院長ブログを開設いたしました
「院長通信」に掲載している患者さん・入所者さん、ご家族の方々・職員へのメッセージをブログ形式で毎月1回掲載いたします。医療機関や介護施設の皆さまにも、「院長ブログ」を通して当院の取り組みをお伝えできればと思います。
鶴巻温泉病院 鶴巻温泉病院介護医療院
院長 鈴木 龍太
院長ブログバックナンバー 目次はこちら
鈴木院長執筆記事
blog_36 1.お客様満足度調査 2.小田急線のステッカー
1.お客様満足度調査
鶴巻温泉病院では毎年秋に入院されている患者さま・ご家族に満足度調査をさせていただいています。2011年度も11月に実施しました。
患者さま36名 ご家族547名の総数583部配布し、306部(回答率52.5%、患者さま36名、ご家族270名)の回答がありました。
24項目を「4:非常に満足、3:満足、2:不満、1:非常に不満」の4段階で評価していただきました。ここでは「普通」や「まあまあ」という評価はありません。中間の評価があると、ついそこに〇をしてしまいますので、満足か不満かの2択にさせていただきました。今回はこの結果の一部を報告させていただきます。
※クリックで拡大表示されます。↓
以前から90%程度の総合満足度がありましたが、2011年には92.7%と更に高くなっています。特に「非常に満足」の比率が高くなっているのが嬉しいことです。
職種別満足度平均点を高い順の10位までグラフにしました。職種の横にある数字が平均点です。「非常に満足」の評価が増えれば増えるほど平均点は上がります。更に高い評価を得られるように頑張りましょう。
ただし患者さまに接することが少ない職種は、評価がしにくいので、低い評価になりがちです。その点は職種によって事情が少し違うと考えてください。※クリックで拡大表示されます。↓
グラフには出しませんが、療養生活・環境の項目で不満足度の高いものは
- 1位 駐車場(不満足42%)
- 2位 臭気(不満足29%)
駐車場に関しましては確保に努力をしておりますが、なかなか難しいことをご理解下さい。臭気に関しましては、従来から
- 排泄物の処理カートに蓋をする
- 院内の空調機にフィトンの脱臭剤を置く
- 汚物処理室でオゾンによる脱臭をする
blog_35 1.平成23年度下半期病院賞 2.個人的なことですが
1.平成23年度下半期病院賞
平成23年度下半期の病院賞が以下のように決定しました。受賞者の皆さんの功績に敬意を表します。
金賞は施設管理室室長の清水昭男さんでしたが、清水さんは鶴巻温泉病院創設時のメンバーです。32年間の功績を称えて病院創設者の荒井喜八郎会長が表彰状を授与しました。
平成23年度下半期病院賞 ※クリックで拡大表示されます。↓
2.個人的なことですが
先日病院の皆さんで私の還暦のお祝いをしていただきました。ありがとうございます。その際皆さんが私の似顔絵を描いてくださり、コンテストをしてくれました。
あまりに素晴らしいイラストなので、この場で掲示します。描いてくださった皆さんありがとうございます。大切にします。どれも特徴を良く捉えていて、見ていて楽しいです。
似顔絵イラスト 全作品
blog_34 1.入院して良かったと思える病院へ 2.色紙の第二報
1.入院して良かったと思える病院へ
患者さんのご家族が投稿して下さったお褒めの言葉が神奈川新聞の5月31日朝刊に掲載されました。ありがとうございます。(記事は神奈川新聞社提供)
小室さんは病院リハビリ職員の対応に満足されて、鶴巻温泉病院を良い病院だと思って下さいました。
でも入院前にはその病院が良い病院かどうかはなかなか分からないものです。建物の立派さや、病床の多さでは分かりません。有名なスーパードクターがいても、それだけで良い病院とは限りません。
鶴巻温泉病院ではスタッフそれぞれがプロとして研鑽・向上してチーム全体で良い病院(スーパー病院)になることを方針としています。
病院の質を評価するのに臨床指標があります。例えば「肺がん治療の5年生存率」など、その病院で治療やケアの結果等を示すものです。
鶴巻温泉病院は手術をする急性期病院ではなく、高齢者やリハビリのための慢性期病院です。その場合の指標は少し違ってきます。
今回、当院も会員である日本慢性期医療協会が慢性期医療に関する臨床指標をまとめ、全国40病院の平均値(2011年7月から12月の平均)を出しました。
そのうち幾つかを表にしました。
全国平均の下に鶴巻温泉病院のデータを出しました。病棟種類ごとに分かれています。鶴巻温泉病院の数字は任意に選んだ一つの病棟の数値で全病院の平均ではありません。
blog_33 1.看護師国家試験 2.長嶋終身名誉監督
1.看護師国家試験合格おめでとうございます。
高橋美鈴さん、加瀬恵さん 看護師国家試験合格おめでとうございます。
准看護師として当院で勤務していた高橋美鈴さん、加瀬恵さんが今年看護師国家試験にみごと合格し、晴れて看護師になりました。高橋さんは20年、加瀬さんは17年当院に勤務しています。
看護師になるためには准看護師の資格を持っていても3年間学校へ通わなくてはいけません。学校は昼間ですから、その間 土日や夜間の勤務をしながらの勉強です。
二人とも3人の子育てをしながら勉強を続けました。写真でも分かりますが、普段は「やんちゃ」なイメージです。真面目に勉強している姿など見られたくないのだと思います。でもちゃんと勉強して国家試験に合格しました。
本当に感動しました。皆さんも是非二人を見習って目標を達成してください。
夢があるから、がんばれる
2.長嶋茂雄終身名誉監督から色紙を頂きました。
blog_32 1. 入職式 2. 病院賞募集
1.入職式
4月になり鶴巻温泉病院に総勢61名の新人が入職してきました。皆さんおめでとうございます。若い人たちの希望にあふれた気持ちとエネルギーを大切にして、鶴巻温泉病院の力にしていきたいと思います。
鶴巻温泉病院は昭和54年11月16日に180床の病院として開院し、32年経ちました。今年4月に創設者である荒井喜八郎理事長が退任し、会長になりました。新しい理事長には当院の前院長である、藤田力也氏が就任しました。
新人に祝辞を述べる荒井喜八郎会長
新人職員総代から宣誓書を受け取る藤田力也理事長
荒井会長は新人への祝辞に以下のような話をしました。
『皆さんは医療に関わる職業を選んで本当に幸せである。皆さんは患者さんに対して、自分のできることを提供するわけだが、それに対して患者さんが心から「ありがとう」と言ってくれることがある。場合によっては涙を流して感謝してくれることもある。
自分にとって当たり前の仕事をして、相手に心から感謝される職業などめったにあるものではない。そういうすばらしい職業を選んだことを自覚し、誇りを持って鶴巻温泉病院で働いて欲しい』というものです。
blog_31 1.最後の場所 2.学術研究発表会
1.最後の場所
3月11日で東日本大震災から1年が経ちました。それぞれの人がそれぞれの思いでこの日を迎えたことと思います。地震で直接亡くなった方は15854人、行方不明者は3155人(平成24年3月14日現在)ですが、それとは別に長引く避難生活などで体調が悪化して亡くなる震災関連死と認定された人が1438人でした。ご冥福をお祈りいたします。また私事ですが先日92歳の父が亡くなりました。そんなわけで最近「人の死」を考えることが多くなっています。
皆さんは「ご自身の最後の場所」を決めていらっしゃいますか?
厚労省の統計によると(図1) 1951年には80%以上の方が自宅で亡くなっていましたが、最近では完全に逆転して殆どの方が病院で亡くなっています。