中央材料室 五十嵐 里美
2018年6月に第1種滅菌技師の資格を取得しました。この資格は、日本医療機器学会の専門認定制度の1つとして2003年に発足し、全国で有資格者が365人(2017年)、2000年に発足した第2種滅菌技士は全国で7000人を超えています。
第1種滅菌技師の役割は、医療機関における滅菌工程(滅菌器使用での流れ)や滅菌方法が最適かどうかを検証する一連の業務を担うことと位置づけられています。
私自身は、今回、第1種滅菌技師の活動の第一歩として、まずは院内で滅菌学習会を7月26日に開催しました。各部署より23名の参加があり、滅菌物の払い出しの流れや感染制御の面で重要視されている「滅菌保証」について、できるだけ現場の目線で説明しました。
その中で、滅菌保証に係る器材返却時の良い例・悪い例を実際の写真を使って提示しました。スライドを見ていた参加者からは、「えぇ~!」「ウソぉ~?!」など驚きの声が洩れ、私自身は手応えを感じました。
今後も学習会を継続し、1人でも多くのスタッフに滅菌保証への関心を高めてもらえるよう、わかりやすく発信していきたいと思っています。
※スタッフには、写真公開の同意と許可を事前に得ております。