院長ブログを開設いたしました
「院長通信」に掲載している患者さん・入所者さん、ご家族の方々・職員へのメッセージをブログ形式で毎月1回掲載いたします。医療機関や介護施設の皆さまにも、「院長ブログ」を通して当院の取り組みをお伝えできればと思います。
鶴巻温泉病院 鶴巻温泉病院介護医療院
院長 鈴木 龍太
院長ブログバックナンバー 目次はこちら
鈴木院長執筆記事
blog_171 1.看護師特定行為の実際 2. 日本慢性期医療学会 優秀演題 3.府川栄一さんより素敵な曲を寄贈いただきました
【院長ブログバックナンバー】
※写真は撮影時のみマスクを外しています
看護師特定行為の実際
厚労省のホームページに「看護師の特定行為研修の修了者に関する医師との協働の事例集」として 鶴巻温泉病院の取り組みが好事例として掲載されています。
看護師特定行為研修修了者 鈴木 達也
PICC(ピック)というものをご存知ですか? PICCとは上腕の静脈から入れる末梢留置型中心静脈カテーテルのことです。鼠径部や頚部から挿入するCVよりも管理がしやすく、汚染のリスクが比較的低かったり、ナート固定をしないことから感染のリスクが低いと考えられています。現在当院では、看護師特定行為研修修了者が、毎月2件ほどPICCを挿入しています。下半期に入り医師からの依頼も多くなり実施件数も増えてきました。病棟で点滴確保が難しい方や食事がなかなか進まない方がいらっしゃいましたら是非、関 真弓、鈴木 達也まで相談してみてください!
PICC挿入 関看護師、鈴木看護師(右)
日本慢性期医療学会 優秀演題
大阪で開催された第31回日本慢性期医療学会でリハビリテーション部 上野 小百合さんの演題 「睡眠障害を認める 認知症患者に対する個別レクリエーションの効果~不安・不穏言動への対話を通じた関わり~」が優秀演題として表彰され ました。おめでとうございます。
リハビリテーション部 レクリエーションセクション 上野 小百合
この度、第31回日本慢性期医療学会で優秀演題賞を受賞することができ、本当に嬉しく思います。本症例を通じ、認知症のある方に対するレクリエーションでの関わりを改めて学ばせていただきました。対象患者さんをはじめご指導いただいた方々、療養チーム、レクリエーションセクションの皆さんに感謝申しあげます。今後も患者さんが安心してその人らしく生活が送れるレクリエーションが提供できるようさらに精進してまいりたいと思います。2東病棟ご入院中の府川栄一さんより素敵な曲を寄贈いただきました。
府川さんは、建築の仕事を退職後、あしがらの「まちづくり活動」をされていました。その一環として、ご自身が作曲した9曲を町長に提出するため、入院期間中も作品作りに励んでおり、提出するまで多くの病院関係者が携わったことから、当院にも曲を寄贈したいと考えられたそうです。ふる里への想いが込められた素敵な曲を大事にお預かりさせていただきます。
楽曲ご寄贈に対して、感謝状授与を執り行わせていただきました。ご家族の方や由比先生はじめ病棟の関連職員も見守る温かい雰囲気の中でお渡しすることができました。
サービスシステム開発室 課長 宇賀神 哲治
協力:リハビリテーション部 理学療法士 内藤 正喜
※掲載写真は事前に同意をいただいております
blog_170 1.排泄ケア委員会の取り組み 2. 「コスモス祭」開催!
【院長ブログバックナンバー】
※写真は撮影時のみマスクを外しています
排泄ケア委員会の取り組み
「尊厳ある排泄ケアを推進する」ことを目的に、10年以上前に「看護部排泄ケア検討委員会」が立ち上がりました。現在は、椎木泌尿器科医長を委員長とする院内の委員会に発展し、「排泄ケア委員会」を上部組織とする「排尿支援委員会」と「排便支援委員会」が活動を始めています。
排尿チームラウンドの様子
排便チームラウンドの様子
鶴巻温泉病院 「コスモス祭」開催!
