院長ブログを開設いたしました
「院長通信」に掲載している患者さん・入所者さん、ご家族の方々・職員へのメッセージをブログ形式で毎月1回掲載いたします。医療機関や介護施設の皆さまにも、「院長ブログ」を通して当院の取り組みをお伝えできればと思います。
鶴巻温泉病院 鶴巻温泉病院介護医療院
院長 鈴木 龍太
院長ブログバックナンバー 目次はこちら
鈴木院長執筆記事
blog_92 1. 新人53名が入職 2.自助具コンペ 3.病院賞・CS賞推薦
今月号の目次
1.新人53名が入職しました
4月3日にセコム提携病院である、鶴巻温泉病院、横浜新緑総合病院、西横浜国際総合病院合同で新人入職式をおこないました。鶴巻温泉病院には53名の入職者がありました。博萌会(西横浜国際総合病院)の高木啓吾理事長からは「きずな」の大切さ、セコム医療システム株式会社の小松 淳社長からは「自分のことは自分で責任を持つ」ことが大切とのお話を頂きました。私も「患者さまからありがとうと言われると、辛くても続けていける」という話をしました。
セコム医療システム株式会社 小松 淳社長
4月6日に一人一人に辞令を渡しましたが、名前を呼んでみると、ご両親が一生懸命考えた名前だなと思え、ご両親の愛情をひしひしと感じました。学校での勉強や難しい試験を乗り越えて、希望に燃えている若者たちを預かる責任を感じます。職員一同、心を新たにして、新人と共に鶴巻温泉病院を発展させて欲しいと思いました。
辞令交付式
2.自助具(じじょぐ)コンペティション
リハビリテーション部TsuruTools係りです。私達は患者様の「したい」を「できる」に変えていくために、自助具を製作し、生活への導入を促進する活動をしています。
リハスタッフが作成した自助具の中から年間最優秀賞を選出する「自助具コンペティション」を開催し、5回目となる今回は、院内全体へ情報発信する形式で3/6~3/17までの約2週間、本館1階売店前にて実施しました。
目的は患者様・ご家族、院内職員へ自助具について知って頂くこと、また患者様にとって必要性の高い自助具の情報収集のために投票形式としました。
投票数は52票、患者様・ご家族をはじめ多くの方にご協力頂きました。
自助具コンペティション表彰式
結果は1位「カーテン閉めルンです」、2位「テノデーシス箸」(※)、3位「Kakato in Bera」でした。
(※)日本作業療法士協会の紹介自助具を頸髄損傷者へ提供したものです。
投票結果から「いかに患者様の生活の質を向上するか」という視点のもと、対象者が目的とする生活動作の獲得に繋がる自助具のニードが高いことが分かりました。今後も患者様に有用性の高い自助具について 情報発信していけるよう活動して参ります。
1位「カーテン閉めルンです」
2位「テノデーシス箸」(※)
3位「Kakato in Bera」
リハビリテーション部公式Facebook ページでも自助具コンペティションについてご紹介しています。
3.病院賞推薦 CS賞推薦 4月28日が締め切りです。
鶴巻温泉病院では毎年6月に病院賞を表彰しています。平成28年度中の業績で鶴巻温泉病院の質・知名度の向上、運営等に功績のあった個人もしくは団体を表彰します。
自薦、他薦を問いません。今年も公募を開始しましたので、奮って応募してください。職員の方は職員表彰用紙(回覧板で配信します)に記入して院長室まで。患者さま・ご家族は個人名(団体名)、対象となる業績を記入してご意見箱に入れてください。
CS賞は顧客満足度賞です。患者様から表彰したい個人名を頂いて、投票数の高い人を表彰しています。推薦された人全員にオリジナル図書カードを配っています。
オリジナル図書カード
blog_91 1. 栗栖名誉院長 お誕生日 2.学術研究発表 3.ロボットと共存する未来の医療と介護
今月号の目次
1.栗栖明 名誉院長が95才の誕生日を迎えられました。
