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鶴巻温泉病院 〒257-0001 神奈川県秦野市鶴巻北1-16-1 TEL 0463(78)1311

障がい者・難病リハビリ病棟スタッフコラム

障がい者・難病リハビリ病棟】の最新情報や取り組みをお伝えしています。

障がい者・難病リハビリ病棟の取り組みをお伝えします

障がい者・難病リハビリ病棟では、重度の障がい者や、進行期の難病、特に神経難病の患者さまに、医療・看護・介護・リハビリテーションを通して、多職種で、その人らしく生きるためのお手伝いをしています。在宅療養中の方には在宅サポート入院(レスパイト入院)をご利用いただいております。

障がい者・難病リハビリ病棟ホームページ
障がい者・難病リハビリ病棟ホームページ


在宅サポート入院(レスパイト入院)ご案内リーフレット

2021.10.01
(随時更新)

重介護になりがちな神経難病患者様、ご家族の在宅療養をバックアップすることが目的です。

  • 介護をされているご家族の休息目的としての入院が可能です。
  • 胃瘻、気管切開、人工呼吸器等の医療行為が必要な方も入院が可能です。
  • 入院中にリハビリテーションが受けられ、コミュニケーション手段の導入指導や各種特殊入力機器 (スイッチ)の導入指導や在宅の環境調整、家屋再評価なども行えます。
  • 管理栄養士による栄養状態の評価・食品の選定・調理指導・栄養相談などを行っています。

障がい者・難病リハビリ病棟  在宅サポート入院(レスパイト入院)

在宅サポート入院(レスパイト入院)ご利用申し込み票(2回目以降の方)

 

【新型コロナウイルスワクチンについて】薬剤科

2021.06.22

新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)を予防するためのワクチンの接種が当院でも始まりました。今回はその新型コロナウイルスワクチン接種についてお伝えしたいと思います。

当院で使用している新型コロナウイルスワクチンはファイザー社製のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンという新しい種類のワクチンです。mRNAワクチンではウイルスのタンパク質を作る基になる情報の一部を注射することで、私たちがもつ体内の異物を攻撃する免疫の仕組みを利用し、新型コロナウイルス感染症を予防します。

新型コロナワクチン「コミナティ筋注」
分注作業(一定の容量ずつ吐出すること)
分注作業(一定の容量ずつ吐出すること)


コナミティ バイアル(上)とシリンジ
※光や温度に注意して保存

《ワクチン接種当日について》

ワクチンは肩先から指3本分程度下の筋肉に注射するため、袖を肩の上まで余裕をもってまくる必要があります。すぐにまくれるように接種時は袖がゆったりした服装がお勧めです。


肩を出しやすい服装

明らかに発熱している方や重い急性疾患にかかっている方はワクチンの接種ができません。入院患者さんでお熱がある場合、接種日の変更など随時対応していきます。

ワクチン接種後は迷走神経反射(ワクチン接種に対する強い緊張や接種時の痛みをきっかけに、立ちくらみや血の気が引く)やアナフィラキシー(薬や食べ物が体に入ってから短時間で起こることのあるアレルギー反応)が現れる可能性があり得るため、接種後15分以上(過去に重いアレルギー症状を起こしたことがある方など、医師の判断によって30分の方もいらっしゃいます)は接種場所で座って様子をみることとなっています。

接種した当日は患者さんの体調を普段よりこまめに確認するようにしています。また、激しい運動は控えることが推奨されていますので、当院では入院患者さんの接種当日のリハビリテーションの強度は入浴相当としています。(接種当日の入浴は問題ありません。注射した部位はこすらないようにします)

《ワクチン接種後について》

ワクチン接種後、数日は接種部位の痛み・頭痛・倦怠感・筋肉痛・関節痛・発熱などが現れることがあります。接種直後よりも翌日に痛みを感じている方が多く、倦怠感や発熱などは1回目より2回目接種時の方が起こりやすいといわれています。

接種後の体調不良についてはかかりつけ医・ワクチンを接種した医療機関・市町村や都道府県の窓口が相談先となっています。

通常は1回目の接種後、3週間の間隔で2回目の接種を受ける必要があります。
1回目のワクチン接種後に現れた症状の種類によっては2回目の接種を受けない方が良いこともあります。接種後に気になる症状が現れた方は、2回目を接種するかどうかも含めて、かかりつけ医や接種した医療機関にご相談ください。

ワクチン接種後2週間程度で免疫ができると考えられますが、接種後も基本的な感染予防対策(マスクの着用・手洗い・咳エチケット・3密の回避等)は継続が必要です。

《ワクチン接種最新情報について》

ワクチン接種に関する情報は日々更新されていますので、最新の情報については厚労省やお住まいの自治体のホームページ等でのご確認が必要となります。今回は接種時の注意点など、今後も大きな変更はないと考えられる点についてお伝えしました。

