院長ブログを開設いたしました
「院長通信」に掲載している患者さん・入所者さん、ご家族の方々・職員へのメッセージをブログ形式で毎月1回掲載いたします。医療機関や介護施設の皆さまにも、「院長ブログ」を通して当院の取り組みをお伝えできればと思います。
鶴巻温泉病院 鶴巻温泉病院介護医療院
院長 鈴木 龍太
院長ブログバックナンバー 目次はこちら
鈴木院長執筆記事
blog_96 1. 認知症ケア新聞 2.係長会園芸部 3.ゆるキャラGP 4.ベビーランドつるまき
今月号の目次

絵本「おつるさんがいく」
- 認知症の絵本「おつるさんがいく」PDFでお読みいただけます。
- 認知症の絵本「おつるさんがいく」 音声紹介 鶴巻温泉病院YouTube
- 作・画:リハビリテーション部主任 清水 拓人(作業療法士)
音読:くりた あみかさん(録音時 小学校1年生)
認知症ケア新聞発行
鶴巻温泉病院にはDementia Support Team(DST)という認知症サポートチームがあります。認知症患者の適切な評価や認知症ケアの質向上を目的に設立されました。週に1度、多職種(神経内科医や認知症看護認定看護師など)からなる専門チームがDST回診を実施しています。また、スタッフ向けに勉強会の案内や認知症ケアに関する情報をまとめた「認知症ケア新聞」を定期的に発行しています。
DSTメンバーは神経内科専門医の中島医師と長山医師、精神科医師、榎本看護師(認知症看護認定看護師)、関看護師、清水作業療法士(認知症ケア専門士)、薬剤師、管理栄養士、森山社会福祉士です。

ちなみに、DSTの公認キャラクターは「おつるさん」です。今後の「おつるさん」の活躍にも注目していてください。
blog_95 1. 吸引行為研修 2.ご寄附 3.病病連携の会 4.骨粗鬆症の話
今月号の目次
blog_94 1. 新年度全体集会 病院賞 2.ジュウマンブンノイチさんへ感謝状
今月号の目次
病院賞受賞者
blog_93 1. 鶴巻温泉春まつり 2.臨床指標(QI ) 3.面会者用トイレ
今月号の目次
鶴巻温泉春まつり
blog_92 1. 新人53名が入職 2.自助具コンペ 3.病院賞・CS賞推薦
今月号の目次
1.新人53名が入職しました
4月3日にセコム提携病院である、鶴巻温泉病院、横浜新緑総合病院、西横浜国際総合病院合同で新人入職式をおこないました。鶴巻温泉病院には53名の入職者がありました。博萌会(西横浜国際総合病院)の高木啓吾理事長からは「きずな」の大切さ、セコム医療システム株式会社の小松 淳社長からは「自分のことは自分で責任を持つ」ことが大切とのお話を頂きました。私も「患者さまからありがとうと言われると、辛くても続けていける」という話をしました。
セコム医療システム株式会社 小松 淳社長
4月6日に一人一人に辞令を渡しましたが、名前を呼んでみると、ご両親が一生懸命考えた名前だなと思え、ご両親の愛情をひしひしと感じました。学校での勉強や難しい試験を乗り越えて、希望に燃えている若者たちを預かる責任を感じます。職員一同、心を新たにして、新人と共に鶴巻温泉病院を発展させて欲しいと思いました。
辞令交付式
2.自助具(じじょぐ)コンペティション
リハビリテーション部TsuruTools係りです。私達は患者様の「したい」を「できる」に変えていくために、自助具を製作し、生活への導入を促進する活動をしています。
リハスタッフが作成した自助具の中から年間最優秀賞を選出する「自助具コンペティション」を開催し、5回目となる今回は、院内全体へ情報発信する形式で3/6~3/17までの約2週間、本館1階売店前にて実施しました。
目的は患者様・ご家族、院内職員へ自助具について知って頂くこと、また患者様にとって必要性の高い自助具の情報収集のために投票形式としました。
投票数は52票、患者様・ご家族をはじめ多くの方にご協力頂きました。
自助具コンペティション表彰式
結果は1位「カーテン閉めルンです」、2位「テノデーシス箸」(※)、3位「Kakato in Bera」でした。
(※)日本作業療法士協会の紹介自助具を頸髄損傷者へ提供したものです。