栗栖先生は科学技術庁放射線医学総合研究所を退職後、1983年から1996年までの13年間鶴巻温泉病院の院長として病院運営にあたり、その後ライフプラザ鶴巻施設長、再度鶴巻温泉病院院長を経て、2008年からあじさいの丘施設長に就任、同時に鶴巻ホームケアクリニック院長として外来、訪問診療を通して地域の医療・看護・介護を支えてこられました。
2017年2月8日に95才の誕生日をお迎えになりました。皆さんへのメッセージとして、座右の銘をお聞きしたところ、以下のような言葉を頂きました。
「今までの人生において、全ての人に世話になってきたので、人のために尽くすのは当たり前」
栗栖先生らしい、素敵な言葉です。
あじさいの丘スタッフと
2.第28回 鶴巻温泉病院 学術研究発表会
恒例の院内学術研究発表会が2017年2月19日(日) 伊勢原市民文化会館小ホールで開催されました。皆さんが真剣に研究に取り組んだ成果を発表しました。発表のテーマもこれからの病院に役に立つものが多く、また発表の仕方や、話し方も洗練され、大いに進歩した研究発表会でした。
特別賞
- 看護部 長家 柚香
「看取りに間に合う事への緩和ケア病棟看護師の思い ~インタビューで語り、明らかになること~」 - 看護部 篠原 雅代
「当院で働く介護福祉士の職業的アイデンティティ ~キャリア形成理論から~」 - ライフプラザ鶴巻 食事サービスグループ 野寺 淳
「当施設におけるBSC導入の取り組み ~「日本一の介護老人保健施設」を目指して~」
教育研修推進委員会賞
- 栄養科 三橋 直樹
「当院におけるとろみ栄養剤による自然落下法の有用性の検証」 - 経管栄養の時間を短縮できる方法の有用性の検討です。
鶴巻温泉病院院長賞
- 看護部 米村 瞳
「非経口摂取患者に対する唾液腺マッサージの効果」 - 誤嚥性肺炎予防に唾液が重要と考え、唾液分泌を促進するため唾液腺マッサージの効果を検討したもの
3.ロボットと共存する未来の医療と介護
2017年2月4日 湘南西部病院協会主催で講演会「革新的サイバニックシステムによる医療と介護の未来」を開催しました。
鶴巻温泉病院で導入しているHAL®(Hybrid Assistive Limb®)の開発者である、山海嘉之先生(内閣府ImPACT革新的研究開発推進プログラム プログラムマネージャー、筑波大学大学院 システム情報工学研究科 教授、筑波大学 サイバニクス研究センター センター長、CYBERDYNE株式会社 代表取締役社長/CEO)に上記の題で講演していただきました。
アトムのように人間の友達になれるロボットを作り出すためには、作り出す人間の良心が影響するということ。ロボットやAIは人間と上手に共存することが大切だということを気づかせてくださる、非常に有意義な時間でした。
山海嘉之先生(前列左から二人目)
blog_90 1. 鶴のまきちゃん体操 2.足湯 3.かぐや姫 4.スタッフ相談室
1.鶴のまきちゃん体操を公開♪
1月の院長通信でお伝えした「鶴のまきちゃん体操」を当院のホームページにアップしました。体操は結構難しくて、認知症予防のコグニサイズになっています。まきちゃんを見ているだけでもキュートで楽しくなります。皆さんも是非見て、覚えて下さい。
- 制作:リハビリテーション部
- 担当窓口:係長 石原拓郎 (理学療法士)
- 作詞 : 山岡由紀,栗田このみ,吉原愛 (音楽療法士)
- 作曲 : 山岡由紀 (音楽療法士)
- 振付 : 副主任 山崎祐子,本田文恵 (理学療法士)
- センター : 鶴のまきちゃん(公認ゆるキャラ)
《制作にあたって》
鶴のまきちゃん体操は、年齢・性別を問わずに楽しく体を動かせるようにと考えて作成しました。おおよそ2分の体操の中に、体をほぐしながら、少し息が上がるような運動を盛り込んでいます。さらに手を交互に前に出す動作は頭を使いながら体を動かすので、体だけでなく頭も活性化されます。今後も実施される方のお体の状態に合わせながら、鶴のまきちゃん体操をさらに発展させていきたいと考えています。
地域の予防事業やお祭りなど、様々な場面で活用することも考えておりますので、ぜひ皆さんも一緒に覚えて下さい。
リハビリテーション部 石原
2.足湯にあるこの道具は何ですか?
