院長ブログを開設いたしました
「院長通信」に掲載している患者さん・入所者さん、ご家族の方々・職員へのメッセージをブログ形式で毎月1回掲載いたします。医療機関や介護施設の皆さまにも、「院長ブログ」を通して当院の取り組みをお伝えできればと思います。
鶴巻温泉病院 鶴巻温泉病院介護医療院
院長 鈴木 龍太
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鈴木院長執筆記事
blog_23 被災地支援 現地ボランティア報告
被災地支援 現地ボランティア報告
東日本大震災に際し、鶴巻温泉病院のスタッフも数名が現地ボランティア活動を行いました。報告書の一部を掲載します。
- 栄養科支援報告 栄養科 管理栄養士 清水 紗弥香
活動期間:平成23年5月14日~16日
拠点場所:宮城県石巻市、女川町、桃生の避難所
内容:栄養アセスメント、炊き出し
行政、各ボランティアの活動が連携なく、同じようなアセスメント・聞き取り調査をしていました。そのことで被災者の方々の心を深く傷付けている現状がありました。今回の活動で重要な事は、活動の継続とチームケア構築だと思います。
また、地震や津波で、家族、家、職、宝物を失った悲しみを堪えながら、前に進もうとしている被災者の姿・言葉はとても重く感じ、無力さを痛感しました。
現地に行って、はじめて知った言葉は「被災太り」です。糖質・脂質(揚げ物やお菓子)を摂ることが多いこと、次に大きな地震が起きたらいつ食べられなくなるか分からない不安から、地震が起きる度に食べてしまい「被災太り」が起きるそうです。
今の私にできることは、実際に見た「現実」を言葉にして伝えていくことであり、栄養士として、人として「支援とは何か」について真剣に考えていきたいと思います。東北の方々が明るく、笑顔いっぱいの生活に戻る日を願います。
blog_21 患者さんの「笑顔」や「ありがとう」がわたしたちの力に
鶴巻温泉病院では年に1回学術研究発表会を行います。
今年は3月6日に伊勢原市民文化会館で第22回の発表会を行いました。20題の演題が発表されましたがどれもすばらしいものでした。昨年から賞を出していますが今年受賞した発表を紹介します。
病院長賞:5階南病棟 齋藤拓、内田太一
「当病棟の汚物庫に於けるコーヒー豆による消臭効果の検証」
病棟ではオムツや排泄物の臭いが気になりますが、その臭いをコーヒーを淹れて残った豆を使って消臭できるかという研究です。
臭いのセンサーを導入して科学的に測定し、コーヒー豆440gを使用すると消臭効果が十分で、しかもコーヒーの臭いも気にならず理想的であると結論付けています。臭いという定量の難しい現象を科学的根拠を持って論じたことと、すぐに実行できること、さらに廃物利用で地球に優しいことが高得点の理由です。
blog_20 新しく就職された皆さんおめでとうございます
この度の東日本大震災により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被害を受けられた皆さま、そのご家族に、心からお見舞いを申し上げます。
東日本大震災の被災者の皆様への義援金に関する報告です。鶴巻温泉病院職員からの義援金が総額67万600円となりました。これに今まで患者さま・ご家族から頂いた病院への寄附金から追加をしまして総額100万円とし、寄附を行うことに致しました。ご協力ありがとうございました。
鶴巻温泉病院に新しく就職された皆さんおめでとうございます。
大震災、原発事故とまだまだ日本の未来が見えていません。でも皆さんは新しい人生の一歩を踏み出しました。日本人は忍耐強さと団結力があり、世界でも尊敬を集めています。また緻密で真面目、周りを思いやる優しさがあることも自慢できます。その日本人の一員であることを自覚し、その気持ちを新しい職場で生かしてください。
「同じく新人の三家本洋子(みかもとようこ)副院長兼看護部長」(写真右)
患者さんから頂いた感謝の言葉を少し抜粋してみます。
blog_19 平成23年度「鶴巻温泉病院 方針と目標」を決めました
- 患者さんに選ばれる病院
- 職員が働いていることを自慢できる病院
- 時代にあった慢性期病院として進化する病院
1.患者さんのQOL向上
- 良質の診療・リハビリ・ケアを受けることができる
- 病院へお見舞いに来る回数・人数を増やす
2.職員のQOL向上
- 就職したくなる病院にする
- 対外的な認知度(ブランド力)を上げる
3.チーム医療の質的強化・推進
- 慢性期医療協会の認定審査を受ける
- お互いが良いコミュニケーションをとり、協力し、研鑽し合っている
- 学会発表・論文発表を増やす
平成22年度の方針は「スーパー鶴巻温泉病院を実現しましょう」(院長通信2010年3月号)でした。
blog_18 病院の実力 2011 小田急ステッカー「夢」
病院の実力 2011
2月10日発売の「病院の実力2011」(読売新聞社)に当院の紹介記事がでています。
タイトルは「充実のチーム医療により時代が求める慢性期医療を実現。進化するリハビリテーション病院 鶴巻温泉病院」となっています。(記事はPDFファイルでご覧いただけます)
162ページ以降には院長通信 2010年5月号で紹介した回復期リハビリテーション(リハ)病棟に関する全国統計が出ていますが、統計は2009年の統計なので少し古く、当院では現在206床(全国4番目)で、日曜も含めた365日リハを実施しています。回復期リハは脳卒中や大腿骨骨折などで発症または手術から2ヶ月以内の患者さんが入院できます。3-6ヶ月の入院中に集中的なリハを行い、自宅へ退院できるようにすることが目的です。
当院の回復期リハ病棟は規模の大きさ以外にも幾つかの特徴があります。