実行委員長 管理部課長 岩間 哲也
2023年9月16日(土)、3年ぶりにコスモス祭(病院祭)を行いました。感染状況に配慮し1日開催(通年は2日間)、外部の方はお呼びせず職員と患者さんでの開催です。甘いもの・炭酸飲料(ノンアルビールも)など自ら選んで食べていただく「スイーツビュッフェ」、「香りのよい入浴剤」、「記念品プレゼント」、「患者さんが制作した作品の展示」を行いました。
患者さんの「甘いものを一生懸命選ぶ姿」、「ノンアルコールビールで笑顔で乾杯する姿」等、生き生きとした姿に出会えました。ロビーでの患者さん作品展は、来院される業者・家族の方の目にも触れ、病院が明るくなったと好評でした。また来院できないご家族へ当日の患者さんの様子をお手紙でお伝えさせていただきました。
制限はありましたが3年ぶりにコスモス祭を実施できました。これからも皆さんに喜んでいただけるコスモス祭にしたいと思います。
スイーツビュッフェ
患者さん作品展
コスモス祭実行委員会
blog_169 1. 接遇標語コンテスト 2.サービスシステム開発室(SSD)
※写真は撮影時のみマスクを外しています
2023年度 接遇標語コンテスト
院内接遇の改善に向けて、「接遇標語コンテスト」を開催してから、10年目になります。
昨年まではコロナ関連の標語が多かったのですが、今回は環境整備や職員の対応関連などに加え。「笑顔」をキーワードにした作品が多く見受けられました。当院はこれからも患者さん利用者さんへ寄り添う心を大切に日々の業務に努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
この場を借りまして、山王総合スタッフの方々はじめ、院内の清掃や整頓に携わってくださっている皆さまに日頃の感謝を伝えたいと思います。
院内を歩いていると、いつも廊下が光っていて、とても気分よく通ることができています。面会制限が緩和され人の往来が増えていますが、廊下や床がきれいなこと自体が「接遇」になっていると感じています。そこに小さなゴミを発見した際には、そっときれいにすることで、次に通る人もきっと気分よく通ることができると思っています。
接遇標語コンテスト 表彰式
当院にはサービスシステム開発室(SSD)があります
最近、突然の豪雨がよくあります。そのようなときは中庭と南館は道路を隔てているので傘が必要です。そこで南館入り口と中庭には病院の傘が置いてあります。傘立てにはきちんと揃った傘が並んでいて気持ちよいものです。毎日そろえてくれているのが、SSDの皆さんです。
サービスシステム開発室は患者さんのサービス向上に特化した部署です。午前中は入院患者さんの出迎え業務(グリーティング)を行い、午後は各種満足度調査の取り纏めや、院内イベント(誕生日カードの作成等)のサポートなどを中心に活動を続けています。今後も微力ではありますが、よりよい療養環境でお過ごしいただけるよう努めてまいります。
サービスシステム開発室 課長 宇賀神
SSDのブログもご覧ください
知って得する身体の話 鈴木院長執筆
まだまだ暑い日が続いています。院長通信8月号の記事を再掲します。体調に気を付けてお過ごしください。
知って得する身体の話
blog_168 1. 凍ったペットボトル 2.省エネ・節電のお願い 3.保育所 「ベビーランド・つるまき」
※写真は掲載許可を受けています。
凍ったペットボトルを持って歩きましょう
暦のうえでは立秋となりましたが、猛暑日がまだ続いています。国連は地球沸騰と表現しています。熱中症に注意が必要で、水分をこまめにとること、エアコンをつけて室内温度を下げることが大切です。太い動脈が通っている首を冷やすのも効果があります。水分を取るのは大切ですが、水ではなく、塩分を含んだスポーツドリンク等がお勧めです。
ツルゴール反応と言って、手の甲を親指と人差し指でつまんで、少し持ち上げます。離すと元に戻りますが、戻るまでに2秒以上かかると脱水を疑います。熱射病かなと思ったときに試してみてください。スポーツドリンクを凍らせて、持って歩くと、いざという時に首に充てたりして、身体を冷やすことができます。熱中症で人が倒れたらまず日陰に運び、横向きに寝かせて服を緩めて、水分を与えます。足を上に上げて血圧を確保し、首や脇、太ももの付け根に冷たいものを充てて身体を冷やします。この時も凍ったペットボトルが役に立ちます。