車椅子の患者さまのご家族から、足湯が使用できないとのご意見をいただき、足型のバケツ(写真)をご用意いたしました。ピンクのバケツにお湯を入れて、足湯の外に置いてお使い下さい。
blog_89 1. 永年勤続表彰 2.鶴巻温泉病院の目標 3. あかりの夜
今月号の目次
新年あけましておめでとうございます
三之宮 比々多神社にお参りをしてきました。
左から小澤美紀看護部長、鈴木龍太院長、白井順次郎事務長
1.永年勤続表彰
昨年末に20年勤続7名と10年勤続23名の方々を表彰いたしました。
永年勤続で表彰された皆さん ありがとうございました、そしてお疲れ様でした。10年20年と鶴巻温泉病院に勤めて下さっている皆さんが、今の鶴巻温泉病院を作っているのです。つまり鶴巻温泉病院そのものです。私たち含め、ここにいる職員みんなで働き続けていける病院を作り上げていきましょう。これからもますます病院を愛してください。お願いします。
2.平成29年度 鶴巻温泉病院の目標が決まりました。
目標 患者さま、ご家族、地域の人々、職員から「信頼と安心の存在」と認めていただける病院
blog_88 1. 忘年会|鶴のまきちゃん体操 2.花壇 3. お見舞いの注意
今月号の目次
1.忘年会|鶴のまきちゃん体操
12月13日に鶴巻温泉病院の忘年会がありました。司会は4西病棟 看護師の濱田絢也さんと4東病棟 介護福祉士の菊池薫さんの若いコンビでした。幹事の方たちもご苦労様でした。

今年は以下のような話をしました。
今年は、英国国民投票でのEU離脱、米国トランプ大統領の当選等、世界が思いがけない変化を求めていることが示された年でした。私のモットーは「変化を進化に 進化を笑顔に」ですが、変化は想像を超えるダイナミックさで襲ってきます。鶴巻温泉病院も今までにない変化に翻弄されています。この変化をまさに教訓として、職員の力で確固たる未来を作って行きたいと思っています。よろしくお願いします。
余興も盛り上がりましたが、この度 新たに「鶴のまきちゃん体操」がお披露目されました。現在、「鶴のまきちゃん体操」動画を制作中です。ホームページに載せますので楽しみにしていてください。一度聴いたら、ついつい口ずさんでしまう、楽しいものです。
鶴のまきちゃん体操
- 作詞 : 山岡由紀,栗田このみ,吉原愛 (音楽療法士)
- 作曲 : 山岡由紀 (音楽療法士)
- 振付 : 本田文恵,山崎祐子(理学療法士)
- サポーター:総務課職員、リハビリテーション部池田裕係長・石原拓郎係長、上野小百合副主任

クリックで歌詞が拡大します↑
元気にキュウ キュウ~♪
リハ部 木村達部長はラジオ体操?(笑)
2.南館に花壇ができました。
南館の玄関部分の歩道を広くしました。そこに花壇を作りました。職員のお父様の島津勝吾様が設計、指導をして下さり、職員が植えました。
また今秋からは野中義哲総務課長の発案で、病院周囲の朝の掃除も始まっています。
南館前の花壇
掃除中の市川まり子さんと稲垣有起総務係長
野中義哲総務課長
3.お見舞いの注意|インフルエンザの季節になりました。

インフルエンザはワクチンを打っても罹るそうです。その場合は熱はあまり高く出ないので、注意が必要です。病院では体力や免疫力が低下している患者さまが入院していますので、お見舞いの際は以下の点に注意をお願いします。
- ①お子様のお見舞いは極力避けてください。特に流行期にはお断りすることもございます。
- ②マスクを必ず着用してください。流行期は病棟に無料のマスクを用意してあります。
- ③病院に入ったらアルコール液で手を消毒してください。

狭い部屋で病状の説明するときには患者さん、ご家族への感染防止のため、マスク着用のままお話することがありますので、ご了承ください。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎にも注意が必要です。嘔吐物には直接触れないでください。すぐに感染します。
