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鶴巻温泉病院 〒257-0001 神奈川県秦野市鶴巻北1-16-1 TEL 0463(78)1311

障がい者・難病リハビリ病棟スタッフコラム

チーム紹介 障がい者・難病リハビリ病棟の最新情報や取り組みをお伝えしています。

患者様同士の交流を深める取り組み

2021.02.19

 当病棟では、患者様の希望に合わせて、患者様同士の交流を支援しています。筋萎縮性側索硬化症や多系統萎縮症、気管切開術後の脊髄損傷患者様など、発話でのコミュニケーションが困難となる場合、代償手段を使ってコミュニケーションをとります。

 今回の交流会ではスタッフが間に入り代償手段の一つである透明文字盤を使用し、患者様それぞれの自己紹介や趣味、病気の経過、今後のことで心配に思っていること等を語り合いました。

 参加された患者様からは、「同じ病気の人と初めて会えた」「すごく励まされて、心のリハビリになりました」との感想を頂きました。同じような問題を抱えた人との出会いや語り合いは、問題を持っているのは自分だけではないことや互いに助け合えることを知るきっかけになります。

 感染予防のため少人数で短い時間での交流会でしたが、語り合うことで、一緒に泣いたり笑ったり穏やかな時間が流れていました。患者様の笑顔を引き出すためにも、これからも患者様同士の交流を支援していきたいと思います。

※患者様・スタッフ共にマスクを着用し、少人数で距離を空け、感染対策を徹底しています。
※患者様・スタッフ共にマスクを着用し、少人数で距離を空け、感染対策を徹底しています。

2階西病棟「患者様とご家族の思いをつなぐ取り組み」

2020.12.04

特殊疾患病棟は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)やパーキンソン病などの難病患者や重度意識障害者が8割以上を占める長期療養を目的とした病棟です。

私たち看護・介護職員は、「声にならない声に気づき、心に寄り添う看護・介護を提供します」をミッションに掲げ、日々患者様のケアを行っています。

 現在、当院は新型コロナウイルス感染症対策として面会禁止状態が続いています。患者様とご家族が半年以上面会できない状況で、心配や不安を抱いていらっしゃることだと思います。

 そこで、患者様とご家族の思いをつなぐ取り組みとして、5月は職員の担当変更のお知らせと、患者様と共に撮った写真とメッセージカードを添えて配送しました。6月頃よりWEBを活用した面会が始まり、予約はすぐに埋まってしまう状況です。9月は面会できないご家族に少しでも患者様の様子を伝えたいという思いから、近況報告のカードと写真を添えて送りました。

 ありがたいことに多くのご家族より返信や温かいお言葉をいただき、職員一同新型コロナウイルスに負けないように奮起し頑張っています。

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メッセージカードと手紙

新型コロナウイルスが早く終息することを願いつつ、「看護・介護職がチームのキーパーソンとなり患者様・ご家族の思いをつなげる」という活動を今後も継続していきます。

2階西病棟科長代理 引地 ゆかり

コロナ禍での夏祭りイベント開催

2020.10.26

 2階東病棟では8月下旬に病棟内での夏祭りイベントを開催しました。

 例年であれば9月に当院のお祭り「コスモス祭」を開催していますが、今年は新型コロナの感染拡大を防ぐため、「コスモス祭」は中止となりました。スタッフ間でも「夏を感じることができるイベントがないのも残念だね」「なにかできることはないかな!」という話になり、ソーシャルディスタンスを確保し感染予防の対策の下で花火大会の上映を実施する運びとなりました。

花火大会

 花火大会は毎年2階東病棟で行っていますが、今回の花火大会では家族と一緒に観たり、感想を話しながら観る事が出来ません。そんな中でも、患者様は季節感のある行事を通して「良かったわ♪季節を感じられるのは良いことね」と嬉しそうな様子でした!

↓写真は実際の様子です!
ソーシャルディスタンスとマスクを着用し準備万端です!

