スタッフコラム
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「二人三脚の看護を実践して」  看護科長 下田優子

2019.01.01

掲載日 2015-03-05

回復期リハビリテーション病棟の入院基本料は、回復期1の看護配置13:1、介護配置は30:1です。日々1人で複数の患者を受け持ち、責任を持ってケアするスタッフの精神的重圧を何とかしたい。また、普段1人でケアしていると見えないスタッフの良いケアを見せ合って、お互いに学び合ってほしいという思いからパートナーシップに着目して、平成26年11月から当院オリジナル方式を実践して半年が経過しました。


導入3か月ぐらいは、「2人でケアするためのマニュアルがない」「一人でやったほうが早い」等ネガティブな意見が多くありました。しかし、安全で安心してケアを提供するために、とにかく2人でケアすることを言い続け、3か月が経過したころからスタッフの行動に変化が見られ、日々ペアで話し合ってケアする場面を見かけることが増えてきました。また、2人で困った時は「○○さんは○○について詳しいから聞いてみよう」とペア以外でも話す姿を目にすることが多くなりました。これは、今まで1人で黙々とケアをしていたスタッフの行動では考えられない光景でした。


おかげで新人や中途入職者は1人でケアする精神的重圧から解放され、聞きやすい環境が少しずつ出来てきているのではないかと思います。何よりも成果が出ているのは、導入3か月後の混乱期を過ぎたころから、残業時間が減少したことです。


↓ クリックでグラフを拡大表示します ↓

残業時間の推移グラフ

グラフに示したように、1年前と比較し、1人当たり看護7.8時間、介護は6.5時間減少しました。これからも二人三脚のケアを追及し、工夫しながらワークライフバランスの充実に努めていきたい。


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