知って得する身体の話 鈴木院長執筆
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省エネ・節電お願いします
知ってましたか?便座の蓋を占めると15%の節電になります。エネルギー経費が高騰しています。節電、節水をお願いします。
施設管理室 角田(カクタ)・横山
省エネ・節電対策は、身の回りのちょっとしたことの積み重ねが、病院全体の節電効果として表れるものと考えます。消しても大丈夫かな、こんなに冷えてなくてもいいのではないかな、こうした節電に対する気づきに行動が伴えば、良い結果を期待できます。しかし、施設管理室だけで院内をくまなく見て回り、電気機器のスイッチを操作したりすることはできません。個々の小さな行動が全体としての大きな成果に結びつくよう、職員の皆さんに改めまして節電対策をお願いします。
当院の7月の電気使用量は前年よりも多くなりました。東京の猛暑日は7月最多の13日で、7月の平均気温が過去最高を45年ぶりに更新したため、空調機の電気使用量も比例して増加したものと推測しております。暑い夏だからこそ、少し設定を緩めるだけで他の時季よりも大きな節電効果を得ることができます。まだまだ残暑厳しい日が続きます。みんなで省エネ・節電をお願いします。
働いている皆さんのために保育所を開設しています
保育所 係長 星野 純香
鶴巻温泉病院保育所 ベビーランド・つるまきは1981年7月に誕生しました。本館や戸建、トーレスへと規模を拡大しながら移転し、2013年現在のあじさいの丘Ⅱへ。今年で42歳を迎えました。小澤看護部長のお子さんや、現在の科長さん達のお子さんも利用されていましたね?(みんな大きく・立派に成長したんだろうなと想像します・・・)
開所時は役職者のお子さんのみの預かりでしたが、鶴巻温泉病院・あじさいの丘・ライフプラザの職員全職種対象となりました。 対象児は6か月~4年生までとなります。1月1日は休園日ですが、平日・休日問わず8:00~19:50まで保育可能です。
夕涼み会や運動会。Xmas会などなど...親子で楽しめる行事も充実しています。現在、13名(保育士11・看護師1・保育補助1)で32名と一時預かり登録61名のお子さんを保育しています。13名中、10人が10年以上一緒に働いているんですよ☆ 離乳食後期からは完全給食。夜勤時保育を可能とし、勤務外保育、病後児保育等様々なサービスを提供しています。
ベビーランドは働くお父さん・お母さんの心強い味方です!保護者の皆さんが安心してお仕事に集中できるよう、ゆかいで経験豊かなスタッフが、大切なお子様の大切な時期を長期目線でお預かりし、健やかな成長のお手伝いをさせていただきます。いつでも見学を受け付けています。百聞は一見に如かず☆まずはどんな所か確かめに来てください。卒園した、元ベビーランド組も遊びに来て下さいね~(^^)/
blog_167 1. 病院機能評価受審 2.インドから 3.中央材料室担当者 4.アリスのウサギ
※掲載写真は撮影時のみマスクを外しています。
日本医療機能評価機構の病院機能評価を受審しました。
2003年に第1回を受審して今回で5回目です。認定を受けると「医療の質を高くする努力をしている病院」であるとお墨付きをいただけます。全国で約2000の病院が認定されています。5年に一回の受審ですので、準備が大変です。 職員の皆さんお疲れ様でした。
審査を受ける約1年前から、自己評価をもとに検討課題の抽出、院内サーベイ(実態調査)、会議を重ね「質改善」に取り組んできました。看護部では、「機能評価を機に自分たちのケアを振り返り、より良いケアにつなげよう」というモチベーションを維持しながら課題に向き合ってきました。そして7月4日から2日間にかけて訪問審査を受けました。ご指摘いただいたところを含み看護部は、次なる改善ステップに進んでいます。