投票結果から「いかに患者様の生活の質を向上するか」という視点のもと、対象者が目的とする生活動作の獲得に繋がる自助具のニードが高いことが分かりました。今後も患者様に有用性の高い自助具について 情報発信していけるよう活動して参ります。
1位「カーテン閉めルンです」
2位「テノデーシス箸」(※)
3位「Kakato in Bera」
リハビリテーション部公式Facebook ページでも自助具コンペティションについてご紹介しています。
3.病院賞推薦 CS賞推薦 4月28日が締め切りです。
鶴巻温泉病院では毎年6月に病院賞を表彰しています。平成28年度中の業績で鶴巻温泉病院の質・知名度の向上、運営等に功績のあった個人もしくは団体を表彰します。
自薦、他薦を問いません。今年も公募を開始しましたので、奮って応募してください。職員の方は職員表彰用紙(回覧板で配信します)に記入して院長室まで。患者さま・ご家族は個人名(団体名)、対象となる業績を記入してご意見箱に入れてください。
CS賞は顧客満足度賞です。患者様から表彰したい個人名を頂いて、投票数の高い人を表彰しています。推薦された人全員にオリジナル図書カードを配っています。
オリジナル図書カード
blog_91 1. 栗栖名誉院長 お誕生日 2.学術研究発表 3.ロボットと共存する未来の医療と介護
今月号の目次
1.栗栖明 名誉院長が95才の誕生日を迎えられました。
栗栖先生は科学技術庁放射線医学総合研究所を退職後、1983年から1996年までの13年間鶴巻温泉病院の院長として病院運営にあたり、その後ライフプラザ鶴巻施設長、再度鶴巻温泉病院院長を経て、2008年からあじさいの丘施設長に就任、同時に鶴巻ホームケアクリニック院長として外来、訪問診療を通して地域の医療・看護・介護を支えてこられました。
2017年2月8日に95才の誕生日をお迎えになりました。皆さんへのメッセージとして、座右の銘をお聞きしたところ、以下のような言葉を頂きました。
「今までの人生において、全ての人に世話になってきたので、人のために尽くすのは当たり前」
栗栖先生らしい、素敵な言葉です。
あじさいの丘スタッフと
2.第28回 鶴巻温泉病院 学術研究発表会
恒例の院内学術研究発表会が2017年2月19日(日) 伊勢原市民文化会館小ホールで開催されました。皆さんが真剣に研究に取り組んだ成果を発表しました。発表のテーマもこれからの病院に役に立つものが多く、また発表の仕方や、話し方も洗練され、大いに進歩した研究発表会でした。
特別賞
- 看護部 長家 柚香
「看取りに間に合う事への緩和ケア病棟看護師の思い ~インタビューで語り、明らかになること~」 - 看護部 篠原 雅代
「当院で働く介護福祉士の職業的アイデンティティ ~キャリア形成理論から~」 - ライフプラザ鶴巻 食事サービスグループ 野寺 淳
「当施設におけるBSC導入の取り組み ~「日本一の介護老人保健施設」を目指して~」
教育研修推進委員会賞
- 栄養科 三橋 直樹
「当院におけるとろみ栄養剤による自然落下法の有用性の検証」 - 経管栄養の時間を短縮できる方法の有用性の検討です。
鶴巻温泉病院院長賞
- 看護部 米村 瞳
「非経口摂取患者に対する唾液腺マッサージの効果」 - 誤嚥性肺炎予防に唾液が重要と考え、唾液分泌を促進するため唾液腺マッサージの効果を検討したもの
3.ロボットと共存する未来の医療と介護
2017年2月4日 湘南西部病院協会主催で講演会「革新的サイバニックシステムによる医療と介護の未来」を開催しました。
鶴巻温泉病院で導入しているHAL®(Hybrid Assistive Limb®)の開発者である、山海嘉之先生(内閣府ImPACT革新的研究開発推進プログラム プログラムマネージャー、筑波大学大学院 システム情報工学研究科 教授、筑波大学 サイバニクス研究センター センター長、CYBERDYNE株式会社 代表取締役社長/CEO)に上記の題で講演していただきました。
アトムのように人間の友達になれるロボットを作り出すためには、作り出す人間の良心が影響するということ。ロボットやAIは人間と上手に共存することが大切だということを気づかせてくださる、非常に有意義な時間でした。
山海嘉之先生(前列左から二人目)