花火大会開催

高齢者の医療と漢方医学

2020.08.31

 我が国は世界で最も人口の高齢化が進んだ国家です。高齢者を支えるための年金・医療・介護にかかわる費用、いわゆる社会保障支出は右肩上がりで増加しており、国内総生産の約4分の1を占めています。今後、団塊世代の高齢化に伴い、社会保障費は更に膨らむ見込みです。


 高齢者が現時点ではまだ自立しているものの、加齢のため心身の働きが弱くなり、介護の必要性が高くなりつつある状態を「フレイル」と呼びます。フレイルの状態を放置すれば早晩、寝たきり状態に陥ってしまうため、「寝たきり予備軍」とも言うことができます。一方で、フレイル状態の高齢者に対して適切に対処することで、寝たきり状態になることを防ぎ、自立した状態に戻すことも可能です。厚生労働省はフレイル予防事業を推進し、要介護状態の高齢者を減らすことで社会保障費の増大を抑えようと活動しています。

フレイルイメージ


 漢方医学における加齢の捉え方はどうでしょうか。約2000年前の中国(前漢時代)に記された『黄帝内経(こうていだいけい)』という古典医学書があります。この本は、黄帝(こうてい)という架空の王と岐伯(ぎはく)という臣下の医学者の間で、健康や病気についてのさまざまな問題点について問答する形式になっています。

古典医学書イメージ
The Su Wen of the Huangdi Neijing (Inner Classic of the Yellow Emperor),
World digital library, Library of Congress から引用


 黄帝は尋ねる。「昔の人はみな百歳まで生きて、しかも動作が衰えなかったと私は聞いている。今時の人は五十歳なるかならないうちに動作が衰えてしまう。これは時代や環境が異なっているからなのか、それとも人々が養生の道に外れてしまったからなのか?」

 岐伯は答える。「昔の人は養生の道理をわきまえており、自然の摂理に則って、飲食には節度があり、労働と休息にも規律があって、みだりに動き回ったりしませんでした。だから、肉体と精神はとても健やかで盛んであって、天寿を全うして百歳を過ぎてから世を去ったのです。それが現在の人は酒を水のように飲み、あり得ないような生活を日常として活動し、酔っては色事にふけり、色欲のおもむくままに精気を使い果たし、元気を消耗させています。元気の素を温存せず、生命力を浪費し、快楽を貪り、養生の原則に逆らい生活習慣にも節度がありません。こんなわけで五十歳になるかならないかで衰えてしまうのです」

【服薬指導について】 薬剤科

2020.07.10

前回の薬剤科のコラムは、薬剤師がご自宅に伺ってお薬を管理する訪問薬剤管理指導についてでしたが、今回はベッドサイドで行うお薬の説明についてお伝えします。


※服薬指導時を含め、職員は常時マスクを着用しています。

病院で行う服薬指導は、医師の依頼のもとに薬剤師が行う「薬剤管理指導業務」という業務の一環となっています。「薬剤管理指導業務」とは薬剤師が薬歴管理と服薬指導を介して入院患者さんの薬物療法への認識を向上させ、また患者さんから得られた情報を医療スタッフへフィードバックすることで薬物療法を支援する業務と定義されています。

まず伺う前に患者さんの薬・アレルギー・副作用歴・経過などの情報を確認します。

情報を確認

レボドパ含有製剤などのパーキンソン病治療薬は、症状をコントロールするために服用する薬剤の量や服用時間が患者さんによって異なるため、これまでの内容から変更があるかどうかもチェックします。

患者さん・ご家族のところに伺い、現在服用している薬の効果・飲み方・注意点などをお薬の説明書を用いて説明します。また、お話の中で薬の副作用や飲み辛さなどの問題が起こっていないかなども確認しています。

持参薬
お薬の説明書

療養生活の楽しみ ~経管栄養の方の口から味わう支援~

2020.05.01

※当院では 新型コロナウイルス感染症対策のため、2020年2月25日より面会禁止とさせていただいております。皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

写真左から患者A様、作業療法士、管理栄養士
写真左から患者A様、作業療法士、管理栄養士
2020年1月27日撮影

 障がい者・難病リハビリ病棟では疾患の進行によって口から食べることが難しくなり、鼻や胃に管を通して栄養補給する(経管栄養といいます)患者様も多くいらっしゃいます。

 「経管栄養になると、2度と口から食べることできなくなる」と不安の声を伺うことがあります。しかし経管栄養を行いながら、口から食べることを楽しむ患者様も多くいらっしゃいます。当病棟では、「患者様が食べたいもの」を食べる機能に応じて調理の工夫や環境の調整を行うことで「食」の支援を行っています(※主治医の許可が必要となります)。

 今回は経管栄養の患者様(A様)に対する食べることの支援を紹介します。


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