鶴巻温泉病院 薬剤科


おうちの栄養サポート!~訪問栄養の紹介~

2021.04.19

 患者様・ご家族から退院後の食事が不安という声をよく伺います。例えば「噛む・飲み込む力が弱くなったので食事の工夫の仕方を教えて欲しい」「痩せてしまった体重を増やしたい」「(経管栄養の方でも)最期まで口から食べたい」などがあります。

 当院の栄養サポート室ではご自宅の栄養や食事を支援するための訪問栄養というサービスを行っています。訪問栄養では対象者の栄養状態の評価をはじめ、低栄養予防・改善のための食事のアドバイス、個々に応じた食事の形や量の提案、経管栄養の方が口から食べる支援などを行っています。

 当院を利用された方はもちろん、入院歴がない方でも訪問栄養をご利用頂くことができます。ぜひ病棟の管理栄養士または栄養サポート室にお声掛けください。


栄養サポート室  0463(78)1311(代表)

訪問栄養食事指導 クリックで拡大表示(PDF)↓
訪問栄養食事指導 退院後の食事・栄養管理に不安なことはありませんか?


患者様同士の交流を深める取り組み

2021.02.19

 当病棟では、患者様の希望に合わせて、患者様同士の交流を支援しています。筋萎縮性側索硬化症や多系統萎縮症、気管切開術後の脊髄損傷患者様など、発話でのコミュニケーションが困難となる場合、代償手段を使ってコミュニケーションをとります。

 今回の交流会ではスタッフが間に入り代償手段の一つである透明文字盤を使用し、患者様それぞれの自己紹介や趣味、病気の経過、今後のことで心配に思っていること等を語り合いました。

 参加された患者様からは、「同じ病気の人と初めて会えた」「すごく励まされて、心のリハビリになりました」との感想を頂きました。同じような問題を抱えた人との出会いや語り合いは、問題を持っているのは自分だけではないことや互いに助け合えることを知るきっかけになります。

 感染予防のため少人数で短い時間での交流会でしたが、語り合うことで、一緒に泣いたり笑ったり穏やかな時間が流れていました。患者様の笑顔を引き出すためにも、これからも患者様同士の交流を支援していきたいと思います。

※患者様・スタッフ共にマスクを着用し、少人数で距離を空け、感染対策を徹底しています。
※患者様・スタッフ共にマスクを着用し、少人数で距離を空け、感染対策を徹底しています。

入院の受け入れについて

2020.12.26

障がい者・難病リハビリ病棟では、リハビリ入院、在宅サポート入院、長期療養入院の3つの機能を持っています。主に神経・筋疾患の難病(パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症、進行性核上性麻痺、多系統萎縮症等)のご入院が8割程度です。特徴や詳細は以下の通りです。

障害者施設等病棟 2階東病棟 55床


●リハビリ入院
特徴 集中的なリハビリテーション、栄養摂取方法の検討、栄養状態の改善等を行ない、退院に向けた準備を支援します。
リハビリテーション 原則平日のみ実施、当院の医師の判断でご状態に合わせたプログラムを実施します。
入院期間 約1~3ヵ月
●在宅サポート入院(レスパイト入院)
特徴 患者様の在宅療養をバックアップすることが目的です。介護をされているご家族の休息も目的のひとつです。
リハビリテーション 平日のみ(入院日と退院日はありません)
入院期間 7日以上~30日以内(平均1~2週間程度)

特殊疾患病棟 2階西病棟 60床


●長期療養入院
特徴 安心、安全に配慮し、心安らぐ状態での入院生活を支援します。
リハビリテーション 週1~2回程度、お身体の維持を目的に実施します。
入院期間 当院の医師の判断によります。

2階西病棟「患者様とご家族の思いをつなぐ取り組み」

2020.12.04

特殊疾患病棟は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)やパーキンソン病などの難病患者や重度意識障害者が8割以上を占める長期療養を目的とした病棟です。

私たち看護・介護職員は、「声にならない声に気づき、心に寄り添う看護・介護を提供します」をミッションに掲げ、日々患者様のケアを行っています。

 現在、当院は新型コロナウイルス感染症対策として面会禁止状態が続いています。患者様とご家族が半年以上面会できない状況で、心配や不安を抱いていらっしゃることだと思います。

 そこで、患者様とご家族の思いをつなぐ取り組みとして、5月は職員の担当変更のお知らせと、患者様と共に撮った写真とメッセージカードを添えて配送しました。6月頃よりWEBを活用した面会が始まり、予約はすぐに埋まってしまう状況です。9月は面会できないご家族に少しでも患者様の様子を伝えたいという思いから、近況報告のカードと写真を添えて送りました。

 ありがたいことに多くのご家族より返信や温かいお言葉をいただき、職員一同新型コロナウイルスに負けないように奮起し頑張っています。

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メッセージカードと手紙

新型コロナウイルスが早く終息することを願いつつ、「看護・介護職がチームのキーパーソンとなり患者様・ご家族の思いをつなげる」という活動を今後も継続していきます。

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