家族支援専門看護師 栗田智美
近隣の大学が主催している家族看護研究会では、事例検討や勉強会が行われています。患者さんがどの世代でも、どのような疾患でも、療養場所がどこであっても、ご家族は看護の対象です。この研究会では、「家族」を理解するための知識や方略を幅広く学ぶことができます。
今回、「家族看護エンパワーメントモデル」を用いた事例検討会で、ファシリテーターを担わせていただきました。患者さんやご家族が置かれている状況が厳しくても、そばにいる看護師が、元々、ご家族がもっている力や強みに目を向け、検討の場をもつことで、色々な見方や意見が集約され、突破口がみえてきます。従来のケア介入では立ち行かない場合、新たなケアを創り、チャレンジする姿勢が求められることを強く感じました。
Zoomでの参加者もいる形での進行を初めて行いましたが、拙い部分が随所にあり、参加者の方々に助けていただきました。ありがとうございました。