blog_91 1. 栗栖名誉院長 お誕生日 2.学術研究発表 3.ロボットと共存する未来の医療と介護
今月号の目次
1.栗栖明 名誉院長が95才の誕生日を迎えられました。
栗栖先生は科学技術庁放射線医学総合研究所を退職後、1983年から1996年までの13年間鶴巻温泉病院の院長として病院運営にあたり、その後ライフプラザ鶴巻施設長、再度鶴巻温泉病院院長を経て、2008年からあじさいの丘施設長に就任、同時に鶴巻ホームケアクリニック院長として外来、訪問診療を通して地域の医療・看護・介護を支えてこられました。
2017年2月8日に95才の誕生日をお迎えになりました。皆さんへのメッセージとして、座右の銘をお聞きしたところ、以下のような言葉を頂きました。
「今までの人生において、全ての人に世話になってきたので、人のために尽くすのは当たり前」
栗栖先生らしい、素敵な言葉です。
あじさいの丘スタッフと
2.第28回 鶴巻温泉病院 学術研究発表会
恒例の院内学術研究発表会が2017年2月19日(日) 伊勢原市民文化会館小ホールで開催されました。皆さんが真剣に研究に取り組んだ成果を発表しました。発表のテーマもこれからの病院に役に立つものが多く、また発表の仕方や、話し方も洗練され、大いに進歩した研究発表会でした。
特別賞
- 看護部 長家 柚香
「看取りに間に合う事への緩和ケア病棟看護師の思い ~インタビューで語り、明らかになること~」 - 看護部 篠原 雅代
「当院で働く介護福祉士の職業的アイデンティティ ~キャリア形成理論から~」 - ライフプラザ鶴巻 食事サービスグループ 野寺 淳
「当施設におけるBSC導入の取り組み ~「日本一の介護老人保健施設」を目指して~」
教育研修推進委員会賞
- 栄養科 三橋 直樹
「当院におけるとろみ栄養剤による自然落下法の有用性の検証」 - 経管栄養の時間を短縮できる方法の有用性の検討です。
鶴巻温泉病院院長賞
- 看護部 米村 瞳
「非経口摂取患者に対する唾液腺マッサージの効果」 - 誤嚥性肺炎予防に唾液が重要と考え、唾液分泌を促進するため唾液腺マッサージの効果を検討したもの
3.ロボットと共存する未来の医療と介護
2017年2月4日 湘南西部病院協会主催で講演会「革新的サイバニックシステムによる医療と介護の未来」を開催しました。
鶴巻温泉病院で導入しているHAL®(Hybrid Assistive Limb®)の開発者である、山海嘉之先生(内閣府ImPACT革新的研究開発推進プログラム プログラムマネージャー、筑波大学大学院 システム情報工学研究科 教授、筑波大学 サイバニクス研究センター センター長、CYBERDYNE株式会社 代表取締役社長/CEO)に上記の題で講演していただきました。
アトムのように人間の友達になれるロボットを作り出すためには、作り出す人間の良心が影響するということ。ロボットやAIは人間と上手に共存することが大切だということを気づかせてくださる、非常に有意義な時間でした。
山海嘉之先生(前列左から二人目)
2017年3月1日
医療法人社団 三喜会 理事長
鶴巻温泉病院 院長 鈴木龍太
- 院内掲示の院長通信 2017年 第3号 ダウンロード(PDF)はこちら