追伸:「模擬ケアプロセス」でサーベイヤー役を何度も対応していただいた鈴木院長ありがとうございました。入院から退院までの業務・医療にかかわる全職種が集合し、伝達プロセスや、チーム医療の在り方のご指導いただきました。自分たちの役割を再確認できたことは、ケアの質改善に十分活かせたと思います。
5年毎に実施される病院機能評価の5回目の受審が無事終了しました。この審査は病院の質改善を図るツールとして、当院の医療や看護体制、組織運営等を第3者より評価していただくものです。全職員が一丸となり、日頃の成果を発揮する事が出来ました。今後も当院は現状に甘んじる事なく、患者さんへ最善で適切な医療サービスを提供してまいります。 何卒よろしくお願い申し上げます。
インドから2名来てくれました。
インド人特定技能実習生2名の入職が決まり、5月に来日、入職となりました。先輩の3名と同じく、礼儀正しく吸収力があり、2人の成長が楽しみです。
「初めて外国にきましたが、日本は安全で困ることもなく、仕事に慣れてきました。とても楽しいです。」
(右)チャンドルさん
「はじめは働くことに不安でしたが、先輩に教わりながら慣れてきました。皆さん、とても優しいです。」
中央材料室担当者が代わりました。
看護師 小川とメディカルアシスタント 喜瀬の2名で中央材料室業務を担当しています。安心して安全な器材を使用してもらえるように、日々の確実な作業を心がけています。今年度は「中央材料室ニュース」も発行し、親しみやすい中央材料室を目指していきたいと思います。質問等ありましたら気軽に声をかけてください。
(写真左) 喜瀬さん (右) 小川さん
アリスのウサギ
院長 鈴木が木彫りで作りました。2023年は兎年です。兎は跳ねるので飛躍の年と言われています。 携帯・スマホの待ち受け画面にどうぞ。ホームページ「院長ブログ」に待受け(壁紙用)画像を掲載しています。
アリスのウサギ
blog_166 1. 鶴巻温泉病院賞表彰 2.金賞受賞メッセージ
※掲載写真は撮影時のみマスクを外しています。
2022年度鶴巻温泉病院病院賞表彰
2023年6月13日に病院賞表彰がありました。私は次のようなコメントをしました。
2022年度は新型コロナが猛威を振るいました。多くの利用者が感染し、クラスターが多発しました。職員も感染や濃厚接触により、勤務人数が限られる中、懸命な努力で、新型コロナに立ち向い、利用者皆さんの生命を守り、職場を守りました。職員の皆さんの真摯な行動に心より感謝いたします。
2022年度の病院賞ですが、金賞は異国の地で頑張っているインドの皆さんに決定しました。プリティさん、イラキアさん、プリヤモルさん、おめでとうございます。日本を好きになっていただければと思っています。銀賞はコロナ病床を設置した3西病棟と感染対策室の皆さんと、慢性期病院としては珍しい、救急病院の指定をとることに貢献した皆さんです。銅賞も含めて一人の力ではなく、皆で協力して勝ち取った賞となりました。皆さんおめでとうございます。また本当にありがとうございました。
2023年も色々な苦難が待ち構えていると思いますが、いつものように皆で乗り越えて、鶴巻温泉病院が発展することを祈っています。『力合わせて ワンチーム』で取り組んでいきましょう。
病院賞表彰式
金賞受賞 3名からのメッセージ
写真中央 鈴木院長(左)プリヤモルさん、プリティさん (右)イラキアさん
インドから来る前は緊張しましたが、wellcomeのコメントをいただき、とてもうれしかったです。最初はインドでの看護師の仕事と違うことが多く、大変でしたが、指導者や担当のみなさんのおかげで仕事に慣れ、私たちはアワード(賞)をいただくことができました。本当にありがとうございました。
これからも患者さんにやさしく、患者さんがきれいになれるよう、おむつ交換、着替えをします。今後は、介護福祉士の国家試験やJLPT( 日本語能力試験)N2ランクの試験を受けて、長い期間働きたいと考えています。
I proud to work in tsurumaki onsen hospital. (鶴巻温泉病院で 働けることを誇りに思います。)