の人生を支える仕事であると教えていただいたことがあります。介護は素敵な仕事です。今後も「一人の人として関わる」その目標を大切にして日々、努力をしたいと思っています。

一人の人として関わる

※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。(尚、撮影時のみ、一時的にマスクを外しております)

介護リレーコラム バックナンバー

3階西病棟 余暇・趣味活動の紹介

2021年9月

こんにちは。地域包括ケア病棟の3階西病棟です。

現在、コロナ禍でご家族がなかなか面会に来られない状況にあるため、患者様がリハビリテーション以外の時間を病棟でどのように過ごされているのか気になるのではないでしょうか?そこで今回は患者様おふたりの余暇・趣味活動について紹介したいと思います。

お1人目は、塗り絵です。

91歳のAさんの作品
91歳のAさんの作品です。
丁寧に塗り絵をされています
いつも日中はロビーに起き、丁寧に塗り絵をされています。
91歳のAさんの作品
科長のお気に入りの作品の1つです。
91歳のAさんの作品
とても力強く、配色が素敵です。

お2人目は、趣味活動でトマトを収穫しました。

趣味活動でトマトを収穫
趣味活動でトマトを収穫
もともと農家として働いていた95歳のBさんです。

収穫の時には「とれた!とれた!」と笑顔が見られたそうです。私も2個頂きましたが、とてもみずみずしく、美味しかったです。

リハビリテーションの中のレクリエーション活動は、その人らしさを最大限に引き出せる時間なのではないのかと思います。レクリエーション活動は、「脳機能や身体機能を活性化させる」「コミュニケーションを促進させる」「ADL(日常生活の動作)とQOL(生活の質)を上げる」といった目的があります。3階西病棟では、塗り絵・菜園の他にも手芸や折り紙、麻雀、音楽鑑賞などさまざまな取り組みをしています。他患者との交流になる機会でもあるため、入院生活を送るモチベーションに繋がっているのではないでしょうか。

その人らしさを引き出し、入院生活のなかでも生きがいを感じられるような関わりができるよう、今後も頑張っていきたいと思います!

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