blog_87 1. 褒め合うこと、笑うこと 2.白鳥さま 3.ふれあい会 4.増渕室長 5.表彰式
今月号の目次
1.褒め合うこと、笑うことで脳からドーパミンがでて、脳が活性化されます。
先日学会で認知症医療の専門家である群馬大学名誉教授 山口晴保先生の講演を聴く機会がありました。認知症の人に対する5原則を教わりました。
1.快刺激 2.褒め合い 3.コミュニケーション 4.役割を作る 5.失敗を防ぐ支援 だそうです。
特に褒め合って、快い刺激を受け、笑顔になると脳からドーパミンがでて、脳が活性化されるそうです。8月号の院長通信ではコーチングの項目で褒める練習の効果の話をしましたが、認知症予防でも褒め合うことが大切だそうです。
まず隣にいる人同志で何も考えずに「あなたが居てくれて嬉しいです」と言ってみましょう。必ず笑顔になって、脳にドーパミンがあふれます。
2.緩和ケア病棟に入院されている白鳥誠一さま(93才)からお手紙を頂きました
93才ですが、かくしゃくとされていて、人を気遣い、まさに自分に勝っている素晴らしい方です。一部分抜粋します。
白鳥誠一さまからのお手紙
健常者と障碍者、治療される側と治療する側などに、隙間がある事は当然ですが、その隙間を埋める方々に、患者と接触の多い看護師さんや介護士さん※「原文ママ」・リハビリ担当・お薬担当・栄養士さんなどがあって、病院生活の質を高めていくと愚考している次第です。ここでの1ヶ月余りの院内生活を通じて、N先生をはじめチームの皆様から痛みや悩みを共有してくださる家族的な扱いを受けて「いつもありがとうございます」の100点満点で感謝しています。※介護福祉士・介護スタッフ
白鳥 誠一さまと
3.ふれあい会 ~子供たちとの交流~
2016年10月5日 鶴巻温泉病院に小さな子供たちのにぎやかな声があふれました。看護部係長会が主催している「ふれあい会」(統括 鈴木龍司)に来てくれた子供たちです。 ※子供さんのお写真はホームページには掲載いたしません。
ふれあい会リーダー 介護福祉士 杉本亘哉より
患者さまに子供とふれあう機会を創りたいという思いで「ふれあい会」が発足し、18年目となります。今年度は患者さま100名、鶴巻小学校の生徒150名の参加となりました。
生徒のダンスや歌を鑑賞し、貼り絵・手遊び等で多いに盛り上がりを見せました。今後も生徒とふれあう機会を通じて、患者さまに喜んでいただける会を開催してまいります。
4.安全管理対策室 増渕優子室長 ありがとうございました。
4年半の間鶴巻温泉病院の安全管理対策室長として、病院を守り、患者さま・ご家族の相談やご意見を聴き、職員の相談も受けてくださった、増渕室長が定年を迎えました。鶴のまきちゃんの衣装も作ってくださっていました。先日壮行会がありましたが、増渕室長の「とんぼ♪」は絶品で、聞いている人も歌っている人もストレスが抜けてすっきりするというエンターテイメントとして、確立されたものでした。後任は前田 直美室長になります。
「退職のご挨拶」 増渕 優子
入職してから11年が経過しました。この間に、病棟科長、教育担当科長、安全管理対策室室長、相談窓口を担当しました。役割を進める中では、楽しい時、辛くて逃げ出したい時もありました。いつも、周りの方々に支えていただいたおかげで、今ここに、定年退職を迎えることが出来ました。感謝の気持ちでいっぱいです。お世話になりました。
5.平成28年度 秦野・伊勢原地区保健衛生関係表彰式
11月10日 保健衛生の向上に永年尽力した功績を顕彰する「保健衛生関係表彰式」が行われ、放射線科 診療放射線技師 永野俊樹さんが表彰されました。おめでとうございます。
「感謝の言葉」 永野 俊樹
まず、これまで同一の病院で23年間務めることが出来た事を感謝いたします。そして此の度、病院の推薦により、このような賞をいただけたことを本当に有り難く思っています。これからも放射線技師として患者さまの一助になることを念頭におき、仕事に精進したいと思います。